銀行融資対応で「プレゼンをしよう。」とは考えなくていい

「プレゼンしないと銀行融資は受けられないんでしょ。。。」とは考えすぎなくていいものです。


ここがどこかわからなくていい@ひとがめちゃくちゃ多かった東京駅。


プレゼンを意識するだろうけど


「分厚い決算説明資料を持って行き、長尺のプレゼンを。。。」といったことを銀行融資の申込みを考えている際には検討したりするものでしょう。

たしかに銀行員とすると、

「融資を受けたい。」という言葉だけで何の資料もなければ判断には困るものです。

「また冷やかしか。。。」などと。

なので、銀行融資の申し込みをする際には決算書や直近の試算表などの最低限の資料は必要だといえますし、

「資金使途、融資希望金額、融資希望日、返済方法、保全。」といったものは伝えたほうがいいといえます。

このような融資の申し込み理由がわかることによって、銀行員は真剣な融資の申込みだと捉えて審査を進めてくれるといえるからです。



銀行融資対応で「プレゼンをしよう。」とは考えなくていい


銀行融資対応において「プレゼンを。。。」と力を入れすぎるよりも大切なことがあるものです。

銀行員は聞きたいことだらけだから「質問に答える」が大切

銀行融資の申込みをする際には「融資が必要な理由。」を銀行員に伝える必要はあるものです。

だからといっても「理由を伝えたんだからあとはそっちで処理しといてよ。。。」という態度を取られるのは銀行員としても厳しいものだといえます。

銀行員が融資案件を進めていく際には、

「支店内部や本部、信用保証協会の担当者などの関係各所。」に今回の融資を実行したい理由を伝えていかなければならないからです。

その関係各所に明確な意図を伝えていくためには、

「担当者として感じる疑問を解消しておきたい。」と思ったりするといえます。

にも関わらず「社長がひたすらプレゼンをしているだけで質問に答えない。」となっていると疑問点が解消できないということを銀行員は考えてしまうものです。

それこそ、あまりにも長いプレゼンだと「次の予定まで、もう時間が。。。」などとそのプレゼンを聞いていなかったりもするといえます。

なので「プレゼンを。。。」というよりも「質問をしてもらう。」というスタンスで銀行融資対応を行っていきましょう。

「運転資金で1,000万円を。。。」という申込みに対して、銀行員というのは質問事項が湧いてくるものです。

その際に「完璧に説明しているのに質問をしてくるなんて。。。」という態度を取る社長よりは、

質問に対して真摯に答えてくれる社長の方が「じぶんが精一杯支援をしよう。」と銀行員は考えるといえます。

自信がない質問は後日対応でいい

「突っ込まれたらやばいから入念なプレゼンを。。。」といったことを考えたりするものでしょう。

「だからこそ、突っ込まれないために完璧なプレゼンを。」となるのかもしれません。

ただ、銀行員というのは融資申込みに対して「今日この場で解決しよう。」といったことは考えていないものです。

「改めて決算書や預金口座を調べなきゃなぁ。」といった事務的なことを考えるものですし、

「課長に相談しなければ。。。」といった銀行の内部事情に対して思いを巡らせたりする場合もあるといえます。

ときには「今月は融資案件が多いから来月に。。。」などとも考えているかもしれません。

なので、質問をしながら「後日確認してみます。」と言われても何の不信感を銀行員は持たないといえます。

むしろ「決算書のこの金額なんですけど。。。」などと銀行員の方も申込みの際に質問をしてこなかったことを日を改めて聞いてくるものです。

「その場で答えられないと社長失格。」といったことはなく、曖昧な記憶であればじっくり確認してから答えていいのです。

「今日申し込みを受けたから明日には融資実行。」というスピード感が銀行にはないように、

「社長には即答してもらいたい。」といったスピード対応を銀行員は考えていないといえます。

税理士やコンサルにプレゼンさせすぎてはいけない

「プレゼンに自信がないから専門家を連れて行こう。。。」といったことを考えたりする場合もあるものでしょう。

たしかに、専門家に補助的な役割としてその場にいて欲しいという気持ちはわかるものです。

とはいっても「社長以上に専門家のひとが話しすぎている。」ということは銀行融資対応においてやってはいけないことのひとつだといえます。

それこそ、同席している専門家のひとが話しすぎていると「うるさいなぁ。。。」などと銀行員は考えたりもするものです。

だからか「一時的に席を外してもらえませんか。。。」といったことや、

「社長とだけ話したい。。。」などと専門家の同席を嫌がる銀行員もいたりするといえます。

「なぜ、専門家の同席を嫌がるのか。」といえば銀行員というのは社長の言葉を聞いて、社長に質問して、社長からその答えを聞きたいからです。

なので、専門家を同席させるとしても話す割合は「社長9:専門家1」くらいにすべきだと意識しておきましょう。

「細かい数字に不安が。。。」といっても、銀行員としてはその場で解決できなくても後日答えてもらえればいいと考えているのです。

イケてるプレゼンができなくても、資金使途や融資希望金額に違和感がなければ銀行員は前向きに捉えてくれると考えて質問に答えるのはじぶん自身だと考えていきましょう。


まとめ


プレゼン力よりも質問を聞くといった力を意識すると銀行融資対応がスムーズにいくといえます。


【おわりに】

Netflixで配信されているデビッド・ベッカム(元サッカー選手)さんのドキュメンタリーを観ています。

このドキュメンタリーを観ていて、

「日本のマスコミがぁー。」「日本人がぁー。」みたいな論調に違和感を覚えるという。

イギリスのマスコミやスペインのマスコミ、イギリス人も同じような感じだよなぁと。。。


【一日一新】

横浜地方法務局 相模原支局

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