銀行融資を受けたら顧問税理士に渡すべき書類3つ


スタッフが渡したい本(17歳〜とフラット登山は見切れているぼくも読んだ)。


銀行融資を受ける際には金銭消費貸借契約を結ぶ


「ホント、助かったぜ。」などと胸を撫でおろすともいえる銀行融資を受けたあと。

もしかすると「しばらくは、決算書の内容なんてどうでもいいや。。。」と、業績管理すらも興味がなくなったりもするものかもしれない銀行融資を受けたあと。

それこそ「あの銀行員とも異動するまで会うことはないだろう。」とも感じたりするものでしょう。

とはいっても、融資実行の実行までは手が震えるものかもしれません。

特に、銀行融資に関する契約書ともいえる「金銭消費貸借契約書」に押印する際には、力も入ったりするものでしょう。

「これで資金繰りの見通したが立つ。」と。



銀行融資を受けたら顧問税理士に渡すべき書類3つ


銀行融資に関する最重要資料は「金銭消費貸借契約書」だといえるものです。

とはいっても、顧問税理士の方からすると「金銭消費貸借契約書以外の書類のほうが重要なんだよね。」という感覚があるといえます。

そんな顧問税理士の方が重要だと考えている以下の書類は、融資を受けたら渡すとしていきましょう。

返済明細

銀行融資というのは、受けたあとは返済していかなければならないものだといえます。

「日本政策金融公庫の資本性ローンなら返済しなくても良いって聞いたよ。。。」といっても、それは嘘だといえるものです。

資本性ローンだったとしても「返済は必ずしなければならない。」というものだからです。

なので、顧問税理士の方とすると、

「受けた融資は、どういうスケジュールで返済していく予定なのか。」ということが記載されている返済明細(返済予定表)を確認したいといえます。

銀行によっては返済日に、

「元金返済分と支払利息分がわかれて記帳されているから、返済明細はいらないっしょ。」と感じるかもしれませんが渡していきましょう。

それこそ、決算の際には、

「会計上の借入残高と返済明細上の融資残高が一致しているか。」といったことを顧問税理士の方は目視して確認したいものなのです。

「返済明細を銀行から受け取ったら顧問税理士の方にもスキャンして共有する。」といったスタンスが望まれるといえます。

融資計算書

「銀行融資を受けると、やたら小さい書類を受け取るけど、この書類は重要じゃないから捨てていいよね。。。」と感じたりするものかもしれません。

「金銭消費貸借契約書の控えや返済明細とくらべると重要性が低そうだし。」と。

とはいっても、そのA2サイズの小さな書類である融資計算書といったものを顧問税理士の方は欲しているものです。

「印紙代はいくらで、融資実行手数料はいくらで、支払利息はいくらで。。。」といったことが記載されているからだといえます。

「それぞれの金額は、融資実行の際に預金通帳に別々に記帳されているけど。」とも感じるかもしれませんが、顧問税理士の方とすると目視したい書類なのです。

それこそ、元銀行員とすると、

「あの伝票を起票することで融資実行のオペレーションもここまで来た。」などと感じるおもいで深い書類である融資計算書。

それとともに「まだあんな1990年代みたいな実行オペレーションなのか。。。」とも感じる書類が融資計算書だといえます。

「これは捨てていいよね。。。」といったことではなく、スキャンして共有していきましょう。

信用保証決定のお知らせ

「信用保証協会の支払保証を付けて銀行融資を受けると、融資金額が満額振り込まれない。」ともいえる信用保証協会付き融資。

たしかに「かなりの金額が天引きされるから協会付きは嫌いなんだよなぁ。。。」という気持ちは理解できるものです。

「銀行融資を受けたけど、希望金額が振り込まれなかったんですけど。。。」

といったクレームを銀行員時代も税理士時代も受けたことがあるので、天引きしないでくれとも感じるものです。

そんな「天引きされた金額の明細。」も顧問税理士の方は欲している書類だといえます。

「信用保証決定のお知らせ」などという書類が天引きされた金額の明細書なのです。

これを確認することで信用保証料の経理がおこなえるものですし、融資制度や信用保証協会からの評価も確認できるちょっとした重要資料だといえます。

なので、この書類もスキャンして共有するようにしていきましょう。


まとめ


どの書類も顧問税理士の方は必要とするものですが「コピーを郵送で。」などということではなく、スキャンなどで渡していきましょう。


【おわりに】

「生きづらい明治社会 不安と競争の時代 」という本を読んでいて、明治社会は江戸時代から明治時代に変わり社会変容が目まぐるしい時代だったと。

このような「いまは変化が激しい時代。」という状態って、いつの時代もそうなんだと思っています。

「いまの時代だけが激動で大変!」ということではなく、いつの時代も価値観が激動していくんだなぁと感じられた1冊だったり(ちょっと著者の方の思想がとも。。。)。


【一日一新】

ローソン よくばり合体メシ ドライカレー&ナポリタン

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