ひとり事業は「人口減少に備えられている。」として事業展開を誇ってもいいのかもしれない

「人口が減少していくことに備える。」ということにも、ひとり事業は強みを発揮するんじゃないかなぁと。


伊豆半島からの海。


右肩上がりの数字を課される違和感はあった


「本部から挙がってくる数値目標は毎期(半年ごと)右肩上がり。。。」

「今月の数字を達成しても月が明けたらまたゼロスタート。。。」

などということが働く職種によってはあったりするものかもしれません。

わたしも銀行員時代には、

「時代は直接金融やオーバーバンキングって言われてるのに、なぜ数値目標は毎期右肩上がりになるんだ。。。」

などと「業界シェアの維持や売上高の増加を追う。」という組織の姿勢に違和感を持っていたものでした。

たしかに「前年を少しでも上回る。」とした数値目標にしないと、

本部の仕事として面目が保たれないのでしょうし、世の中はそういうものだと諦めてはいましたが。。。

それでも「IT化が進めば銀行員の大半はいらなくなるでしょ。。。」

などということを感じながら働いていたので「右肩上がりの数値目標。」が毎期課される状態には違和感があったものでした。



きっと右肩下がりが常識となる


「未来を予測することは不可能。」だと言われることも少なくないかもしれませんが、

「ほぼ外すことがない未来予測。」だといわれている人口動態。

たとえば、20年後の20代前半の人口は「20年後に20代前半となるひとたちの人口を確認すればいい。」ということ。

それによると「今後20年で20代前半の人口は約26%減る。」とのことです。

すると「若いひとが20年で3/4になる。」のが必須だとすると、

「右肩上がり。」というのは、さらに難しくなると考えられると思うのです。

また「消費者の4割を高齢者が占める時代が来る。」などということからも、マーケットは確実に縮んでいくということが確かなんだろうなぁと。

そのようなことが見込まれていくなかでは、

「魅力的な組織をつくっていれば訴求力を発揮できる。」ともいえないように感じます。

そして「イケるところまで行く。」などという考え方も危険なんじゃないかなぁと。

たしかに「イケるところ。」というのは、ひとによって定義はそれぞれなのかもしれませんが、

「売上高で〇〇円まで行く。従業員数で〇〇人までは目指す。業界シェアで。。。」

という旧来の価値観に基づいているのであれば、予測確実な未来では敗者のゲームともなったりしそうですし。。。

なので「目に見える数字だけを追った生き方。」というのは、時代からもはじき出されていくような感覚があったりするといえます。


ひとり事業は簡単ではないだろうけど


「人口も減少するし、それ以上に若いひとが減っていく。」という未来が確実なのであれば、

「ひとを雇う。」というスタンスよりは「ひとを雇わない。」と考えてビジネスモデルを構築するのがひとつの手だといえます。

それこそ「誰かを雇ってやらせればいい。」という仕事ほど、

「減っていく若いひと」はやりたがらないでしょうし、そのような仕事はいずれAIなどで代用できてしまうのかもしれません。

その未来予測が視界に入っているにも関わらず、

「ひとを雇ってやらせる。」というスタンスで事業を営んでいると時代に取り残されてしまうでしょう。

たしかに「ひとを雇わない。」ということには、壁もあるものです。

たとえば「仕事のベースを紙と電話。」にしていたら、

「発信して見つけてもらう。」という活動に時間を割くことは難しいといえます。

なので「何なら毎日リスキリングが必要。」だといえる、

「修行の日々を過ごさなければならない。」のもひとり事業には必要なのかもしれません。

それでも、日々鍛錬を重ねている最小限組織のひとり事業であれば、方向転換への舵を切るのも速いでしょうし、時代の流れにも敏感になれるはずです。

「人口が減りマーケットも縮む。」

ということが確実だからこそ「旧来にはない価値を生む。」ということが今後はますます必要になるものでしょう。

そのような時代が近づくにつれて「ひとり事業でやっててよかった。」となるんじゃないかなぁと。


まとめ


河合雅司さんの本に影響されて人口動態について書いてみました。


【おわりに】

喉の痛みもなくなり快調になりました。

体調が悪かった数日間、

「ブログやめようかなぁ。。。」と真剣に考えましたが何とか更新できてよかったです。


【一日一新】

のどぬーるスプレー

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