銀行員に業績報告する際には「15分、同じ内容、担当者を飛ばさない。」が大切

銀行員に業績の報告などをする際には「15分で終わらせる。どの銀行にも同じ内容。担当者を飛ばさない。」といったことを意識してその打ち合わせに望むといいものです。


寄り道も時間を決めて行う@大さん橋付近。


業績報告は15分で終わらせる


「決算報告会はホテルで行ったほうがいい。」

「業績報告は1時間みっちりと。」といった銀行融資対応へのアドバイスを受けたりしたことがあるかもしれません。

たしかに、ぞんざいな対応をされるよりは気合いを入れた対応をされたほうが銀行員も嬉しいものです。

とはいっても「決算報告を聞くために午前中を潰してわざわざホテルに行くのかよ。。。」

「この社長の業績報告は話が長い。。。」といったことを感じていたりするといえます。

ましてや銀行員というのは、担当している件数はそこそこ多いといえる職業。

税理士業を営んでいると「1日に3社以上のアポが入っているとめっちゃ疲れる。」と感じるものですが、

「毎日、10社程度のお客様と会う。」というのは日常風景なのが銀行員だといえます。

そんなタイトなスケジュールで動いている銀行員のためにも「業績報告は15分。」と決めて打ち合わせに望むようにしましょう。

「気合いを入れての1時間。」ともなってしまうと担当の銀行員も飽きてくるものですし、上司の方が同席することは徐々になくなってくるものです。

だからこそ「あの社長は話がコンパクトでいい。」と銀行員に印象付けるためにも、アポ取りの段階から必要時間を指定して15分で終わらせるようにしましょう。

「税理士とは毎回1時間は打ち合わせしている。」などと感じていたとしても、銀行員からすると1時間は長すぎるので15分程度がちょうどいいと考えたほうがいいのです。



どの銀行にも等しく同じ内容を伝える


銀行融資を複数の銀行から受けている場合には、その業績報告もすべての銀行に行ったほうがいいものです。

「メインバンクには業績報告をするけどサブバンクにはしない。」といったことはやってはいけないことだといえます。

それこそ「100万円しか融資を受けていない。」というようなシェアが極端に低い銀行にも、15分間の業績報告は行っていきましょう。

そして、業績報告の順番は融資シェアが最も大きいメインバンクから行うのがいいものですが、

その際に「メインバンクには話しているけど、他の銀行には話さない。」というような銀行によって伝える情報を変えるということはやってはいけないものだといえます。

たとえば、メインバンクには「半年後に設備の更新を考えている。」と伝えて、

サブバンクには「当面設備投資の予定はない。」などと内容を変えるのは良くないものです。

融資シェアに濃淡があったとしても「半年後に設備の更新を考えている。」といったように同じ内容をどの銀行に対しても伝えることを意識していきましょう。

銀行というのは他行の動きを社長が考えている以上に気にかけているものです。

そのようななかで「〇〇銀行から設備資金を受けている。」ということが発覚すると、

「毎月業績報告をしてもらっているけど、設備投資の話なんて一切聞いていなかったぞ。」などと聞いていなかった銀行の担当者はへそを曲げてしまうといえます。

また、地方銀行や信用金庫の支店長などは意外に地域間の結びつきも強く、

「〇〇銀行の支店長から聞いたんだけど、あの会社近々設備投資を考えていることを聞いていたか。。。」などと他の銀行との付き合いで情報が漏れ伝わることもあったりするのです。

なので「どの銀行にも平等に同じ内容を伝える。」ということは銀行融資対応のキホンとして意識をしていきましょう。

伝える内容に不安があるなら、伝えるべき内容を事前に資料としてつくるのもありだといえます。


担当者を飛ばさない


業績報告をする醍醐味のひとつが「銀行員とのコミュニケーションを深められること。」だといえるかもしれません。

銀行員は「毎日、10社程度のお客様と会う。」といっても、実のある話をできない歯がゆさを感じていたりするものです。

「今日は天気の話くらいしかしていないや。。。」などと。

なので「業績報告を行いたい。」という社長からの連絡はありがたいものだといえます。

「時間はだいたい15分くらいを目処にするから。」などと言われると、社長の老練さを感じるものです。

そんな業績報告の意図としては「いつもの担当の銀行員ではなく支店長や融資課長などの役席ともコミュニケーションを深めたい。」というものもあったりするものでしょう。

だからといっても、業績報告を行いたい旨を担当の銀行員に伝えることなく「旧知の役席に伝える。」ということは避けるべきだといえます。

なぜなら、融資案件やさまざまな要件に対して窓口となるのは担当の銀行員だからです。

融資案件というのは担当の銀行員が稟議書を書き、役席や本部の人間、ときには信用保証協会の担当者とやり取りをしているのです。

にも関わらず「じぶんが知らない間に業績報告会が行われていた。」となると担当の銀行員も面白くなってしまうもの。

たしかに、銀行員には2年目にも関わらず腕の立つひともいれば、10年選手でもひどいひとはいるといえます。

それでも「いまの担当はいまいちだから。。。」と担当の銀行員を飛ばすのはやめましょう。

支店長などに同席してもらいたいのであれば、

「今回は支店長に同席してもらいたい。」と伝えていいものですし、そのようなことを言われて嫌な顔をする支店長は少ないといえるものです。

ただ、担当者を飛ばしてしまうとその担当の銀行員はあからさまに嫌な顔をするのです。

そして、担当者を飛ばすことで結果的にその銀行とのコミュニケーションが希薄化されていくこともあったりするといえます。

すると、受けたい銀行融資が受けられずに資金繰りに目詰まりも起きてしまうものですから。


まとめ


今回挙げた「15分、同じ内容、担当者を飛ばさない。」は銀行員に業績報告をする際に意識したほうがいいといえます。


【おわりに】

昨日のお話の続き。

「10兆円をぼくのお金として僕の銀行口座に入金してください。」と口に出してお願い事をしてみたのですが叶う兆候はなかったです。

入金されたらテスラのサイバートラックの購入方法を調べようとしていたのに。。。


【一日一新】

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