銀行融資対応ではメインバンクとの取引でこれを意識したほうがいい3選

銀行融資においては、メインバンクに対して優先した取引を心がけるべきだといえます。


きっとマンハッタンのメイン@エンパイアステートとクライスラー。


銀行融資取引にはメインバンクがあったほうがいい


「銀行融資取引は複数の銀行とすべき。」などというように、

「ある程度の年商になった際には一行取引を避ける。」というのが銀行融資対応の基本だといえるでしょう。

「一行取引」を避けることによって、銀行の融資姿勢の変化や相性の悪い担当者との無用なトラブルを避けられるものです。

ただ「複数の銀行と取引すべき。」などといっても、

「どの銀行とも平等に取引をする。」というように「取引銀行に色を付けない」ことはやってはいけないことだといえます。

それこそ「金利などの条件に応じて取引銀行をコロコロ変える。。。」などとしていると、あらゆる銀行から冷めた対応しか受けられなくなるといえるでしょう。

「あそこの社長は、すぐに肩代わり融資を受けるから真剣に対応するのはやめよう。」などというように。。。

なので、銀行融資取引関しては、

「この銀行が一番特別な取引先。」というように、他の銀行よりも色を付けた取引をするメインバンクをつくったほうがいいといえます。



銀行融資対応ではメインバンクとの取引でこれを意識したほうがいい3選


それでは「銀行融資対応ではメインバンクとの取引でこれを意識したほうがいい。」というものを3つほど挙げていきます。

融資取引をどの銀行よりも一番多く行なう

「じぶんは〇〇銀行をメインバンクだと思っている。」

などということを考えているだけでは、その銀行は「じぶんの銀行がメインバンクだと認識していない。」場合もあったりするものです。

だからこそ、メインバンクからは「融資金額を他の銀行よりも多く受ける。」などというように他の銀行と差をつけるようにしましょう。

「うん、だからメインバンクの融資シェアが一番高いよ。」と考える社長もいるかもしれません。

たしかに、銀行員が「うちがメインバンクかどうか。」と考える判断基準は「融資量のシェア。」だといえます。

融資シェアが低いにも関わらず「当行がメインバンクだよね。」などと考える銀行員というのはいないものです。。。

ただ、たとえばその融資シェアの例として3行取引の場合に、

A銀行40%。B銀行30%。C銀行30%。

などという取引シェアだと「A銀行が完全なるメインバンクだ。」とはA銀行の銀行員は認識しなかったりするともいえます。

「この会社は融資シェアを頻繁に変えそうだなぁ。。。」などというように警戒をしてしまうのです。

なので、メインバンクにしたい銀行には「常に明らかなNo.1の融資シェア(基本的には過半数以上)。」となることを意識して融資を受けておくべきだといえます。

預金取引をどの銀行よりも一番多く行なう

銀行員として悲しいことのひとつが、

「この会社はうちの銀行から融資を受けるけど、預金取引は全然してくれないよなぁ。。。」ということだったりするものです。

それこそ「融資シェアは1位だけど、預金取引がほとんど行われていない。」という場合には、

その銀行からすると「都合よくうちを使っているに過ぎない。」などと、うちはメインバンクではないと考えることもあるといえます。

なので「預金取引」というのも銀行にメインバンクとして認識貰うためには、必要な取引だといえるでしょう。

たとえば「売上や仕入関係の決済口座として使う。」ということを意識すべきですし、

「大口の取引先の決済。」であればあるほどメインバンクにしたい銀行の預金口座を使うべきです。

また「社長や従業員の給与振り込み口座。」としての預金取引もメインバンクで行なうべきだといえます。

さらには「預金額。」もメインバンクのシェアを常に最も多くしておくべきだといえるでしょう。

などというように「預金取引によって銀行からの印象も変わる。」と意識した行動もメインバンクをつくるためには必要だといえます。

情報はメインバンクに最初に伝える

銀行員が営業活動を行っているなかでテンションの落ちる行為のひとつが、

「うちがメインバンクなのに情報が回ってくるのが他行よりも遅かった。。。」ということだといえます。

複数の銀行と取引をしていると、

「たまたま目の前にいた銀行員に重要な取引情報をひとまず伝える。」ということもあったりするものでしょう。

とはいっても「自社の情報」というは、まずはメインバンクに伝えるべきだといえます。

たとえば「新規の設備投資を考えている。」のであれば、まずはメインバンクの銀行員に伝えるべきですし、

「決算報告や事業環境の変化。」などといった事業や業界の動向も、まずはメインバンクに伝えたほうがいいものです。

これらの情報が他行よりも遅いとメインバンクの銀行員からすれば、

「メインバンクとしての面目が潰れる。」ということにもなり、銀行員のやる気が低下してしまうものだといえるかもしれません。

たしかに「融資シェアを考えて今回はサブバンクで融資を受けておこう。」と考えることも場合によってはあるものでしょう。

「だから、メインバンクに伝えることなく進めているんだ」と。。。

そんな場合でもメインバンクの銀行員に対しては、

「今回の資金需要は融資シェアのバランスを考えて、サブバンクの〇〇銀行から融資を受けるつもりだから。」などというように、ひと言伝えたほうがいいといえるでしょう。

メインバンクの銀行員に黙って資金調達するよりはその情報を伝えることで、

「サブバンクでのお借入も進めて貰って構いませんが、条件のいいプロパー融資を追加でうちからも受けませんか。」

などというように、通常よりも条件のいい融資を提案されることもあったりするものですから。

なので、銀行融資対応には「自社が持つ情報。」というものも活用しながら、メインバンクを刺激することも大切だといえます。


まとめ


銀行にメインバンクと認識してもらう取引を心がけていきましょう。


【おわりに】

台風が近づくと「明日学校が休みになるかもしれない。。。」と娘のテンションが上がるのです。

ただ、それほど影響もなく「通常通り学校があることが確定」した娘の悲哀を翌朝に感じるという。。。

わたしも「台風で休校」は、一度くらいしかなかった印象かなぁと。


【一日一新】

あること

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