法人事業概況説明書、固定資産台帳、法人税申告書別表4は銀行員も見ている

「銀行員って言っても、決算書は損益計算書と貸借対照表しか見ていないっしょ。。。」などと考えたくなるかもしれませんが、銀行員は決算書の中身をよく見ているものです。


ぼくは琵琶湖を見ていました。


決算書一式をなかなか貰えないこともある銀行員


「決算書を預かっていいですか。。。」というセリフを何度となく発するのが銀行員だといえるかもしれません。

そんな決算書は「決算書ができあがったから説明に行くね。」という社長もいれば、

「損益計算書と貸借対照表しかいらないよね。。。」などと伝えてくる社長もいるなど様々な反応があるといえます。

そして「頑なに損益計算書と貸借対照表の部分しか渡してこない。」という社長もいたりするものです。

その場合には「あの社長は決算書一式を渡してくれないんですけど。。。」などと、銀行内部でちょっとしたミーティングが繰り広げられていくともいえます。

とはいっても、銀行員が決算書を預かってから行う格付けなどの仕事には「損益計算書と貸借対照表だけ。」ではなく、決算書一式が必要なのです。

「どこまでが決算書一式なの。。。」といえば、税理士の方から受け取った法人税申告書などを含むすべての資料が決算書一式だと考えていきましょう。

この決算書一式を渡さないと「上司共々訪問に来て、ちょっとしたひと悶着になってしまう。」といったこともあり得るものです。



法人事業概況説明書、固定資産台帳、法人税申告書別表4は銀行員も見ている


それでは、損益計算書と貸借対照表以外にも「銀行員はここを見る必要があるから決算書一式を欲しがる。」というものを挙げていきます。

法人事業概況説明書

「この会社のは空欄かぁ。。。」ということや、

「この会社はかなり丁寧に記載されている。」などと会社によってその濃淡がある決算書の資料の一部が法人事業概況説明書だといえます。

「売上や仕入れの月別の金額を把握して以前に貰った試算表と突き合わせる。」

「月ごとの人件費や従業員数を確認する。」

「営業時間や資金サイトを確認する。」などといったように、法人事業概況説明書には銀行員が欲しい情報が詰まっているのです。

とはいっても、この法人事業概況説明書が空欄であったり記載事項が少ない決算書も少なくなかったりするもの。

銀行員とすれば「法人事業概況説明書が詳細に記載してある会社のほうが粉飾決算の疑いも少なくなる。」というように、

法人事業概況説明書は決算書の精度を確認し、会社の詳細な中身を確認できる重要な資料となっているのです。

だからこそ「法人事業概況説明書の精度で銀行員からの決算書の信頼度が変わる。」と考えて、

税理士の方と法人事業概況説明書の内容について打ち合わせを行いながら決算書をつくっていく必要があるといえます。

固定資産台帳

「あの〜、決算書に固定資産台帳が付いていなかったのですが。。。」などというセリフを社長に言ったりもする銀行員。

「えっ、固定資産台帳ってなんだっけ。」といえば、所有している固定資産や減価償却費の明細が記載されている資料だといえます。

銀行員は、この固定資産台帳も決算書を分析するなかで重要な資料として確認しているものです。

「貸借対照表と固定資産台帳の金額が合っているか。」

「売却や除却している固定資産はあるのか。」

「法人税申告書別表16と固定資産台帳の減価償却費の関係はどうなっているか。」といったように。

銀行員の初歩的な決算書分析のテクニックとしては「減価償却費を適切に計算しているのか。」というものがあったりするのです。

そして、固定資産台帳に記載されている金額と銀行のシステムを突き合わせて、

「この決算書は減価償却費で変な操作をしていない精度の高い決算書だ。」などといった安心感を得ていたりするといえます。

キャッシュフローベースで決算書を分析することになる銀行員とすると、固定資産や減価償却費の詳細は気にしなければならないポイントだといえるのです。

だからか、わりと漏れていたりもする固定資産台帳は「決算書についていなかったんですが。。。」などと銀行員が連絡をしてくる重要な資料だといえます。

法人税申告書別表4

決算書一式には、法人税申告書や消費税申告書も付いているものです。

それこそ、税理士とすると「そっち(法人税申告書や消費税申告書)がメイン。」だともいえるのが決算書だといえます。

ただ、多くの銀行員は法人税申告書や消費税申告書の読み方には明るくないといえるかもしれません。

「適用額明細書が付いている場合と付いていない場合があるのはなぜ。。。」ということは、銀行員だったときには誰に聞いても解決しない謎だったといえるものですから。

そんな「銀行員もよくわかっていない。」といえる法人税申告書のなかでも、

「別表4の一番上の数字だけは銀行員も必ずチェックすべきポイント。」となっているといえます。

そのポイントは「損益計算書の税引き後当期純利益と別表4の一番上の数字が合っているか。」といったもの。

この金額を始めに確認したりして、

「さあ、財務分析を始めるか。」などと銀行員も正しい決算書を受け取ったと考えて決算書分析を進められるといえます。

とはいっても「数字がズレている。。。」ということも銀行員を経験しているとあったりもするのです(税理士事務所に勤めていても。。。)。

すると「この数字がズレているということは銀行用に作成した裏帳簿なのか。。。」と考えたりするものですし、

「会社の経理体制や顧問税理士の方の能力も疑い出す。」ともいえます。

だからこそ、社長も「別表4の数字は間違いないよね。」と必ず確認するようにしましょう。

この数字がズレていると、銀行融資は全く進まなくなってしまうといえるものですから。


まとめ


銀行員が決算書一式を欲しがるのは、いくつものチェックポイントがあるからだといえます。


【おわりに】

連日iPad Proの新型が発売されないかとドキドキしています。

もうケースはAmazonで販売されているので間近なのは間違いないのでしょうけど。。。


【一日一新】

北海道チーズ蒸しケーキ ふわふわぬいぐるみ

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