銀行員時代のちょっとした思い出話を3つほど挙げてみます。。。
1日のスタートが残業からはじまる
銀行員時代には徐々に慣れていきましたが、
「いま振り返ると違和感しかない。。。」という思い出のひとつが「始業の遥か前に出社をしなければならない。」ということだったといえます。
その銀行の始業時間は8時40分でしたが「7時半には出社。」などという謎ルールがあったのです。
そんな「始業前の何時に出社すべきか。」ということは支店長によって変わるものでしたが、7時半出社を好まれる方が多かったといえます。
「始業時間の1時間以上前に出社するなんて、仕事の準備はばっちりですね。」
などということはなく「PCは始業時間前には触ってはいけない。。。」というものだったのです。
また、決算書などの顧客ファイルも金庫にしまってあるので、
「始業前には金庫が開かず基本的には顧客情報に触れられない。」
などというように「早く出社しているのに仕事の準備なんかもできるわけない。。。」といったものでした。
「じゃあ、そんな朝早くから何をしていたのか。」
といえば「支店の外を掃除する⇢店の中を掃除する。」などというように、30分ほどかけて掃除をしていたものでした。
たしかに、銀行員が早朝から掃除をしているのは地域の方への印象はいいのかもしれません。
それでも「本気で掃除をする。」などというテンションには多くの行員がなっていなかったといえます。
その掃除が終わると8時頃から、
「前日の営業成果の報告や融資稟議書の経過報告を支店長に向けてする。」などといった空気感の重いミーティングがあったものでした。
なので、始業時間の前にすでにヘトヘトだったといえます(だからか始業後はすぐに朝ごはんを食べにいっていたりも)。
この経験があったので税理士業界に転職する際には、面接で「大体何時頃に出社をすればいいんですか。」などという質問をしていたなぁと。
手形割引の伝票を手書きする
「銀行員が他の金融機関の銀行員と妙な連帯感を得る。」という仕事のひとつが、手形割引の信用調査だといえるかもしれません。
手形割引というのは「手形の発行先の財務状態。」を調べることによって、
「この手形割引が実行できるかどうか。」という審査が下されることになります。
その際には「じぶんの銀行で取引のある会社が発行した手形。」であれば、
信用調査は簡単だったといえますが「取引がない場合。」には調べなければならないのです。
その調査方法の多くは、興信所などのデータ取り寄せやメインバンクの担当者に問い合わせて、
「この取引先の手形を割っても大丈夫ですか。。。」などというように決算内容などを教え合うというようなものでした。
また、当時銀行員だった際に「手間だなぁ。」と感じていたのが手形割引の実行をする際に、
「手形の内容を伝票に手書きをする。。。」という仕事だったといえます。
「手書き。」といっても、数枚の手形を割るという際にはそれほど負担感はありませんでしたが、
なかには「100枚単位での割引依頼。」というものもあったりするのです。
すると「手形発行先の信用調査と伝票への手書き。」という仕事で果てしない時間を要していたよなぁと。
この経験があったからか「手書きの仕事はしない。」とペーパレスを軸に仕事をすることを心に誓えたといえるかもしれませんが。。。
監査が来ると訂正印の嵐
税理士業務で「イレギュラーな仕事。」といえば、税務調査の対応だといえるかもしれません。
そして、銀行員にとってイレギュラーな仕事といえば「監査」だったといえるでしょう。
銀行における「監査」というのは、
「定期的に行われるものだけど、いつやって来るかはわからない。。。」というものでした。
そんな監査はいくつかの種類の監査があったものでしたが、
すべての監査において手間なことが「訂正印の嵐になる。。。」といったことや「差し替えの書面をお客さまに貰いに行く。。。」といったことだったといえます。
また、ある部署の監査の手始めは「机の引き出しや鞄の中身チェック。」から始まるのですが、
その際に「顧客ファイルが入っていた。。。」ということになると大変だったものでした。。。
さらには、監査に入られると「スケジュールは全て監査対応。」となるので労働時間も長くなったものです。
なので、銀行と取引をしていると銀行員が急にやって来て「押印の依頼を受ける。」などという経験をされた方も少なくないかもしれません。
このように監査は、お客さまを巻き込んでの対応となるので、
「監査ほど嫌なものはない。。。」というのも銀行員時代の思い出のひとつだったかなぁと。
まとめ
いまとは時代が違う部分もあると思いますが、そんなこともあったなぁと。
【おわりに】
ホントに今シーズンのアーセナルはいいチームだなぁと。
そんなサッカーを観る際には、戸田和幸さんの解説だとホントに嬉しいです。
解説者を好きになったのは戸田さんがはじめてだったり。。。
【一日一新】
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