「銀行員時代につらかったことは?」というお話

「銀行員時代につらかったことは。。。」と聞かれたので書いていこうかなぁと。


つらいときには空を見る力も湧いてこないかも@虹が。


札勘定


「まるでATMのようだ。。。」といった職人芸でお札を数える(札勘定)ことができる銀行員。

すごい速くて正確に札勘定ができる銀行員の方を見てきたものでした。

ただ、時代の流れや通常よりも預金係にいる期間が短かったキャリアだったので、札勘定の腕前を上げきることなく外回りの銀行員となったのです。

最後の1枚を「パチンッ」と鳴らせるかといえば、ケース・バイ・ケースといった実力だったともいえるかもしれません。

だからか、札勘定は苦手だったものでした。

フォームに関しては銀行員ばりのきれいな札勘定フォームで数えられたものでしたが、スピード不足は拭えなかったのです。

なので「スピードは捨てて正確性で勝負をしよう。」などと、外回りの際に札勘定をするときにはマイペースを貫いていたといえます。

なぜなら「外回りの際に札勘定で数え間違えると、じぶんのポケットマネーを提供しなければならない。。。」といった現金その場限りという謎ルールがあったからです。

「おれは何回か入れたよ。。。」という話を何度か聞いたこともあったといえます。

「100万円の札勘定をする。」といったケースでも、

「1枚足りてないです。。。」

「1万円じゃなくて、数枚千円札が入ってます。。。」

「1枚多いっす。。。」ということがそこそこあったので、スピードを捨てなければポケットマネーを提供しなければならない危険な雰囲気あったのです。

だからこそ、スピードを捨てるマイペースさを貫いていたものでした。

などというスタンスだったからか、数千万円の札勘定しなけらばならない機会で、

「おせーな。ホントに銀行員かよ。」と罵倒されたこともあったものです。

罵倒されたので「この現金、全部盗んだらどうなるんだろ。。。」と帰り道でわりと真剣にシミュレーションをしていたなぁとも。。。



朝からのサービス残業


「始業時間が8時40分だから8時半くらいに出社すればいい感じかなぁ。」ということを考えていた入行前。

すぐさま打ち破られたシミュレーションだったといえます。

なぜなら研修中に「男性行員は支店に7時半ごろには到着していないとダメらしいぞ。。。」といった噂話が回ってきたから。

「それも、朝からサービス残業ってことらしいぞ。。。」といった嘘のような話とともに。。。

なので、銀行員時代は朝から1時間程度のサービス残業があったのがつらかったものでした。

「7時半から営業店周りや営業車の掃除。」

「8時から融資関連のミーティング。」というツートップをサービス残業としておこなっていたのです。

そんなミーティングでは「謎に支店長に詰められる。」といったものだったので、気持ちいい朝などは過ごせなかったといえます。

などということは、徐々に飼いならされていったものでしたが、

「税理士業界に転職しよ。。。」と考え始めてからは、再び苦痛度合いが上がったものでした。

「いやいや、よくよく考えたらおかしいよね。この習慣。。。」といったように。

「あぁ、いまも普通に朝からサービス残業してるよ。。。」という話を聞いたりもすると、いまが天国に感じたりもするといえます。


年功序列


いまは時代が変わっているといえるかもしれませんが、

銀行員だった頃は「年功序列」「男尊女卑」といったことが絵に書かれたような職場だったものでした。

「20代で支店長になる!」と意気込んでいた凄腕の同期でも20代で支店長になるというルートはない年功序列感。

「パソコンが使えないひとってホントにいるんだ。」などと、電子稟議を書くことができないのに給与が高い老害銀行員。

「女性はあくまでも補助業務」といった空気感が強かった男尊女卑な営業店内の雰囲気。

だからか「女の子は銀行員にならないほうがいいよ。。。」と娘にも伝えたりしているといえるかもしれません。

などと階級社会的な雰囲気を味わっていたのが、そこそこつらかったといえるかもしれません。

ちょっとだけ鼻持ちならないような性格でもあったので、

「支店長よりもじぶんのほうが実力があるんじゃ。。。」などと考えていたこともあったので、年功の順番待ちには耐えられなかったといえます。

それこそ、いまのわたしの年齢(42歳)でもゴマをすりまくっていかなければならないような年功序列感は異様だったなぁと。

たしかに「仕事の実力。」といったものを図るのは難しいものでしょうが、

「ある程度、年齢で決まる。」という世界は、考えることが好きなひとであれば同じように厳しく感じるものかもしれません。


まとめ


ノルマとかは営業店のエリアにもよるかもしれませんが、それほどつらくはなかったといえます。

それよりも今回挙げたことのほうが「あぁ、いま思い出しても。。。」と感じるという。


【おわりに】

つらいときほど呼吸をしなくなる感じがあるので、音楽を聴いて呼吸をしてみるのといいかもと。

Instagramで不意に流れてきたこのカバー曲を最近はよく聴いています。


【一日一新】

佐賀の神埼そば(ヤクルトが販売している、そば)

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