「銀行融資の申込みをする、している際に最低限これがデキているか。」といったことを書いていきます。
銀行融資対応といっても
「銀行に融資を申し込む。」という話になると、
「何か特別なことをしなければならない。」などと感じる方も少なくないのかもしれません。
「銀行という名前だけで緊張してしまうし。。。」などと。
とはいっても、銀行融資の対応だからといって特別な対応を意識しすぎる必要もないものです。
「事業として何をしたいのか。」などといったことを伝えながら、基本となる型を繰り返し実演していくことが大切だといえます。
なので、それほど肩肘張らずに「基本となる型。」を意識しながら銀行融資対応をしていきましょう。
銀行融資の申込みをする際にこれがデキているか5選
それでは、銀行融資の申込みをしている際には「最低限これがデキているのか。」といったものを挙げていきます。
銀行員と対等に話す
銀行融資の申込みなどをしていると、このようなことを考える場合もあるかもしれません。
「この銀行員は若すぎないか。。。」などと。
そのような際に「じぶんよりも年下の銀行員にマウントを取り、まともに銀行員と話さない。。。」といった対応を取る方もいたりするものです。
とはいっても「銀行員に対して横柄な態度を取る。」といったことはやめておきましょう。
担当している銀行員が「若い銀行員。」だといっても、その銀行員が受けた対応というのは支店内部で共有されていたりするものです。
たとえば「午前中に受けた融資の申込みなんですが、すんごい態度が横柄な社長でした。。。」などといったように。。。
そして、そのような横柄な態度を取られてしまうと銀行員の気持ちとしても、
「いまいちこの融資案件に気乗りしないんだよなぁ。」といった対応を受けることにもなってしまうものです。
なので、銀行員とは「年齢に関係なく対等なコミュニケーションを心がけるべき。」だといえますし、お互いを尊重し合う会話を行うべきだといえます。
なぜなら「社長の人柄。」といったものを銀行員は注意深く確認しているといえるものだからです。
もし「銀行員のほうが横柄な態度なんだけど。。。」というようなことがあった場合にも、
同じ土俵に立たず「じぶんの方が大人だから。」と気にせず真摯な対応を取るべきだといえます。
資料を求められたら期日までに渡す
「絶対に月末までには融資を実行して欲しい。」
などといったやり取りを銀行融資の申込みをしている際に行なうこともあるものでしょう。
そして、このような強めの借入希望日を受けた場合にはその銀行員も「何とか月末までに間に合わせよう。」といった対応を取るものです。
その「銀行融資を希望日までに実行する。」ということを行なう際には、社長からの協力も必要になるといえます。
銀行融資の申込みをする際には、決算書や直近の試算表、資金繰り表などの必要資料の提出を求められるといったことがあったりするものでしょう。
にも関わらず、社長からこのような資料の提出が遅れれば遅れるほど「融資実行までの手続きが遅れていく。」といえるものです。
また「社長、〇〇の資料も貰えますか。」
などというように「追加資料の提出を求められる。」といったことも、融資の申込みをしている際にはあるといえます。
そのような際には銀行員から「今週末までに貰えませんか。」などといったように、期日を指定されることも少なくないものでしょう。
このような資料の提出に期日を指定された場合には「必ずその期日までに提出する。」といった姿勢で対応をしていくことも必要だといえます。
銀行融資というのは「窓口となっている担当者の後ろにもそこそこの人数の銀行員が関わっている。」というものです。
なので、資料の提出というのは「その銀行本体から求められている必須の事項。」と考えて、期日を守っていきましょう。
もし期日を守らない場合には、当初の借入希望日に融資を受けることが難しくなってしまうといえます。
業績を数字で説明する
銀行員が社長から聞きたい話というのは、
「経営に関する理念やビジョン。」などといったものよりも「業績という数字の話。」だといえます。
なので「決算書や試算表などの業績を数字で語る力。」というものも銀行員から求められているのです。
そうにも関わらず、
「決算書を渡すだけ。。。」
「試算表なんて読めないし。。。」といったことでは、銀行員としても困ってしまうといえます。
「決算書に書いてある数字にはどのような意図があったのか。」
といったことは、融資案件を取扱う際に銀行員としても大きな関心事項になります。
それなのに「社長が数字でじぶんの事業について語れない。」
といったことがあると「融資の希望金額を減額されたり、条件を悪くした融資になる。」などといった事態にもなってしまうものです。
だからこそ「事業の数字はじぶんが一番深く語れる。」といった姿勢で、銀行員には数字で報告をすることを意識していくべきです。
事業内容を説明する
「もういまの銀行とは長年取引をしているから。」といったことや、
「説明しなくても銀行員なら、うちの事業を理解してるでしょ。」などと考えることもあるかもしれません。
とはいっても、銀行員というのは、
「いまいち担当先の事業内容を深く理解できていない。」ということも少なくないといえます。
だからこそ、銀行員に会うたびに、
「事業の特徴や強み、業界の動向。」などといった事業内容を説明すべきなのです。
銀行融資というのは「一生同じ担当者と取引を行なう。」といったことではなく「定期的に担当者が変わる。」といったものです。
すると「以前の担当者は事業内容を熟知していたけど、いまの担当者は事業内容をいまいち理解していない。」ということも起きてしまうといえます。
そして、銀行員としても「いまさら事業内容について質問するのは失礼かもしれないから、質問できないんだよなぁ。。。」などといったことを考えていたりするものです。
なので「事業内容を説明する。」といったことは常に心がけていきましょう。
資金使途を説明する
銀行融資というのは、
「融資を受けるお金を何に使うのか。」といった「資金使途」によって方向性が変わってくるものだといえます。
なので「とりあえず1,000万借りたいんだけど。。。」などといった融資の申込みを受けると、
「で、そのお金を何に使うんだよ。。。」などと銀行員もツッコミを入れたくなってしまうものです。
だからこそ融資を申し込んだ理由が、
「運転資金とする資金使途」なのか「設備資金となる資金使途なのか」といったことを伝えるべきです。
さらには「いくら必要なのか。」といった借入希望額を伝えていくのも必須な事項だといえます。
たしかに、長い間その銀行と融資取引をしていると、
「銀行員が忖度」して運転資金か設備資金となるのかの判断をしてくれることもあるものでしょう。
とはいっても「何のためにいくら必要なのか。」といった資金使途を伝えて、その根拠となる資料を提出することが銀行融資対応には必要な型だといえます。
まとめ
今回挙げた型は、銀行融資対応として必ず身につけておくべきものです。
【おわりに】
取材や執筆の依頼というのを折りに触れて貰うのですが、
「釣られている。」のか「真剣なもの。」なのかの判断は、どうすれば見極められるんだろうかと。。。
【一日一新】
あること