銀行融資で支店長が持っているもの3選

銀行融資において重要なポストを占める「支店長が持っている。」というものを挙げていきます。


この規模の収益物件は店限では無理なはず。


担当の銀行員とのコミュニケーションは大切


「銀行融資の窓口が支店長になっている。」

というようなことは、銀行融資においてかなり稀なケースだといえるでしょう。

多くの場合に直接担当となるのは、副支店長以下の銀行員だいえます。

なので、銀行融資というのは「担当の銀行員とコミュニケーションを深めていく。」ことが重要になるものです。

担当の銀行員が「この案件は乗り気がしないんだよなぁ。。。」となってしまうと、

融資の申込みをしたのに「その情報が銀行の支店内部に伝わらない。」ということもないとはいえません。

だからこそ、銀行融資というのは、

「担当の銀行員に対して業績の報告をしながら、日々コミュニケーションを深めていく。」べきなのです。

そのように担当の銀行員と対話を重ねることで、自社の情報が銀行内部に伝わり融資の対応も変わってくるといえます。



銀行融資で支店長が持っているもの3選


銀行融資というのは、担当の銀行員が最初の窓口になるといえます。

とはいっても「担当者がすべてを決める。」ということは「ない」といえるのが銀行融資。

最終的に融資の決裁権限を持っているのは、支店長だといえます。

なので、銀行融資というのは支店長による部分も少なくないものです。

ということで、銀行融資で支店長が持っているというものを3つほど挙げていきます。

審査の方向性は支店長が持っている

「銀行融資における審査とは、どの程度の深さで行われているのか。」

といえば、

「支店長の裁量による。」ということもないとはいえません。

たとえば、信用保証協会の枠が空いていたとしても、

支店長が「こんな案件には取り組むな。」というひと声を発すると、その融資案件は止まってしまうこともあるものです。

それとは反対に担当の銀行員としては、

「この融資案件は危険だから取り組まないようにしようかなぁ。。。」と考えていたとしても、

支店長から「この融資案件は今月中に必ず実行させるから早く手続きを取れ。」

などという指示があれば「ハイスピードで取り組む。」ということもあるといえます。

このように「支店長の鶴の一声で審査の方向性が変わってくる。」ということもあるものです。

支店長が乗り気になっていると、

「厳し目の本部稟議の融資案件だったとしても、支店長の熱量で本部稟議を通してくる。」 ということもないといえません。

なので、銀行融資の方向性は支店長によって変わってくることもあるといえます。

融資の支店長枠を持っている

融資の稟議書というのは、大きく本部稟議となるものと支店長稟議(支店長専決権限)の2つに分けられるといえます。

本部稟議の融資というのは、

用意しなければならない書類の枚数も多く、本部とのやりとりも頻繁にしなければならないので、銀行員とすると「手数がかかる。」ということを感じるものです。

また、本部稟議の融資というのは、

銀行員としても「その決裁が下りるかどうかは最後までわからない。」ものだといえます。

それとは反対に支店長稟議の融資というのは、

「日々のミーティングなどで支店長に反対されていなければ、決裁は下りる。」といえるものです。

銀行融資の申し込みをした際に、

「この融資はほぼ確実に実行されるはずです。」などということを、銀行員から伝えられたこともあるかもしれません。

なぜ、銀行員がこのような明確なことを言うのかといえば、

「支店長専決権限の融資案件だから。」といえるものです。

支店長も感情を持っている

銀行支店の一番の権力者といえる支店長。

だからか「融資案件には私情を挟まない。」ということを考えるかもしれません。

とはいっても、支店長も普通の人間。

なので「月次報告や決算報告などの業績の報告を定期的に行う社長や会社を信頼する。」ということもあるものです。

たしかに「支店長が頻繁に訪問してくる。」ということは少ないといえるかもしれません。

とはいっても、支店の融資先の情報というのは逐一支店長へ報告されているといえます。

「支店長に会ったことはない。。。」といっても、支店長はひとつひとつの会社に対して感情を持っているものです。

だからこそ、銀行融資というのは担当者とコミュニケーションを取りながら、

「その背後には支店長がいる。」と考えて対応をすべきだといえます。

特に決算報告をきちんとする会社というのは支店長も評価し、決算報告に参加することもあるものです。

「支店長に好印象を与えておく。」

というのも、銀行融資対応には必要なことになります。


まとめ


支店長を意識した対応をしていきましょう。


【おわりに】

銀行員だったときに支店長以外のすべての銀行員が、

「こんな案件を本部稟議に出してどうすんだよ。。。」と感じる案件もわりとあるものでした。

ただ、そのような案件も「支店長が本部に乗り込んで稟議を通してくる。」ということもあったものです。

そういう日は、だいたい飲み会になるので1日が長かったなぁと。。。


【一日一新】

クリスタルパズル

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