試算表なんて見てもわからない。
だから、「見たって」仕方がない。
そう言わずに、簡単にさくっと確認してみてください。
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試算表は分かりにくい
わたしにも、試算表はわかりにくいものです。
「社長、今月の試算表が出来上がりました。」
と経理や税理士事務所から、下のようなものを渡されても、
「正直良くわからないし、見る気もしないですよね。」
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わたしは、試算表の確認をするようなときやお客様への説明で、上のようなものは使いません。
なぜなら、「わたしも見る気がなくなるから」です。
試算表といわれたら、推移表(すいいひょう)を見るようにしてみましょう。
もし推移表がなければ、作成してみたほうがいいです。
推移表は月ごとの数字が横に並んでいるので、業績の推移を眺めて掴むには見やすいものです。
とはいっても、会計ソフトの推移表だと見づらいんです。
わたしは、EXCELで推移表などの月次(げつじ)資料を作成するようにしています。
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会計ソフトのものだと見にくいため、EXCELで見やすくしてお客様だけではなく、
「じぶん自身もわかりやすいもの。」
にしています。
そんな推移表を確認する際のポイントを今回は紹介していきます。
試算表は大きな数字だけみるのもありな3つの理由
それでは、損益計算書の推移表をベースに説明をしていきます。
売上高と利益をみる
損益計算書のなかで、「まず気になる数字は」売上高と利益ですよね。
推移表を確認する際も、まずは売上高と利益を確認してみましょう。
通常は、数字のなかで売上高が1番大きな数字になります。
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たとえば、今回は12月の業績を確認することとします。
その場合には、まず12月の売上高9,438,011円を見て、次に経常利益の金額-5,703,648円を確認してみます。
「すると今月は赤字かぁ。」
とすぐに確認することができますよね。
会計ソフトの推移表と違って、EXCELで作成をすればわかりやすいように、売上高や利益の欄は色をつけてみることもできます。
業績の確認は、「パッとすぐに確認できる」ように工夫をすれば、
「どうせ見たってわからない。」
という気持ちになることを防ぐことができるのではないでしょうか。
大きな金額をみる
売上高や利益を確認したら、その次に見るのは、
「大きな金額」のところになります。
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たとえば、20年10月のところであれば、10万円以上の金額を部分を縦(月単位)に見てみます(100万円以上の金額だと、さらに見やすいです。)
ここの目線で引っかかったものを見て、左側の科目を確認をしてみるのです。
一例を挙げると、「3,3」となっている数字を見て
「この金額は何だろう?」
と視線を左の科目に移すと、
「なるほど、従業員への給料手当かぁ。」
と確認し、「やっぱり人件費って経費のなかでも金額は張るねぇ。」
などと確認していきます。
数字をひとつひとつ丁寧に確認する前に、大きな金額を見て、
「うちの会社は、どこにお金がかかっているのか。」
を確認しましょう。
細かい数字を確認するのは、大きな金額を確認したあとで十分です。
異常な数値をみる
先程は、月単位で大きな金額を確認しました。
その次は、毎月の推移を横に確認していき、そのなかで異常な数字を確認するようにしましょう。
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たとえば、消耗品費の9月の数字が他の月よりも金額が大きくなっています。
おなじように、保険料の8月の数字がやはり桁が違う大きさになっていますね。
このように横に数字を確認して、そのなかの大きな金額を確認する。
すると、「あぁ〜、9月は机を買い替えたりPCを買ったから、この金額になっているんだ。」
といったことや、
「毎年8月は、保険料が高くなるんだよね。」
などといったことが、確認できますよね。
縦で大きな金額を確認したら、横でも大きな金額を確認して、
「その月特有の金額」を確認する癖をつけましょう。
これだけでも、「あれっ、なんでこんな金額になっているんだ。」
とすぐに気付くことができるでしょう。
まとめ
試算表や決算書を確認することに抵抗がある場合は、
「まずは大きな金額をざっくり眺めてみる。」
これだけでも、理解できることは多いはずです。
推移表はわかりやすい部分も多いので、売上高や利益金額を見て、その後に月の大きな金額を確認する。
そして、毎月の推移を横に確認しながら異常な値をみる。
これだけでも、ある程度の全体が分かりますし、時間もそれほどかからないはずです。
「試算表はわからないから全く見ない。」
のではなく、推移表をみるようにして
「パッと3、4分で流れだけでも見る。」
ということでも、大丈夫ですよ。
【おわりに】
リヴァプールは、あれだけの攻撃力を誇っていたのにここ数試合ゴールが入りませんよね。
実力があっても結果がでないということは、超一流でもあるんですね。
【一日一新】
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