売上よりも、ひとり当たり売上をあげる

売上を上げるには、商品数を増やして社員数を増やしてと、いろいろコストがかかるものです。



売上高を追うということ


名目GDPを600兆円に上げる。目標として掲げるには綺麗な言葉ですよね。

しかし、GDPという日本の売上を上げるには、労働人口を増やしていく必要があります。人口が減少し、労働人口は人口減少よりも速いスピードで減少をしているのが日本の現状です。

そうすると、600兆円を達成するための、労働人口が増えていくことにはならないので、GDPは増えていかないという結論になります。

会計上の売上も、売上の構成要素は、単価×販売数量ということになるので、店舗を増やす、営業マンを増やすなど、GDPでいうところの労働人口を増やすということをしないと売上があがらないということになります。

売上を上げることだけを意識すると、従業員数が多いところ、店舗数が多いところには、敵いません。

そうすると後発組は、売上で勝つというのは圧倒的な資金力で、M&Aを繰り返すというくらいしか勝ち目はなくなってしまいます。

売上だけを目標にしすぎると、勝ち目が薄い勝負になってしまいます。

ひとり当たりの売上を意識する


売上高が、その業界第一位の会社に勝てなくても、ひとり当たり売上なら勝つことは出来ます。

たとえば、大企業が担当者を付けて営業をしているのを、社長が自ら営業に行き、高い成約率を誇る。

人海戦術で、どぶ板回りをしているところを、ネット営業に力を入れる。

業界の既存のメニューを細分化して、新しいニーズを掘り起こす。

単純な売上高ではなく、ひとり当たりの売上をどうやって増やすのかを考えて、策略を練る。

時間当たり売上も、どうやって上げていくのかを考えていく。

その市場に圧倒的な勝ち組企業がいても、勝負をするスペースが必ずあるはずです。


【おわりに】

日経平均も、NYダウもいままでの上昇ペース以上に、下落しています。

日銀が買い支えをしていても、下がるときのペースは速いですね。

コロナショック恐るべし。


【一日一新】

2つ目のドメイン

Pocket

タイトルとURLをコピーしました