値決めは経営である。
でも、その値決めが難しいものです。
値決めの根拠をどこにもっていくか
いきなりステーキが、頻繁に値上げをしたことによってなのか、10月の売上高が前年比で4割低下しているそうです。
これは値決めの難しさを物語るエピソードのひとつになります。
値決めをする時に重要視するのは、自らが欲しい金額にするのか。
それとも、世の中の相場感を観て値決めするのか。
ここには、明確な正解はないと言えるでしょう。
ずっと変わらない値段であれば、顧客としては計算しやすいですし楽ではあります。
頻繁に値上げがあると、計算が難しくなるので利用を避けるということにもなります。
経営する側と、利用する側の思惑が一致したところが、正しい値決めと言えるでしょう。
しかし、それは簡単なことではありません。
値決めが難しいのであれば、まずは自分が納得する値決めでいくこと
値段が決められなければ、自分の納得がいく値決めで行くべきです。
その際には、世の中の相場感なども一切考慮しなくていいと思います。
儲けを考えての値決めは大切です。友達価格でやるなどの儲けがない値決めでは、長期間に渡った価値の提供は難しいものでしょう。
しかし、納得する値決めと言っても、世の中の相場感とあまりにもずれていても顧客が付くかどうかが難しい面もあります。
どれだけ素晴らしいマーケティングをして、営業をしても、値段が合わなければ購入には至りません。
安く回転率を狙って値決めをするのか、高く低回転率でいくのか、このポジションは重視した方がよいでしょう。
人口が減っていき、老人が増え、また格差が広がることにより富裕層も増え、貧困層が増えていくのが今後の日本だとすると、中途半端な中間層を狙っていくのは、危険なことだとも言えます。
自らが納得し、中途半端なポジションにいかない値決めをするということを、意識していきましょう。
【おわりに】
久しぶりに行った関内のある場所から、以前とは明らかに景色が変わることがありますよね。
高層ビルのアパホテルの工事が進んでいて、街が変わっているということを実感しました。
【一日一新】
海岸沿いの道路