読書をする際には「いますぐに役に立つ。」を無視したほうがいいのかもしれない

「2023年は小説を読もう。」というキャンペーンを行なっているので、そんないま感じていることを書いていこうかなぁと。


「ドミノ(八重洲ブックセンター限定表紙版)」と「傲慢と善良」。


ビジネス書を読むことがほとんど


「読書をする。」ということを事業の仕入れとも考えていますし、趣味のひとつだったりもします。

たとえば、動画やセミナーに参加をしていても、

「これは目からウロコ!。」と感じることはそれほど多くないのですが、読書をしているとそのように感じることも少なくないといえます。

だからか「家ではテレビもつけずに本を読んでるんです。」というひとに出会うと、どのような本を読んでいるのかを尋ねるようにしていたりも。。。

そして、おすすめの本を聞いた際には迷わず買うと決めていたりもするかなぁと。

そんな「読書をする。」という習慣は20歳の頃から続けていますが、そのほとんどがビジネス書だといえます。

ビジネス書を読むことで「役に立った。」と感じる部分も多いですし、税法関連の実務書を読むことでも、

「そういう背景だったんだ。。。」と実務に活きると感じていたりするものです。



小説は思考が深まる


だからか、読書をする際には「すぐに役立つ。」ともいえない小説を読む機会はかなり少なかったりするのです。

年間に200冊程度の読書をしていても、

「小説は10冊も読まない。。。」といった読書ライフだといえます。

ただ、矛盾しているようですが「本のなかで好きなジャンルは。」と聞かれれば小説だったりするのです。

たとえば、司馬遼太郎さんの作品を読んで、

「じぶんが歴史のその場面に立ち会っているノンフィクション感。」を追体験し、

池井戸潤さんの作品を読み「銀行での情景が思い出されるわぁ。」などと感じていたりします。

また、先日読んでいた恩田陸さんの『ドミノ』では、

「東京駅の景色が思い浮かぶし、これだけ登場人物が出てくるのにスピード感があってストーリーが綺麗にまとまっていくなぁ。。。」などと夜ふかしして熱中していました。

いま読んでいる最中の辻村深月さんの『傲慢と善良』も、

「なぜ彼女は失踪したんだろう。。。」という感情とともに、

「人生のゴールを結婚とする考えはやめたほうがいいんじゃ。。。」などと、

普段は考えることがない「じぶんの思考を深めるきっかけ」をつくれるのも小説の特徴だといえるかもしれません。


読書はすぐに役に立たなくたっていいのかもしれない


いまでも読書をする際には「わざわざ時間を使うからには実用的な内容を。。。」ということを考えていたりします。

そして「役に立つ本。」に出会えると、

「じぶんがレベルアップした感。」を味わい悦に入ることもあったりするものです。

また、税理士という仕事柄「いままでの悩みが解消されて役に立ちました。」などと言われると、

「役に立つ仕入れをしなきゃ。」といった感覚に陥ることもあるといえます。

とはいっても、読書に対して「じぶんの役に立つこと。」をベースに考えなくてもいいんじゃないかなぁと。

たしかに「小説や映画に触れることは人生にとって必須だとはいえない。」ということもあったりするのかもしれません。

ただ、だからこそ「いますぐ役には立たないけど、じぶんの幅が広がる。」と感じる体験をしていくことも人生には必要だと感じるのです。

なので「いますぐには役に立たないけど、じぶんとの深い対話。」を行える機会の多い小説を読書習慣のなかに入れてみるのもありなのかもなぁと。


まとめ


小説を読んでいると思考が深まりますし、短編小説を書いてみようかなぁと思ったりもするかもしれません。


【おわりに】

西加奈子さんの『サラバ』も読みたいのですが(本はすでに持っている)、ページ数の多さに二の足を踏んでいたりも。。。


【一日一新】

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