2022年に読んだ個人的ベストブック3選

2022年も身体が本を欲し、読書によって学び、読書によって行動の幅も広がったものでした。

そんな、2022年にこの本に出会えてよかったと感じた本を挙げてみます。


202冊。


やっぱり本が好き


「やっぱり読書はいいよなぁ。」などと再確認できたのも2022年だったといえます。

「じぶんのペースで読むことができる。」

「著者の方の人生を追体験できる。」

「なのに、めちゃくちゃ安価で手に入る。」

などというように、テキストの最高峰と感じる読書に包まれたものでした。

それこそ「発信する時間を削ってでも読書数を増やしたい。。。」といった考えも頭を過るほど身体が欲する読書。

「手っ取り早く答えを手にしたい。」といったことにも、

「答えではなく思考を深めたい。」といったことにも向いている読書。

時代がインスタントを求めても「じっくりと本を読む時間をつくれた。」というのも独立の成果だったといえるかもしれません。



2022年ベストブック3選


「ひとに勧められた本ほど読む気がしない。。。」ということはあったりするものでしょう。

ましてや「オススメされたけどピンとこなかった。。。」などということも読書好きにはあったりするものかもしれません。

なので「他人の読んでよかった。」が同じように響くものではないかもしれませんが、2022年の個人的ベストブックを3つほど挙げていきます。

22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 成田悠輔 著

「こういうひとを天才って言うんだろうなぁ。」と常々感じてしまう、いまやメディアスターともなった成田悠輔さんの著書。

「日本では超マイノリティとなった若者が選挙に行っても何も変わらない。」

「選挙や政治、民主主義のルールをどう変えていくか。」

「無意識データ民主主義を実践していく。」

などというように成田さんが普段から発信していることが体系化された内容。

「選挙の判断材料って少なすぎだよなぁ。。。」などと感じていても、それをリデザインするといった構想もないなかでの気づきを与えてくれたといえます。

「この本は素人の妄想。」といった断り書きがされていますが、

「無意識データをアルゴリズムが読み取ればネコでも政治家は務まる。」といった成田節が頭を柔らかくしてくれたとも感じた1冊でした。

農家はもっと減っていい~農業の「常識」はウソだらけ~ 久松達央 著

「農家はもっと減っていい。」などというタイトルに惹かれた1冊。

「赤字でも農業を続けている。」

「会社を定年したら畑をやろうと思っている。。。」などというセリフに違和感を持っているなかで出会ったこの著書。

「農家の8割は年商500万円以下。」

「農家を守るべき対象としているのがそもそも間違っている。」などというエビデンスや実体験に基づいたメッセージが心地よかったといえます。

「高齢者が畑いじりをしているのは尊いこと。」といった風潮もあるなかで、

「規模の経済性が最も発揮される産業なのに。。。」といった、

農家の不条理を当事者のひとりとしても感じているなかで新たな気づきを与えてもらいました。

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ 著

育ての親が変わりゆくなかで、血の繋がらない親に育てられているという女性が主人公の小説。

「親がコロコロ変わるなんて可愛そうだよなぁ。。。」

「きっと、暗い内容なんだろうなぁ。。。」

などという思いからかなり長い間積ん読してしまっていたこの本。

「ツラい、可愛そう、暗い。。。」などといった勝手な想像とは異なり幸せに包まれた物語でした。

「人生の節目で親が変わる。」

という境遇なのですが、親になったすべての方が主人公の女性に愛情を注いでいた様子に胸が張り裂けそうになったといえます。

「血が繋がっているかどうか。」というよりも、

「そこに愛がある。」ということが大切だと改めて認識させられました。

終始、ダークな世界に入り込むことなく、主人公の女性が幸せに生きていくために尽くしていく親のバトンが心地よく、号泣してしまったといえる1冊。

(この作品は映画化もされているそうです。)


まとめ


読書で得られた体験もかけがえのないものだよなぁと。

 

【おわりに】

本屋大賞や直木賞などの受賞作を中心に小説を買うのです。

ただ、そんな小説の積ん読が100冊近くになってきたので2023年は小説を読む機会を増やしていこうかなぁと。。。


【一日一新】

銀のあん のるるん焼

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