「会計ソフトへの入力はバッチリできている。」
と考えているなら最終確認として「合っているのかどうか。」をチェックしていきましょう。
実際の残高と会計ソフトの残高を合わせる
「会計ソフトへの連携や入力が終わったから今日の経理はおしまい。」
などというように、経理を終えることでちょっとした達成感が湧いてくるものかもしれません。
なので、その達成感をさらに上のレベルで味わうために「実際の残高と合わせる。」というチェックを最後に行なっていきましょう。
- 預金残高と会計ソフトの預金残高をチェックする
- 実際の売掛金残高と会計ソフトの売掛金残高をチェックする
- 実際の買掛金残高と会計ソフトの買掛金残高をチェックする
- 借入金の残高をチェックする
- 未収入金や未払金、未払費用の残高をチェックする
などというように貸借対照表(BS)を軸に残高を確認しながら、
「実際の残高と会計ソフトの残高は合っているよね。」ということチェックしていきましょう。
もし、合っていなければ原因究明をしなければなりませんし、想定外の未入金や未払いがあった場合には早めの対応をすべきだといえます。
そして「残高が合っている。」ということが「経理ができた。」の第一歩となるものです。
発生主義で行なっているかをチェックする
会計の基本といえば「発生主義で行なう。」ということだといえます。
発生主義とは、現金の動きに関わらず「取引の発生によって経理をしなければならない。」ということになります。
たとえば「商品を出荷して取引先に到着しているけど、まだ入金されていないから売上にしていない。」というのは、発生主義で経理を行なっていないといえます。
なので、取引が発生しているのであれば「売上」や「経費」として会計ソフトに入力しなければなりません。
「まだ未入金だから売上ではない。」といったことや、
「まだ支払っていないから経費ではない。」ということではなく、
「取引が発生しているなら会計ソフトにその取引を入力しなければならない。」ということを徹底していきましょう。
「そんなのよくわからないから、現金の動きに合わせて経理をしている。」
としてしまうとルール違反になってしまうものです。
「取引が発生したら経理を行なう。」と考えて、発生主義で会計ソフトへ登録しているかをチェックしていきましょう。
経費のルールを守っているかをチェックする
「事業の意思決定はじぶんが最高司令官となって行なう。」
「だから、経費になるかどうかの判断基準もじぶん次第だ。」と考えることもあるものでしょう。
たしかに「経費なるかどうか。」は「事業にとって必要な取引かどうか。」になるので、
「事業にとって必要かどうかの判断は、じぶんの認識による。」といえるかもしれません。
とはいっても「何でも経費にする。」ということは認められないので、決められた経費のルールを守りながら日々経理を行なっていくべきです。
- 事業と生活での共用のものであれば按分して事業のものだけを経費にする
- 30万円未満などの少額減価償却資産の判定を間違えないようにする
- 生活費として買った日用品は経費にしない
- 借入金の返済は利息だけが経費になる
- プライベートの飲食代は経費にしない
などというように「ルールに則ったものだけを経費にしているか。」といったことも、会計ソフトへの入力が終わった際には行なっていくべきだといえます。
少なくとも「経費のルールを毎回変える。」ということはやってはいけないものです。
一度決めたルールや会計のルールとして決まっているものは、
「永遠に守っていくべき掟。」だともいえるので、チェックを行いながらミスがないかを見つけていきましょう。
まとめ
経理の要は「チェック。」だといえるので、入力しっぱなし、登録しっぱなしは避けていきましょう。
【おわりに】
今日(2022年7月8日)の2日前に最寄り駅のたまプラーザ駅で、
「安倍元首相は相変わらず良いスーツ着てるなぁ。。。」などと選挙の応援演説を気軽に眺めていました。
本当に吐き出したい気持ちがあるなら、ヘヴィメタルを聴いてみればいいのにと。。。
R.I.P
【一日一新】
とんかつ新宿さぼてん 22層の重ねかつ 御膳