銀行融資の際に銀行員が試算表で確認しているポイント3つ

銀行融資の申し込みをした際には、試算表などの資料を銀行員から求められることもあるでしょう。

その際に銀行員が確認しているポイントについて書いていきます。


残高試算表。


銀行融資の際には試算表などの提出を求められることがある


銀行融資の申し込みをすると銀行員から、

「直近の試算表をもらえませんか。」といわれることも多いかと思います。

また、試算表だけではなく、

「試算表以外にも合わせて資金繰り実績予定表や銀行別借入金一覧表もください。」

と言われることもあるでしょう。

なぜ、このように試算表や資金繰り実績予定表を銀行員は欲しがるのかといえば、

「最新の業績を確認したいと考えているから。」だといえます。

なので、決算書から次の決算書までの間の部分にあたる「試算表が欲しい」と銀行員は考えているのです。

「決算書を渡しているのに、いちいち試算表を渡せなんて面倒だよなぁ。」

ということ思われるかもしれませんが、

「試算表は銀行員がリアルタイムの業績を確認するためには欠かせない資料。」

だといえるので、積極的に提出すべきだといえるでしょう。 



銀行融資の際に銀行員が試算表で確認しているポイント3つ


それでは、銀行員が試算表の中身で確認しているポイントを3つほど挙げていきます。

何月分までのものか

銀行員が試算表を預かった際にまず確認するポイントは、

「期首から何月までの試算表ができているのか。」ということです。

たとえば、3月決算の会社でその試算表を預かった月が10月であれば、

銀行員としては「最新の情報である9月分までの試算表が欲しい。」と考えているといえます。

そうにも関わらず「試算表が全くできていない。」といったことや、

「完成しているのは6月分まで。」ということになってしまうと、

「そもそも今回の融資の資金使途は何なんだろう。」と銀行員は考えてしまいます。

「資金繰りというのは業績の把握ができるからこそ、必要な資金額や必要な時期というのが確認できるはずなのに。。。」と。

なので、銀行員に試算表を渡す場合には「前月まで試算表。」を渡すように心がけましょう。

あまりにも日付が前の試算表だと、

銀行員から「前月までの試算表を締めて持ってきてください。」といわれることになりますから。 

減価償却費などの経費が計上されているか

銀行員に試算表などを渡す場合に、

「今期は調子が良くてねぇ。」

などと、満面の笑みで銀行員に試算表を渡すという場合もあるでしょう。

そのような社長のセリフを聞くと銀行員は、

「よしだったら今回の融資稟議書は、簡単に書けそうかもなぁ。」と軽く小躍りをしたくなる気持ちになるものです。

そのようなテンションで試算表を確認してみると、

「あれっ、減価償却費が一切載っていないなぁ。んっ。ここもなんかおかしいような。。。」

というようなこともあるものです。

たしかに「試算表に減価償却費が載っていない。」からといって、

「この試算表は粉飾されている。。。」などということを、すぐに銀行員が考えることはないかもしれません。

とはいっても「本来であれば計上されているはずの減価償却費などの経費が載っていない試算表。」

を渡されてしまうと、

「この試算表の精度はどこまでのものなのか。」とその会社の業績管理を疑ってしまうことになります。

なので、試算表を作成する場合には「減価償却費などの発生主義としてかかる経費」は、必ず計上するようにしましょう。

資金繰り実績予定表と一致するか

現金商売などの事業を除いて銀行員が試算表を要求する場合には、

「資金繰り実績予定表と銀行別借入金一覧表も合わせてもらえますか。」

というようなことを言われることもあると思います。

このような場合に「いやっ。そんなものつくってないんだけど。。。」

というと銀行員から「じゃあ、今回はなくても大丈夫です。」と言われる場合もあれば、

「社長、今回の融資には必要なので資金繰り表と借入金一覧表をつくってください 。」

といわれることもあるでしょう。

なぜ「試算表と合わせて資金繰り表を提出しなければならないのか。」という理由のひとつには、

「試算表の数字と資金繰り表の数字を突き合わせて、粉飾をしていないか。」ということを確認しているからだといえます。

たとえば、

「試算表では利益が出ていて、売上が増加傾向にあるから売掛金は増えている。」

「なのに資金繰り表を確認すると、売掛金の一部が入金される予定が一向にない。」

などというように、試算表に計上されている売掛金の入金予定が、資金繰り表では見つからないということがあると、

「これは売上を盛っている。。。」というように、粉飾の緒だと考えることもあります。

銀行員というは「試算表というのはある程度操作ができるもの。」ということを考えています。

なので、試算表と合わせて資金繰り実績予定表をもらうことで、

「本当にこの試算表があっているのか。」ということを確認しているといえます。

「ある売掛金の入金が一切予定されていない。」

「ある買掛金の支払いが一切予定されていない。」

というようなものを発見してしまうと「この試算表は使えないな。」と銀行員は考えることもあるものです。

だからこそ試算表と資金繰り表を渡す場合には、漏れがないように細心の注意を払って作成をしましょう。

銀行というのは、

「試算表と資金繰り表の矛盾を暴けるか。」というのが「イッパシの銀行員だ。」という風潮もあったりするものですから。


まとめ


銀行というのは、取引先の業績をリアルタイムに把握できる機会というのはそれほどありません。

なので、リアルタイムの業績を把握するために銀行員は試算表を欲しがるのです。

そして、その試算表は「わりと細かくチェックされている。」ということもあるので、細心の注意をもって渡すようにしましょう。


【おわりに】

コロナワクチンを接種したからなのか、体調が悪くて胸がちょっと痛いような。。。

まぁ、わたしは結構ビビリだったりするので思い過ごしだといいんですけど。


【一日一新】

コロナワクチン接種1回目

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