営業電話は、受けた相手の印象が悪くなることもあるから、もうやめちゃいましょう。
電話に対する意識は組織によって違う
電話対応というのは、あまり好きなものではありません。
時間が奪われますし、相手が見えない分、
「対面よりも想像力を働かせて話さなければならない。」
ということがあるので、頭がかなり疲れるということがあるからです。
電話対応の思い出話でいうと、銀行員時代には、
「電話がかかってきたら3コール以内に取る。」というルールがありました。
そして、アポを取るためやキャンペーン(銀行が売りたい金融商品を売ること)のセールスをするために、営業電話なども良くしていたものです。
また、転職して初めて勤めた税理士事務所では、「だれも電話を取らず鳴りっぱなし」という、銀行員時代と正反対のこともありました。
なので、電話対応というのは、「その組織によって随分と違うものだなぁ。」と正解はないように感じています。
営業電話は効果がないどころか多くの人に嫌われる
税理士業をしていると、会計ソフト会社や保険会社から定期的に電話がかかってきます。
しかし、営業電話は留守番電はに繋がることになっているので、ほとんど出ることはありません。
なぜ出ないのかというと、「そのような電話を求めていないから。」といったことになります。
営業電話というのは、営業電話をしている方も使った時間と比べると、その効果はほとんどないといえるのではないでしょうか。
銀行員時代にしていた営業電話でも、30件ほど電話をしてまともに話せるのが5件ほどで、次に繋がるような成果といったのは1件ほどという印象でした。
25件ほどは、相手に嫌な思いをさせているのか、そもそも電話に出ないということになります。
また、5件は話ができたとしても、その話の内容は電話を受けた方にとっては得られるものも少なく、ただ時間を奪ってしまっただけといえるかもしれません。
営業電話を受ける側としても、毎日電話をしてくることがあったからといっても、
「コイツ頑張っているなぁ。」とはなりません。
むしろ、「その時間の無駄は半端ないだろうなぁ。」と感じてしまいます。
もし、その組織の上に立場にいる人が、営業電話をしている光景をみて、
「うちの従業員は頑張っているなぁ。」
というようなことを感じている職場であるならば、「得られる経験を得たら、他に移ることを考えて働くべき。」ではないかなと感じます。
営業電話は、多くのひとに迷惑をかけていると認識したほうがいいです。
30件ほど営業電話をして、1件成約見込みの相手が見つかると「よしっ。やったぜ。」と嬉しくなる気持ちはわかります。
しかし、営業電話は相手の時間を奪うだけではなく、お金を奪うこともあります。
「売ってなんぼ。」
「人を騙してなんぼ。」
と思って営業電話をしていても、そのような仕事を強制する組織では、いつかはじぶんがその組織から使い捨てられることになるかもしれません。
電話からは逃げよう
わたしも仕事中に電話をまったく使わないのかというと、そんなことはありません。
状況によっては電話を使いますし、電話対応をする際には、
「普段よりもちょっと声を高めにして、相手に聞き取りやすくする。」
というように気を使いながら対応をしています。
しかし、電話というのは受ける方は否応なく時間が奪われることになります。
着信があって、電話に出れない状態であれば、「どんな要件なんだろう。」をドキドキすることもあり、嫌なことだったりします。
また、メールなどのほうが簡単に、そして確実に相手に伝わることが多いことです。
カフェなどで電話をしている人は、何気に多いですし、時間があるときには「耳をそばだてて。」その電話の内容を聞いていたりします。
メールやチャットツールであれば、このように他の誰かに情報が漏れるということも少ないものです。
電話は誰が周りで聞いているのかわかりませんし、
「言った言わないの水掛け論。」になることもあるので、「時間も奪わず証拠も残る」テキストベースで連絡を取るべきです。
まとめ
営業電話をすれば、「営業トークが磨かれて、しゃべるのがめちゃくちゃ上手くなっているかも。」と感じることもあるでしょう。
また、営業電話は成約も一定数あるので、ひとつの営業手法として未だに存在する価値があるのかもしれません。
とはいっても、営業電話は受けた人の圧倒的多数が悪い印象を抱いています。
せっかく時間をかけて商売をするなら、相手の時間を奪って迷惑をかけるという行為はしないほうがいいのではないでしょうか。
【おわりに】
朝起きてから、右の脇腹が痛いんです。
寝ているあいだに、何かにぶつかったような痛さです。
ただ、病院に行くことがあまり好きではないので、少し様子をみてみます。。。
【一日一新】
ローソン 梅しそごはんおにぎり