確定申告電話相談センターの仕事をして改めて、「もう電話は使いたくない」とおもいました。
電話ほど頭が疲れるものはない
電話は遠く離れた人とも話すことが出来るので、便利な面がありますよね。
わたしは、人と話すことは好きな方です。
特に、「人の話しを聞き出すために話しをする、質問をしながら話しを広げる」ということを考えて話しをするようにしているので、
「あぁ、そういう考えもあるのかぁ。じぶんにはなかった考え方だなぁ。」
と話しをしていて、「思ってもみなかったステージにいく」ことができるような感覚は、人と話しをすることの醍醐味だとおもっています。
ですが、わたしは電話で話すことは嫌いです。
電話は時間を強制的に奪うわりに、得るものが少ないと感じています。
たとえば、電話がかかってきたら何を差し置いてでも出なければならない空気感（わたしは誰かと話しをしている間には、絶対に電話に出ません）。
また、「着信がある→折り返したのに不在→また着信がある→そして折り返す」というエンドレスループで時間が果てしなく失われる感覚。
そして何よりも嫌なことは、電話は相手の顔も見えず、何かモニターなどで同じ景色を見ているわけではないので、
「対面で話しをしているときよりも想像力を働かせ、ムダにあたまを使わなければならない。」
という感覚があるので、めちゃくちゃ疲れるということです。
電話は得るものが少ないわりに、その得たもの以上に「疲労だけは貯まっていくツール」だと感じています。
また、電話で相談を受けても、想像力が足りないので「込み入った話しはしたくない」ということも思ってしまいます。
電話が頻繁になる環境で仕事をすると、精神が病まれる
今回参加した確定申告電話相談センターのオペレーターの仕事も、
「電話は嫌いだけど、いまは税理士一年生だから経験だと思ってやってみよ。」
と参加してみました（参加したことはよかったとおもっています）。
このオペレーターの仕事をして感じたことも、
「お互いの顔も見えず、同じ資料を共有して見ているわけではない。」
ので、相手の話しを想像しながら対応するため、対面で話しをしているときよりもあたまが疲れるということはありました。
今回のような電話が頻繁に鳴る環境で仕事をすると、電話の着信音が耳から離れないということもあります（コールセンターの仕事は大変だろうなぁとおもいました）。
その電話まみれの職場だと、集中して仕事をするのは難しいと感じます（だから残業時間が増えるのかもしれません）。
電話をするくらいなら、これをやる
電話はムダに疲れて、時間も奪われるので電話をするくらいなら、次のことをやると決めて行動しています。
Zoomを使ってWeb会議をする
電話で話していて、疲れるなと感じる部分は、
「見えない部分を想像で補おうとするから」だとおもいます。
想像しながら電話で話すのであれば、Zoomなどでweb会議をするほうが楽です。
「Zoomでお互いの顔を見ながら、ときには画面を共有して話しをする。」
という、この状態のほうが相談を受ける側も、相談をする側もストレスが少なくなるように感じます。
電話の方が、
「声だけなので簡単に済むじゃん。」
と考える方もいるかも知れませんが、見えない部分があることで感じるストレスは多いものです。
海外のお客様とはSkypeでもやり取りをしますが、顔を見れているのでストレスもありませんし、距離も感じません（生きている時間が違うという時差は感じますが）。
顔が見えない電話で疲弊するなら、顔が見えるZoomで話し合える機会を作ったほうがいいと感じています。
メールやチャットを使いお互いの時間を尊重する
電話よりもあとに登場した、メールやLINEのなどのチャットの方が相手の時間を奪うことがなくコミュニケーションとれます。
また、メールなどは電話よりも相手のことを考えて尊重する行為だとおもいます。
電話には着信・不在着信のオンパレードで時間が失われ精神がやまれていくという負担がありますが、いつ見てもいいメールなどは、この負担は少なくてすみます。
普段はメールでやりとりし、ここぞというときに会う（web上も含めて）。
この方が精神的な負担が遥かに少なくてすむと感じています。
まとめ
確定申告電話相談センターの仕事で、数十人の人と1日中話せば話すほど、
「電話の負担感は想像以上に重たいなぁ。」
と感じました。
そして、想像力をムダに働かせなければならない電話は精神的な負担は大きなものです。
電話は安易に使わず、「ここぞ」というときにだけしか使わないツールにすべきだと改めて感じました。
【おわりに】
確定申告電話相談センターの仕事は、いい経験にはなりました。
ということで、この経験はわたしの人生のなかでは「もうおしまい」にします。
【一日一新】
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