「もう少し借りませんか」と銀行員が言ってくることもあるものでしょう。
銀行融資を受けるための妥当金額は存在する
銀行融資の申し込みを考える際には、
「希望金額が借りられるかなぁ。。。」という不安があったりするものかもしれません。
銀行融資の相談を受けているなかでも「この金額はいけそうですか。。。」といった質問が少なくないともいえます。
そんな希望金額が借りられるかどうかのひとつの基準は、資金使途が妥当金額だと銀行員が判断するかどうかだといえるものです。
「10億円の設備投資をおこないたい。」といった資金使途であったとしても、
「過大すぎますよ」と言われるか「全然いけますね。」と言われるかは、売上規模や業種によって変わってくるともいえます。
また「1億円の運転資金として」といった資金使途も、
といった計算式から銀行員は妥当金額かどうかを判断したりするものです。
なので、銀行融資を受ける際には「妥当と判断される金額というのは存在する」と考えたほうがいいといえます。
もう少し借りませんかと銀行員は提案してくる
会社の事業内容や事業規模から妥当な金額を算出して、銀行融資の申し込みをすることが銀行融資を受ける際のひとつのセオリーだといえます。
そして、絶妙に妥当な金額での融資申込みに対しては銀行員も唸るものです。
「金額が絶妙だし、これは希望通り融資は実行できそうかも。」と。
なので、あまりにも根拠の薄い数字で融資の申込みをしても銀行員というのはやる気が湧いてこないことがあるといえます。
「あの会社はいつも絶妙な金額で融資申し込みをしてくれるのに、この会社はどんな根拠でこの金額を弾き出したんだよ。」とも考えてしまうからです。
とはいっても、妥当な金額で融資を申し込んだにも関わらず、銀行員からこのような言葉をかけられることもあったりするかもしれません。
「社長、1,000万円の申し込みではなく1,500万円で申し込みませんか」といった当初の希望金額よりも増額された提案を。
増額を提案されたら「借りておく」一択
銀行員というのは、決算書の内容や資金使途を確認していくなかで、その融資希望額が妥当かどうかの判断をおこなっていくといえます。
それこそ「妥当金額かどうか」は、銀行員の頭で考えるだけでなくAIが自動判定してくれるともいえるかもしれません。
だからか、社長が妥当だと算出した金額よりも「もう少し融資してもいいかも。」と銀行員から見えたりすることもあるのです。
それとともに「支店やじぶんの目標数値達成のために、返済可能性が高い会社にはもう少し借りてほしい。」といった思惑があったりするといえるかもしれません。
「ただの折り返し融資だと成果には繋がらないから、もう少し増額して申し込んでほしい。」
「ちょうど融資キャンペーン商品があって、この会社は要件に合致するから、その融資商品を借りてほしい。」
「支店長のプライドのためにとにかく融資量を達成したい」
といったような、財務上正しく算出された金額よりも銀行の事情でより多く融資を受けてほしいといった政治的な思惑もあったりするのです。
そんな政治案件的に「もう少し増額して融資を受けませんか。」と銀行員に言われたらどうするか。
その銀行員から提案に乗り提示された金額で申し込みをしていきましょう。
「いけるかどうか完全には言えないんですけど、善処するんで。」といった前置きがあったとしても、その金額で融資を受けていくといいといえます。
融資キャンペーン商品などであれば「普段とは別枠」といった融資枠になるので社長が損をすることはないといえるかもしれません。
また、銀行融資というのは、
「手元資金があるとすぐに高級車に手を出してしまう。。。」といった病的な社長でなければ、預金残高を積み増すために受けられるだけ受けておいたほうがいいといえます。
預金残高に余裕があれば、焦って投資判断を間違えることも少なくなるものでしょう。
余裕のある預金残高は事業の選択肢を増やす材料になるので、
「銀行員が予定していたよりも多めに融資を受けることを提案してきたら乗る。」としていいのです。
まとめ
提案されたら「乗っかる」一択でいいといえます。
【おわりに】
悲しいお話。
大学のゼミで「すっげーイケメンじゃん。」と感じていた同級生が亡くなっていたそうで。。。
人生を生きるうえでは、あまり未来を見すぎずに、いまを最大限見つめて生きていったほうがいいと感じたりと。
【一日一新】
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