売上の金額は、曖昧に雰囲気で決めるのではなく明確な根拠をもって決めるべきだという話をしてみます。
目標売上を曖昧に決めると、どう動けばいいのかわからなくなる
「せっかく事業を始めたんだから、まずは年商で1億円でしょ。」
「いやっ、上位1割に入るために年商は10億円を目指す。」
「何いってんだよ、上場するんだから1,000億円まで目指さないと。。。」
などといったように、起業をして一国一城の主となったということで、夢は大きくという気持ちはわかります。
ただ、年商で1億円の金額を売り上げるのであれば、何をどうやって売るのかということともに、売上の計算式というのを知っておく必要があります。
鉛筆なめなめで目標売上を決めているだけだと、いつまで経っても目標の売上金額に達成することはできませんし、どう動けばいいのかわからなくなるでしょう。
なので、目標売上は雰囲気で決めるのではなく計算方法を確認したうえで、いくらにするのかを決めることをおすすめします。
事業計画書をつくる際の売上はどうやって決めればいいのかの、たった2つの考え方
それでは、売上の根拠となる金額をどうやって決めればいいのかについて説明していきます。
単価×客数
売上を計算する際の基本的な計算方法は、
となります。
たとえば、月に100万円の売上が欲しい場合には、
といったように、売上を100万円にできるパターンというのはいくつもあります。
なので、目標売上に達成するためには、
「単価をいくらに設定して、客数を何人にするべきなのか。」
といったことを考えなければなりません。
たとえば、高級アパレルショップのように「単価を追い、客数を絞る戦略を取るのか。」
それとも、100円均一などのように、「単価を抑えて、客数を多く取る戦略をとるのか。」
このどちらの戦略が、「楽なのか大変なのか」はその事業内容によって変わってくることになりますが、
「単価を追う。」
のか、
「客数を追う。」
のかは、明確に決めるべきものです。
この「単価か客数か」は、明確に決めたほうがじぶんに取っても事業はやりやすくなることでしょう。
利益額を先に決めたうえで売上を決める
「月の利益額がいくら欲しいのか」という金額を決めて、必要な売上を計算するという方法もあります。
たとえば、月の利益額が100万円ほしいと考える事業の場合。
その前提として原価率(変動費)が30%、販管費(固定費)が600万円の事業の場合には、
という計算式になり、必要な売上金額は1,000万円となります。
おなじ前提で、利益額が2倍の200万円ほしいと考える事業の場合には、
という計算式になり、必要な売上金額は約1,143万円ということになります。
事業の経費というのは、
「売上に連動して変わる変動費(いわゆる売上原価など)」といわれるものと、
「売上にそれほど連動して増えるわけではない固定費(家賃など)」というものにわけて考える必要があります。
なので、売上が1,000万円の場合にも売上が1,143万円の場合でも、固定費の金額は変わらないとしてシミュレーションするというのが、この計算のポイントになります。
このように利益額を先に決めて必要な売上を計算をしてみると、利益額をいまの2倍を目標としたからといって、
「いまの2倍がんばらなきゃなぁ。」
とならなくていいということも発見できます。
まとめ
「まずは、年商で1億円を目指している。」
というのであれば、今回挙げた基本的な計算方法を理解しておく。
そして、どこに注力して事業を進めていくのかをもっと具体的にその数字使ってを考えてみましょう。
【おわりに】
ノースロンドンダービーおもしろかったです。
どちらのチームも質が高くて、感動しました。今日は早めに寝よ。
【一日一新】
SHURE AONIC 50
ある登録