絶対に儲かるという話は、絶対に儲からないからやめておくべき理由

絶対に儲かるという話は、「絶対に儲からない話」だから、そこにお金を使うのはやめましょう。



絶対に儲かるのは、いまやっている仕事


税理士業を営んでいると時折り、

「これが絶対に儲かるって聞いたんだけど、どうおもう?」

という相談を受けることがあります。

その儲かるという話が、「市場で直接売買ができる株式投資や暗号資産(仮想通貨)などの話」なら、まだわかります。

わたし自身も、株式投資や暗号資産への投資というのは、経済の勉強としてやってみることもあります。

その際にはたしかに、

「この株、絶対に儲かるよなぁ。」というタイミングが見えたりする場合もあるものです。

とはいっても多くの、

「絶対に儲かる系の話。」

というのは、儲かるのは話を持ちかけれらた人ではなく、話を持ちかけた側の人です。

そのような絶対に儲かるという話は、話を持ちかけれられた側の人は絶対に儲かりません。

「絶対に儲かる系」の話しは、すべて嘘だとおもって絶対にお金を支払わない対応をしていくことが、結果的には「儲けられる」チャンスになります。

本当に絶対に儲かる話があるとすれば、それはじぶんが「いまやっている仕事を続けること」だといえます。


絶対に儲かるという話は、絶対に儲からないからやめておくべき理由


それではなぜ、絶対に儲かるという「儲け話」は、絶対に儲からないのかを挙げていきます。

絶対に儲かる話なら、銀行で借りてじぶんでやるべきだから

もし絶対に儲かる話をじぶんが見つけたならば、絶対にしてはいけない鉄則があります。

それは、「絶対に人に教えてはいけない」ということです。

儲け話というのは、「儲け」という旨味がある間に、じぶんだけがその甘い蜜を吸い続けるべきなのです。

その甘い蜜を吸い続けるための軍資金がなければ、銀行から借りてその儲かる話をやるべきです。

なので、絶対に儲かる話を見つけた人が真剣であれば、銀行からお金を借りてその儲け話をやっているということになります。

「それはわかるけど、銀行金利がもったいないんだよね。」

と儲け話を持ってきた人が言っているようであれば、「銀行から借りたとしたらその金利が何%になるのか」を調べてみるといいでしょう。

銀行の貸出金利というのは、日本銀行が公表していて「貸出約定平均金利」と検索をすると確認することができます。

2021年3月3日に公表されている貸出の平均金利を確認すると、都市銀行なら0.637%で信用金庫でも1.451%ですみます。

絶対に儲かる話なら、1年間に多くても1.451%程度だというこの金利は痛くはないはずですよね。

「いやっ、事情があって銀行から借りられないからこの話をしているんだよ。」

「それに、この儲けをおまえと一緒に山分けしたくてさぁ。」

といってくる人もいることでしょう。

しかし、本当に儲かる事業であれば、銀行はお金を貸してくれます。

「事業計画書が書けないから銀行に行けないんだ。」

と切り替えされるかもしれませんが、

「融資をしたくてウズウズしている。」

真っ当な銀行員であれば、絶対に儲かる話だと確認したら、事業計画書を一緒に作成してくれるものです。

銀行という商売は、絶対に返済が滞らない貸付先に融資をし利息収入を得るという構造です。

だからこそ、銀行からお金を借りずに銀行以外からお金を調達して、儲け話を始めようというのは詐欺なのです。

絶対に儲かるという話で絶対に儲けるためには、

「だれにも言わずこっそりとはじめ、資金が足りなそうだったら、銀行から融資を受けてやっている。」

ものですから。

初めから嘘だから

絶対に儲かる話をわざわざ誰かにしているという人は、

「耳寄りのいい話をしてくれている、とてもいいひと。」では、ありません。

その儲け話は、はじめから嘘なのでその話をして、お金をだまし取ろうとしているのです。

だれもが楽して儲けたいものです。

そして楽して儲けるためには、じぶんよりも騙されやすい「マヌケな人」に、その嘘の話をすればいいのです。

「絶対」にという言葉が付いている時点で、嘘の話になるので慌てずに、

「なぜ銀行にその話を持っていかずに、じぶんにこの話を持ってくるんだろう。」

と疑い、じぶんのお金を守りましょう。

ひとに教えるわけがないから

絶対に儲かるという話は、絶対に人には話さないものです。

もし、その絶対に儲かるという話を、その筋のカリスマがしてきたからといっても安心はできません。

どんなカリスマでも注意はすべきです。

インターネットなどでカリスマ性を見せていても、

「いま本当にうまくいっているかどうか。」は、じぶんにはわからないものです。

銀行の預金通帳に億単位の預金残高があっても、「そんなものは簡単につくれるもの」です。

どんな事業も投資も、絶対に儲けるためには、

「儲かる見込みのある市場が、こっそりとブルーオーシャンである間に入り込み、椅子をすべて取る。」

という行動が必要です。

それを、ひとに話している時点で、もう絶対に儲からないレッドオーシャンの話になってしまっています。

儲け話は誰々から聞いたから、という人で判断をしてはいけません。

カリスマだといっても、資金繰りに困って騙してやろうと来るかもしれませんし、親友だったとしても安心はできません。

絶対に儲かる話を人にしている時点で、もうその儲け話は「終わって」います。

まとめ


税理士業をしていると、「儲け話」や「儲け話を持ちかけられたんだけど」というのを、わりと聞きます。

だからといって、慌てなくて大丈夫です。

そのような話は全部、嘘ですよ。

甘い蜜を吸おうと騙されてお金を失うよりも、いまの仕事に本気になったほうが、絶対に儲かりますから。


【おわりに】

2021年のグラミー賞。

メタルアーティストが受賞することがないことは、さすがのヘヴィ・メタル税理士も理解はできます。

そして、こういった賞は賛否両論があることも理解はできます。

とはいっても、The Weekndが受賞もノミネートもなしは違和感を感じますよね。。。

スーパーボウルのハーフタイムショーにも出たのに。

この曲が大ヒットしていましたし、わたしもよく聴いていました。

メタルも洋楽にも詳しい友達がほしい。。。


【一日一新】

ココイチロースカツカレー 3辛

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