「気を使う」って、それだけで富士山に登ったくらい疲れますよね。
ひとり事業だと、いつでも笑顔になれる
わたしはひとり事業者として、ひとり税理士業をやっています。
先日、取引先の社長が、
「ひとりで商売やるって気を使わなくていいんだよなぁ。」
「おれはいつも笑顔だね」って人にいわれるけど、
「ひとりだから誰かに変に気を使わなくていいから、笑顔なんだろうなぁ。」
と言っていて、「本当にその通りだよなぁ。」とおもいました。
勤めているときというのは、「暇でも暇そうにしていられない」ということがあります。
「ランチのときなどに忙しいの?」
と聞かれたら、「いやー忙しいわぁ。仕事って大変だよねぇ。」
なんて言っていることが、「大人のたしなみ」のような印象がありました。
仕事中に忙しくないようにしていると、つまらない仕事を押し付けられる(医療費控除の集計とか。。。)といったこともありました。
また、仕事をしていて不思議なことのひとつが、
「徹底的に効率化して、だれよりも仕事量を多くこなしている状態。」
なのに、早く帰ろうとすると、
「なんでこっちは忙しいのに、仕事手伝ってくれないの。」
なんてことを言われる(だいたいお局に)ということはよくありました。
「翌朝に、確定申告の資料が無造作に机においてあった」なんてこともありました。
まあ、わたしは優しいから手伝うんですけどね。。。
銀行員時代は、見栄でもなく本当にだれもが忙しい仕事なので(少なくとも融資渉外課は)、あまり仕事を押し付けあうということはありませんでした。
これが、税理士事務所に勤めているときには、仕事の押し付け合いが「わりと」あるものでした。
ただ、いまはひとり事業です。
「あのひとはなんで仕事をしないんだろう。」
といったことや、
「そんな風に仕事をしちゃダメなんじゃ。。。」
なんてことをおもう場面は、一切ありません。
正直、ひとりで自由にやっているので笑顔が毎日こぼれてしまいます。
気を使わないというのは、なかなかできないこと
起業をして、
「気を使わないって、こんなにいいことなんだぁ。」と感じる場面は多いです。
忙しいふりをする必要もないということもありますが、
「やりたいことをやりたいときにできる。」
というのは、従業員を雇わずにひとりで商売をしているからだとおもいます。
お客様ともNetflixの話しが出来るのは、仕事中にNetflixを観れているからです。
いまの1番のリラックス方法は、ギターを弾くということです。
ギターを弾くことは究極の癒やしです。
ギターは高校生の頃から弾いているのですが、社会人になってからは、なかなか弾く機会が持てないということがありました。
税理士試験の受験期間中などは、
「ギターを弾く時間があるなら勉強しなきゃ。」
と仕事以外の時間は、勉強のために使わなければならないことでした。
これがいまは、事務所にギターを1本置いているので「弾きたいときに弾ける状態」なのです。
ちょっと煮詰まったら、5分ほど(下手をすると1時間くらい。。。)リラックスするためにギターを弾く。
仕事しているときに、ギターを弾けるといったことは、「仕事の集中力を上げている」ことに繋がっているとおもいます。
また、急に仕事中に腕立て伏せや腹筋、スクワットなどをやり始めたら、
「だいぶ頭のおかしい人に認定されてしまう」ことになることでしょう。
そういったことも、ひとりだから、
「ヤバい食べ過ぎたから腹筋をしよ。」と出来るのは健康にも良いはずです。
もちろん100インチの大画面でサッカーを観たり、ヘヴィメタルを聴くといったことも自由です(とはいっても、ちゃんと仕事はしています。。。)。
また、お客様と気の済むまで「しゃべってもいい」ということもできます。
勤めているときは、「顧客先への滞在時間が長すぎないか。」などと言われることもありましたが、
「話したければ話したい」だけお客様先に居ても、だれにも何も言われません。
こういったことは、じぶんが社長でも従業員がいたら気を使って「できないこと」ですよね。
気を使わないためにセオリーは無視する
ひとりで仕事をしているので、だれかの仕事の仕方が気になってしまうといったことは、もうありません。
また、じぶんが何をしていても怒られるということもありません。
「仕事なんだから、ツラくて当たり前なんだ。」
「その苦痛がお金に変わっているんだぞ。」
とおもう方もいるでしょう。
でも、それって本当にじぶんの感情から出た言葉なんでしょうか。
ツライのが当たり前で、
「それでお金を貰うと言っていることが、カッコいいことだ。」
とじぶんに言い聞かせていて、その考えを人に押し付けているのではないでしょうか。
ひとりで事業を営むということは、思っている以上に難易度が高いことです。
この仕事はじぶんがやらないで人に任せて、
「じぶんはもっと生産性が高い仕事をしよう。」
と考えたくなることは、確かにあります。
しかし、その度に「いまの仕事をもっと丁寧に、もっと効率的にできる方法はないのか」と考えて実践しています。
やりたくないことをやらないために、人を雇う。
これが経営のセオリーかもしれません。
だからといって、その誘惑に負けると「気を使って生きる」ようになってしまうので、そのセオリーは間違っていると考えて行動しています。
まとめ
ひとり事業をしていると、
「ひとを雇わないんですか。」
といったことや、
「ひとを雇って一人前だ。」
といったことは、よく言われるものです。
人生は、どれだけ笑顔でいられるかだとおもいます。
ひとりで商売をしていることが、1番笑顔でいられること。
だから、この気を使わなくていい状態をとても気に入っています。
ひとり事業というのは、変に気を使わなくていいので長生きできそうな感じがします。
【おわりに】
ある程度の仕事量があるなかで、「ひとり」と腹を括ってやっていると、仕事をするスピードは信じられないほど速くなっていきます。
頼めないから、効率化が自然に出来ていくんですよね。
プリンターなんて、もう何週間も使ってないや(結構な金額したけど。。。)。
【一日一新】
日高屋 生姜焼き定食