ひとりで仕事をしていると、「だらけないの」と言われることがあります。
だらけたいときは、躊躇なくだらけてます。
ひとに見られていないと、仕事は捗らないのか
ひとり仕事の1番の特徴は、何といってもひとりであるということ。
わたしの仕事振りも、オフィスを誰かと間借りしているなどといったことではないので、多くの時間を「ひとり」で過ごしています。
このひとり経営の状態でよく聞かれることが、「サボらないの?だらけないの?」
といったことです。
仕事をする際には、ひとに見られている(監視されている?)からこそ緊張感が生まれ、仕事に集中することができると多くの人は考えているのでしょう。
わたしも、ひとり税理士を始める前までは、「集中して仕事をしていけるのかな。」
ということは懸念していました。
では、いま集中して仕事が出来ているのかというと、かなり集中して仕事が出来ています。
たとえば、ある仕事は勤めていたときには22時頃まで掛かっていました。
それが、いまは16時には終わっています。
「なぜ勤めていたときには、あれほど時間がかかっていたのだろう。」
と、いまでは不思議に感じているというほど、集中力が上がっています。
たしかに仕事を始める時間が、多少早くなったということもあるかもしれません。
それでも労働といったことにかける時間は、ひとりであるいまの方が短くなっています。
これは、だれにも邪魔をされることがありませんし、仕事の力を社内調整に使っていないということが大きいのだとおもいます。
「労働時間は短くなったかもしれないけど、それでも人に見られていないとだらけるでしょ?」
といわれると、疲れたら昼寝をするということはしています。
「15分くらいの昼寝は、むしろ効果的だ。」
と言ったことを聞いたことがありますが、短い昼寝をすると間違いなく集中力が上がるという感覚があります。
なのでいまは、疲れたなと感じたら15分のタイマーをかけて目を瞑るようにしています。
ひとりだと集中もできるし、疲れを感じたらうまく休憩をし昼寝をもする。
ということで、だらける部分と、集中する部分をうまく使いこなしています。
ひとりだからこそ、ここをうまく使い分けて、仕事が捗っているといえます。
だらけないために意識していることは、やめるということ
仕事にだらけないため、飽きないためには「やめる」ということが大切だと感じています。
時間を細かく区切りすぎることをやめた
いまは1日の仕事を「最低限やるべきことをリスト」にしてそれは必ずやるようにしています。
その際に、細かく時間を区切りすぎないということを意識しています。
たとえば、だらけないためにTadkChuteなどを使用して、分単位で時間を区切ってタスク管理をするというやり方があります。
たしかに分単位で、時間を制するメリットもわかります。
わたしも数ヶ月ほど試していましたが、いまはやめました。
分単位のスケジュールに固執してしまうと、
「やばい見積もりが甘かったかな。」
「もっと急いで終わらせなきゃ。」
と慌ててしまうという弊害がうまれたので、スケジュールを細かく区切りすぎるということはやめました。
最低限やることをリストにして、それをやればその日の仕事はひとまず「いい」ということにする。
これを分単位で、「時間をかけすぎた、見積もりが甘すぎた」となると強いストレスでした。
このように分単位の時間管理は、向いていないと感じてやめることにました。
こういったことも、勤めていると「じぶんだけこのタスク管理から抜けるのは難しい」ものだったりしますね。
万人を意識することをやめた
事業をスタートして間もない頃は、間口を広くすべきだという考え方があります。
ただわたしは、万人に好かれようとするのをやめています。
勤めているときは、ある種八方美人であることが求められます。
八方美人の方が、社内の情報が色々取り寄せられるので便利なものでした。
しかし、ひとりでやっていると、ある程度エゴイズムを出すことも大切だと思っています。
いまの税理士1年目が珍しいということなのか、かなり営業電話がかかってきます。
これも「この電話に出たほうが、印象が良いだろうし何か新しいことが生まれるかも。」
と思って対応したほうが、その営業相手からしたらありがたいことでしょう。
しかし、ひとりであるため人的リソースが限られており、嫌われてもいいので無用な対応をするということをやめました。
「せっかく独立したんだから、どこにチャンスが転がっているかわからないよ。」
と言った意見もわかります。
ひとと話すことは、わたしも大好きです。
どぶ板営業などをしていたときには、「訪問頻度の違いで思いもよらなかった案件が増えていくもの」なんだなと感じていました。
しかし、いまはひとり。
八方美人でいるよりは、力を入れるところを意識しながら営業をしていくということが、重要な戦略と考えています。
だらけるという感覚をやめた
そもそもだらけるという感覚を持つことをやめました。
ひとり事業というものは、上司はいませんし部下もいません。
そうすると、「結局は何をやっても、やらなくても直接じぶんにその影響が出てくるもの。」
だったら、さぼることもさぼらないことにも境界線がないと感じています。
映画を観ていても、独立しているいまは感じる部分が勤め人のときと違いますし、得るものも違います。
「仕事」をしていても、「仕事」をしていないときでも、ある種仕事をしているというのが、ひとり事業なのだと感じています。
すると、「そもそもだらけるも、だらけないもないものだ。」
といえます。
ひとりの良さは、機動力。
それも組織の見えないルールに縛られることのない、行動力。
ならば、何をやってもやらなくてもいいという気持ちがいまは強くあります。
どうしても、だらけるならばヘヴィメタルを聴けばいい
疲れているとき。
気持ちが落ち込んでいるとき。
そんなときは、音楽を聴くのが1番です。
わたしは、本当に疲れたなと思ったら、ヘヴィメタルを聴きます。
最近は、Bring Me The Horizonでテンションを上げています。
好きな音楽を聴いて、シンガロングする。
これだけでも、だらけなくなるということもありますよね。
【おわりに】
ピザは薄い生地の方が、美味しいんですね。
なんかヘルシーですし。
【一日一新】
竹風堂 栗かの子