繰り上げ返済をすると銀行員には嫌われる

繰り上げ返済は銀行融資対応の禁じ手だといえます。


小田原駅。


融資量を管理している銀行


地方銀行や信用金庫の花形業務は、銀行融資業務だといえるものです。

支店での序列も銀行融資に携わっている銀行員がメインストリームのような顔をして闊歩しているといえるかもしれません。

だからか、預金係の役席に対して、

「これをパワハラっていうだろうなぁ。。。」といった対応をしている支店長を見たりもしたものでした。

「こっちは(融資を実行して)稼いでいるんだから。」などといった高圧的なセリフを吐きながら。

そんな融資業務に携わる銀行員は、日々支店の融資量と向き合い、融資量を増やすために動いているといえます。

「今月末の融資量は〇〇億円で、来月末の融資量は〇〇億円見込み。」などと、ミーティングのメインは融資をどれだけ実行できるかといった内容だったりもするものです。



繰り上げ返済をすると銀行員に嫌われる


「融資量を増やす。」といったことをするために、

その支店は「融資の返済金額と実行金額」を織り込んで毎月予定を立てていくのです。

だからか、予定外の融資獲得ともなれば、

「少なくともその日のヒーロー扱い。」となるのが融資業務をメインとする銀行員の日常だともいえるかもしれません。

それとは反対に「予定外」の繰り上げ返済などがあったりすると、

「少なくともその日の戦犯扱い。」を受けるのも銀行員の日常だったりもするといえます。

「おまえ、ちゃんと与信管理やってたのかよ。。。」といったパワハラのような扱いを担当の銀行員は上司から受けたりするのです。

なので、繰り上げ返済をすると「担当の銀行員から支店長に至るまで」嫌われたりもするといえます。


繰り上げ返済をやってはいけない


「銀行融資を返済していくのがかったるいし、金利が気持ち悪い。」

「金利が上昇局面にあるから、金利負担を下げるために。」

「銀行に毎期決算書を渡すのがかったるい。」

「この銀行とは金輪際付き合う気がないから。」

「事業を廃業しようと考えているから。」などと、繰り上げ返済をする理由は様々だったりもするものでしょう。

たしかに「お金を返していく。」と考えると、銀行融資の返済を早く終わらせたかったりもするかもしれません。

とはいっても、繰り上げ返済をしてしまうと銀行員から嫌われたりするものです。

「こんなに早く返済してくれるなんて、ありがとうございます!」などと称賛されないといえます。

「融資量が予定外に下がるし、金利収入が減るじゃん。」などと、銀行員は考えるからです。

そして、嫌われるどころか「次の取引はない。」と決心させる行為だともいえるのです。

「取引銀行を頻繁に代えて肩代わり融資を受けまくる。」などというような繰り上げ返済を繰り返していくと、

「あの社長は信用ならないから、融資するな。」などといった情報が銀行内部に蓄積されていくといえます。

事業というのは、資金繰り状況がいつ急変するとも限らないといえるものです。

新型コロナウイルスやリーマンショックなどの想定外の事態で、資金繰りが重たくなり銀行融資を頼りたくなる場面はいずれ訪れるともいえます。

そのような際にも繰り上げ返済をしているその銀行に情報があると、

「あの社長のところには融資を実行するな。。。」という号令で、銀行融資を受けられなくなっていくのです。


まとめ


事業環境は何が起きるかわからないからこそ、じぶんだけの事情を考慮した繰り上げ返済を避けるべきだといえます。


【おわりに】

オフィスの椅子を最大限に高くして座ることにちょっと悦に入っていたのです。

「じぶんは背が高いから高さMAXだよね。」などと。

ただ、変なプライドをやめて適正な高さにしてみたら座りやすくなったりで。

そんなことに気がつくまで5年ちょっとかかったという。。。


【一日一新】

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