購入した高級車について銀行員がしつこく聞いてくるんだけど

「銀行員がやたらと最近購入した高級車について質問してくるんだけど。。。」ということもあったりするといえます。


高級軽自動車の車窓から。


銀行員は社長が考えている以上に業績に対して厳しい


「銀行員時代と税理士のいまとで感覚が異なること。」といえば、業績に対する感覚だといえるかもしれません。

銀行員時代には、

「中小企業の決算書は粉飾されている。」

「赤字決算なんてありえない。」

「事業に高級車は必要なのか。。。」などと決算書を眺めながら考えていたものでした。

それこそ「節税なんてしないで、返済原資となる当期純利益をもっと増やせよ。。。」といったスタンスで決算書と向き合っていたといえます。

だからか、このような雰囲気を醸し出す銀行員に出会うと、

「やっぱりそういうスタンスになるよなぁ。」と懐かしさすら感じるといえるかもしれません。

なので「銀行員というのは業績に対して厳しい姿勢で決算書と向き合っている。」と考えて、決算書の内容にはこだわったほうがいいといえます。



車の購入に銀行員は気がつく


「決算書の内容をシビアに精査している。」ともいえる銀行員。

そんな決算書を精査しているなかで「車を買ったかどうか。。。」といったことに銀行員は気がついていたりするものです。

なぜなら、決算書を分析していく道中の貸借対照表や法人税別表などで車両運搬具の増減を感じ、

固定資産台帳に「LEXUS LM」といったような痕跡が載っているからです。

「社長、買ったなぁ。。。」と。

なので「車を買ったことは。。。」

「そこそこの高級車を買ったことは、銀行員に気づかれている。」と考えたほうがいいといえます。

とはいっても「銀行員が高級車を買ったことに対してツッコんでくるのか。」といえば、それほど多いケースではないといえるかもしれません。

「うちの融資を原資に買ったのかなぁ。。。」

といった思考になるとはいえるものですが、高級車を買ったからといっても明確な資金使途違反にはならないといえるからです。

それこそ「諸経費支払資金としての融資なので、車を買っちゃってもいいですよ。」と提案してくる銀行員にも出会ったことがあるかもしれません。

にも関わらず「社長、車を買ったんですか。こんなに高い車を。。。」と銀行員に言われる場合があるのはなぜなのでしょうか。


高級車について指摘されるのは業績が悪いから


「銀行員が車を買ったことに対して不満を感じているっぽい。」というのは、業績が良くないからだといえます。

「赤字決算が続いている。。。」というような決算書の内容であれば、

「高級車なんて購入している場合じゃないっしょ。」と銀行員は感じたりするからです。

それこそ「この車を購入した理由を詳細に確認してこい。」などと銀行のミーティングのなかで指示があったりもするのです。

「赤字決算。。。」といった場合には。

「銀行員が最近購入した車について質問を繰り返してくる。」というのは、赤字決算などで業績が振るわない状態だからだといえます。

ましてや、銀行員とすると「業績が振るわない会社ほど、社長は高級車を欲しがりがち。。。」だとも感じているものです。

だからか「銀行員に車を購入した理由をしつこく聞かれる。」というのは、

「そんな高級車を購入するのではなく、事業にもっと力を入れてくれよ。」といった銀行員からのメッセージだといえます。

などという事態を避けるためには、

「車を購入するなら黒字決算としたとき。」と考えていったほうがいいのです。

なかなかの高級車であれば「高級車の購入に見合った。」大きな金額の黒字決算を銀行員は求めるものです。

なので、高級車の購入を検討している場合には、業績などの打ち合わせをする際に購入する旨を伝えてもいいといえます。

「いまの決算内容で、この車を購入することに対してどう思う。。。」といったように。

すると銀行員のリアクションで、購入すべきかどうかの判断ができたりするものでしょう。


まとめ


会社で高級車の購入を検討しているならば、業績とのバランスを取っていくべきだといえます。

少なくとも「こんな高級車を買うなよ。。。」と銀行員から感じられてしまう業績では購入に踏みとどまったほうがいいといえるものです。

「高級車を購入した影響ため、今後の銀行融資を含めた資金繰りのバランスが崩れた。」という事態だけは避けるべきだといえます。


【おわりに】

「諦める」って悪いことではないと思っています。

ただ「勉強を諦める。」というのは、もったいないかなぁと。

ひとに何を言われても、人生の状況が変化したとしても、勉強だけは続けたほうがいいと。

それが税理士試験の勉強であれば、なおさらそうおもうかなぁと。。。


【おわりに】

世界で一番美しい切り絵人体図鑑

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