「銀行員には実はそれほど営業力はない。」といったスタンスで出向の受け入れを考えたほうがいいものです。
銀行出身という肩書
「銀行出身。」
「元銀行員。」
「現役の銀行員。」といった肩書。
そこそこのパワーワードだったりもするものかもしれません。
「まあ、山口くんは銀行員だから大丈夫でしょ。。。」といったことを結婚の挨拶に行った際に妻の親から言われたりしたこともあったものでしたから。。。
また、税理士業界に転職した際にも、
「うちにも銀行出身者が面接に来るようになったのかぁ。。。」などという言葉をかけられたものでした。
だからか「銀行出身者の出向を受け入れると事業が加速する。」
「あれだけ担当先も多く、飛び込み営業をこなしているんだから営業力もハンパないっしょ。」と考えて出向の受け入れを考えたりするものかもしれません。
担当先は多く人当たりもいいかもしれない
たしかに、銀行員というのは一般的な営業職よりも担当先が多く、営業スキルは高いと考えられるかもしれません。
「担当先は数社。数十社。」という業界もあったりするものかもしれませんが、
「担当先は数百社。」といった銀行員も少なくないものです。
わたしも「一般行員で融資業務ができるのは山口だけだから、この支店の取引先は基本全社担当ね。。。」といった無茶振りともいえる担当件数を抱える時期もあったといえます。
また「飛び込み営業を行なう新規開拓先。」というものも帝国データバンクの情報を抽出して、既存の担当先とは別に数百社割り当てられたりもするのが銀行員だといえるかもしれません。
だからか「ひとに嫌われないように接する。」といった意味での営業力が銀行員には備わっているとも考えられるといえます。
「銀行員は態度が悪いからホントに嫌い。」というひともいるかもしれませんが、
「銀行員ほど気が利くひともいないよね。」といった言葉を受けることも少なくないといえますから。
なので、銀行員は人当たりがいいひとも少なくないと考えてもいいものでしょう。
「外に出るたびにクレームを受けてくる。」といった銀行員もいたりするものですが、多くの銀行員はスマートに営業を行っているといえます。
銀行の看板がなくなると、それほど営業力はないかも
とはいっても、銀行員の営業力というのは「銀行」という看板があるからだともいえるかもしれません。
「絶対におまえのところでは借りないからな。。。」などと銀行員時代に飛び込み営業で、初めて会った社長にキレられたこともあったといえますが、
「銀行さんなんだね。」と応接室に通されたり、立ち話で会話を繰り広げられるといったことは少なくなかったものです。
「銀行員とは付かず離れずの対応を取ったほうがいい。」というのは、社長の中にある資金繰りのコツとしてもあったりするものでしょう。
銀行員時代の営業に関しては既存先に対しても新規開拓先に対してもそれほど嫌な思いをすることもなかったといえます。
「相変わらずデカいね。。。」といった言葉をよく言われていた思い出もあったりするものです。
だからか「銀行員は営業力がある。」と考えて出向者の受け入れや銀行出身者を雇ったりもするものでしょう。
たしかに「相変わらず、すんごい営業力だね。。。」といった、
どの業界でもずば抜けた営業成績を誇る銀行出身者はいるものですし、起業をして類まれな営業力を発揮している銀行出身者も少なくないといえるかもしれません。
とはいっても「訪問するだけでわりと受け入れてもらえる。」ともいえる銀行員としての営業と、銀行員ではない状態の営業では取引先の対応が異なるとはといえるかもしれません。
なぜなら「いずれ必要な場面が訪れるかもしれない銀行融資。」といった商品を取り扱っているわけではないから。
なので「銀行員の営業力は銀行に勤めているからこそ。」と考えて銀行からの出向者の受け入れを考えていきましょう。
ましてや「もう上がりだから。。。」とも考えているひとだとすると、営業力を発揮するスタンスもないかもしれません。
だからこそ「銀行出身。」というだけの理由での出向者の受け入れは慎重になったほうがいいといえます。
まとめ
銀行出身者の営業力に過度に期待をした出向の受け入れは控えるべきだといえるものです。
【おわりに】
あまりいい話ではないかもしれませんが、ロ◯アというスーパーは何を買ってもおいしくないような。。。
おでんをつくるために買い物に行ったのですが「成城石井とは比べものにならないね。。。」と言われちゃったという。
【一日一新】
オーケー北山田店