「銀行回りをして融資を受けられるところを探す。」というのは融資を申し込むタイミングを間違えているといえるでしょう。
決算書が審査の最上位ポイント
銀行が融資の審査をする際に最も大きなポイントとなるのが決算書の内容だといえるものです。
黒字金額が大きければ大きいほど審査のポイントも上がり融資も受けやすくなるといえますし、
赤字金額が大きければ大きいほど「この会社やばいっすよね。。。」といったちょっとした会議が始まるほど審査のポイントが下がり融資も受けにくくなっていくといえます。
だからか「同じ決算書の内容だったら、どの銀行に融資を申し込んでも結果は同じになる。」と考えたりするものかもしれません。
「この決算書の内容だったら、どの銀行に持って行っても受けられる融資の金額は1,000万円だ。」といったように。
とはいっても、そのようなことはなく決算書の内容が同じだったとしても、受けられる銀行融資の金額は変わってくるものだといえます。
複数の銀行をまわると融資が受けられる確率も出てくる
「同じ内容の決算書でも銀行によって融資が受けられる金額が変わってくる。」というのは、銀行ごとの取引振りによっても変わってくるといえるものです。
たとえば、預金口座内の取引が少ない銀行よりは、預金口座内の取引が多い銀行のほうが受けられる融資の金額は変わってくるといえます。
同じように預金残高にしても「少ない預金残高の銀行よりも多くの預金が入っている銀行」のほうが受けられる融資の金額は同じ決算書を渡すとしても増えるのです。
担保として入れている金額に違いがある場合にも、受けられる融資の金額は変わってくるといえるでしょう。
なので、同じ内容の決算書だったとしても銀行との取引内容によって受けられる融資の金額は変わってくるものなのです。
だからか、複数の銀行をまわってみると融資を受けられる可能性も変わってくるといえます。
そして、全く取引がない銀行に融資申し込みに行く際でも銀行によって受けられる融資の金額は変わってくるものです。
「対応にあたった銀行員が今月のノルマを達成するために前傾姿勢になっている。」
という銀行に行ったとすれば、他で断られる内容の決算書でも融資を受けられる確率は上がってくるともいえます。
それとは反対に「今月と来月は融資案件が手一杯だから、新規の申し込みを受ける余力がない。」という銀行員が対応した場合には、塩対応になってしまうものです。
また、名刺上の役職に関わらず銀行融資に対しての手練れの銀行員であれば、他の銀行員では見つけられないポイントを評価して融資を実行したりすることもあるといえるかもしれません。
銀行まわりをしなくてもいいタイミングを意識する
などというように、取引がある銀行であっても取引がない銀行であっても融資が受けられるかどうかの結果は状況によって変わってくるといえるものです。
なので「融資を実行してくれる銀行が見つかるまで銀行まわりをする。」というのは、資金調達の中でも考慮をしていい選択だといえるかもしれません。
とはいっても「どの銀行に行っても融資を受けられなかった。。。」ということは銀行周りをしていても生じるものだといえます。
その「どの銀行に行っても融資を受けられなかった。」というのは、対応した銀行員が悪い場合もあるのかもしれません。
たまたま、実力不足の銀行員や極端に融資案件を抱えている銀行員に対応されてしまったという場合もあるかもしれません。
ただ、銀行融資というのは「どの銀行でも融資が受けられるタイミング。」というのは存在するのです。
それは「この会社に融資を実行しても貸し倒れることはない。」と対応する銀行員や銀行が認識するタイミングだといえます。
そんなタイミングの代表格が「決算書が黒字であるとき。」といった場合と「業績の向上が見込まれる設備投資を行う前。」だといえるのです。
にも関わらず、そのような銀行にとってのベストタイミングで融資の申し込みをするわけではなく、
資金繰りに追い込まれた状態で融資を申し込もうとするので、銀行まわりをしなければならなくなるといえます。
そして、思うような結果にもならないともなるのです。
だからこそ、銀行融資というのは「銀行側が求めるタイミング。」を意識した対応をすべきなのです。
そのようなタイミングを逃して「追い込まれているから銀行まわりをする。」というのは避けるべきだといえます。
まとめ
「タイミングが遅すぎる。」とならないのが、銀行融資の申込みには必要なのです。
【おわりに】
娘の学校は月に一度「制服検査」があったりするそうで。
「ピアスしているのバレちゃった。。。」ということらしいです。
「大丈夫だよ。」と伝えておいたという。。。
【一日一新】
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