「いまいち銀行員や税理士にじぶんの意図が伝わらない。」
ということを考えているのであれば、じぶんで経理をやるべきだといえます。
事業についての説明がうまくできるようになるから
銀行員や税理士と打ち合わせをしている際に、
「会話がいまいち噛み合っていないなぁ。」と感じることもあるのではないでしょうか。
「なぜ会話が噛み合わないのか。」
という理由のひとつには、社長であるじぶんが「経理を行なっていないから。」だといえるかもしれません。
「日々、支出しているものが経理のなかでどんな科目になっているかわからない。」
「売掛金の入金サイトが何日なのかもわからない。」
というようなことを感じながら、
銀行員や税理士と打ち合わせをしていても、話は噛み合わないといえるものです。
じぶん自身は営んでいる事業を身を以て体験しているので、数字以外の部分も見えるものでしょう。
しかし、銀行員や税理士という外部の人間は、
「数字でしか、その事業の内容を掴むことができない。」といえます。
なので、事業の経理をじぶんで行ない、
「事業を数字の面から説明する。」ということをしていくべきでしょう。
経理をじぶんで行うことによって、事業の説明が数字を使ってできるようになるといえますから。
リアルタイムな試算表などをつくれるようになるから
銀行員が社長と話している際に何よりも欲しがっているものといえば、
その会社のいまの業績が把握できる「試算表などの資料。」だということになります。
試算表などの数字が確認できることにより、
「社長そろそろ融資を受けた方がいいんじゃないですか。」といったアドバイスが、銀行員からもらえることもあるといえるでしょう。
また、業績の予測表などをつくりながら税理士と打ち合わせをすることで、
「今期の納税金額はいくらになりそうです。」
というような話をしながら設備投資のタイミングなどの打ち合わせもできるといえます。
このようなことをするためには、じぶんで経理を行いリアルタイムに近い試算表などのデータが必要になります。
「いまの税理士事務所は試算表をつくるのが遅い。」
などといって、事業のチャンスを逃してしまうのはもったいないこと。
どうしても、経理を外注するとスピード感は落ちるものです。
だからこそタイムリーな業績を把握し活用するために、
じぶんで経理を行いながら、銀行員や税理士との打ち合わせしていくべきだといえるでしょう。
税金などの支払いがいくらになるか事前にわかるから
「今期は業績が好調だったから預金残高が増えそうだなぁ。」
というように「気持ちよく決算を迎えられる。」こともあるかもしれません。
そして、じぶんで経理をやっているからこそ、
「今期の税金の支払いはいくらになりそうだなぁ。」ということも事前に把握しながら、資金の準備ができるといえるでしょう。
しかし、じぶんで経理を行っていないと、
「たいして儲かっていないのに、なぜこんなに税金を払わなければならないんだ。」
「そんな税金を払うお金なんて一切貯まっていないよ。」と憤ることも起きてしまうかもしれません。
また、税金の支払期限ギリギリになって銀行員に「急ぎで納税資金の融資してくれないか。」
などといった相談をしたとしても、間に合わないということもあるものです。
だからこそじぶんで経理をしながら、
「税金の支払い予測について税理士と打ち合わせをしていく。」といったことや、
銀行員に対しても「税金の支払いに対する融資の準備をしておいてくれないか。」
などというような具体的な話を事前にしていくべきだといえます。
まとめ
事業について外部の人間と話す際には、経理をベースにした数字が必要だといえます。
だからこそ、本業として経理を行なっていきましょう。
【おわりに】
今日、陸運局に車の住所変更などに行ってきました。
まあ、そこそこの敷地をあっち行って、こっち行ってとたらい回しにされたなぁと。。。
【一日一新】
フォルトゥナの瞳
