「銀行融資を受けなくても大丈夫、受けた方がいいかどうか悩んでいる。」
ということもありますよね。
そのような場合には、いくつかの判断基準で銀行融資を受けるかどうかを決めていいと思います。
銀行融資を受ける基準の判断は難しい
「銀行から融資を受けておくべきかどうか。」
と迷われることもあるでしょう。
そのようなときには「こうなったら借りておこう。」という基準をじぶんのなかに持っておいたほうがいいといえます。
「銀行融資を受ける基準に達したら、借りる。」
ということを決めておけば、迷う場面も少なくなるものです。
銀行融資を受けるかどうか迷っているときに借りたほうがいい判断基準3選
それでは、こんなときは銀行融資を受けたほうがいいよというものを3つほど挙げていきます。
預金残高で決める
「銀行融資を受けるかどうか迷っている。」
というのであれば、その判断は「預金残高がいくらあるのか。」を基準にしていきましょう。
たしかに、事業というのは「売上よりも経費が少なければ利益が出る。」
「利益が出ていれば事業はずっと続けられる。」という理論にはなるものです。
とはいっても「帳簿上の利益がお金に変わらずに貸倒れた。。。」ということが、現実には起こり得るといえるかもしれません。
なので、銀行融資を受けるかどうかの判断基準は、
「想定外の事態における調整弁となる預金残高。」にすべきだといえます。
「じゃあ、預金残高はいくらあれば融資を受けなくてもいいの。」
といえば、
「預金残高が年商の6ヶ月分以上あれば銀行融資は受けなくてもいい。」
といえるでしょう。
年商の半分の預金残高があれば「その間に売上が急減するなどの社会構造の変化が起きた。」
としても、様々な経営判断ができるといえますよね。
「このまま売上が落ちていくなら、事業の構造を見直さなければならない。」といったことや、
「このビジネスモデルでは、いまの時代に合っていないから事業を畳もう。」
などと、6ヶ月の間に事業の方向性を冷静に考えることができるでしょう。
しかし「預金残高は常に月商の1ヶ月分もない。」という状態で「想定外」が起こると、
「売上が想定以上に落ち込んでいる。やばい、もう終わりだ。」
と突然死してしまうかもしれません。
人間というのは、時間があれば冷静に判断ができることが増えるはずだといえます。
なので、経営判断の時間稼ぐためには、
「預金残高を確認しながら融資を受けるかどうかの判断。」をしていくべきなのです。
そして、その時間を稼ぐための預金残高は「年商の6ヶ月分。」をひとつの基準にしていきましょう。
銀行員に借りてくれと言われたからで決める
中小企業の多くは、
「じぶんにとって都合のいいタイミングで融資を受ける。」ということは難しいといえます。
「業績が好調だから銀行融資を受ける必要もなかった。」などと言っていても、
「前期までは調子が良かったのに、今期は赤字だわ。来期もまずいかもしれない。」
というようなことも簡単に起こり得るのが、中小企業だといえるかもしれません。
そして「調子が悪くなった赤字決算。」ときには、銀行融資を受ける難易度が上がってしまうものです。
なので、銀行員というのは、
「いまは業績が良いから特に銀行融資は必要ない。」というようなときに、
「社長、手元資金を厚くするために融資を受けませんか。」と融資の提案をしてくるといえます。
そのようなときには、
「なんで銀行員は、融資が必要ないときばかり融資提案をしてくるんだ。」ということを思うかもしれません。
なぜ、銀行員は業績が好調で一見すると融資が必要なそうな取引先ばかり訪問するのかといえば、
「業績が好調で利益額が多い会社は、貸倒れる心配がない。」と考えているからです。
銀行員が考える融資の貸倒れの心配がないという状態は「決算書が真っ黒。」だからになります。
なので、銀行員からみて「ここは貸倒れの心配がない会社だ。」
と思われて融資の提案を受けているのであれば、
「その融資提案には乗っかっておくべき。」だといえます。
銀行員が融資をしたいというタイミングは、
「その会社にとっては融資が必ず受けられるというタイミング。」になるといえるでしょう。
だからこそ「事業環境というものは、いつ急変するのかわからないから。」
と考え、このチャンスを逃さないようにしたほうがいいといえます。
そして、銀行員が融資提案をしてきた場合には、金利条件などには強気に行くべきです。
注意点として「銀行員から融資提案があったから借りる。」といっても、その融資は運転資金として借りるべきです。
銀行員に煽てられて「不必要な不動産を購入する資金。」などといった融資の受け方はやめましょう。
既存の借入をまとめるタイミングで決める
事業を営んでいく年数が長くなるにつれて、
「銀行融資の借入本数が増えていく。」ということもあるかもしれません。
そして資金繰りのなかで注意しなければならないポイントというのは、
「銀行融資の元金返済。」というのは、経費にならないということです。
なぜ、元金の返済に注意しなければならないのかといえば、
「元金の返済は経費にならないのに、お金は出て行くから。」ということになります。
たとえば、損益計算書の利益が100万円の場合であっても、銀行融資の年間返済額が200万円あるとすると、
というように「決算書は黒字なのにお金が足りない。」ということが起きてしまいます。
じぶんの会社がこのような状態だと、
「なんでうちの会社を黒字なのにお金が足りないんだ。」と怒りを感じることもあるでしょう。
そのような怒りを感じないためにも、
「経費にならない銀行への元金返済はなるべく少なくする。」という行動を取るべきだといえます。
その行動とはいままでの銀行融資を、
「なるべくまとめて借り換える。」ということを定期的にしていくことです。
銀行融資の本数をまとめていくと、元金の返済額を大幅に少なくすることもできます。
その反面「銀行融資をまとめると、支払利息の総額が借換前よりも増える。」というようなこともあるかもしれません。
とはいっても、事業というのは資金繰りが詰まってしまうと立ち行かなくなってしまうといえます。
なので、利息の総支払額が増えたといってもそれは、
「経営安全化のための保険料。」だという考えで、日々の資金繰りの方を重視してすべきなのです。
事業における資金繰りの鉄則というのは、
「資金が足りない日を1日でもつくってはいけない。」ということになるでしょう。
だからこそ、銀行融資は「時期をみてある程度まとめていく。」ということをしていくべきだといえます。
まとめ
「銀行融資を受けたほうがいいのかどうか。」
と迷うことも多いものですよね。
そのようなときには
「銀行融資というのは事業生き残りへの時間稼ぎ。」と考えて、受けるかどうかの判断をしていきましょう。
【おわりに】
先日のアーセナル対トッテナムの試合は、
「ホントに久しぶり。」に強いアーセナルを観ました。
「前半だけリアルタイムで。」と考えていたら、試合内容が熱すぎてフルタイムを観てしまいました。
その時間は、深夜2時半過ぎ(起きたのは6時40分)。
さすがに眠いなぁと。。。
【一日一新】
コメダ珈琲 牛とじ丼
アラジン グラファイト グリル&トースター