銀行融資の際に支店の店格を考える必要はそれほどない

「銀行融資が受けやすい支店ってあるの。」

ということを考えることもあるかもしれませんが、そのようなことはあまり考える必要はないでしょう。


たまプラーザ駅はそこそこ大きな駅。


銀行の支店の営業エリアは狭い


銀行融資の開拓を行なうために「外回りをしている銀行員の移動にかける時間。」

というのは、それほど長いものではありません。

たとえば「都道府県内の端から端まで行く。」というようなことや、

「県境を越える。」といったことは、ほとんどないことだといえます。

なぜかといえば、銀行の支店というのは銀行本部によって「営業エリアが定められているから」になります。

なので「今日の取引先まで移動だけで2時間かかるわぁ。」というような、

「移動時間が1時間以上もかかる。」ということは基本的にはありません。

わたしが銀行員だったときも、

「スーパーカブに30分以上乗って取引先まで移動する。」ということは、ほとんどありませんでした。

むしろ、移動時間に30分かかるとなると「遠いよなぁ。」と感じていたものです。

このように銀行の支店というのは、一般的な会社よりもかなり営業エリアが狭いといえるかもしれません。
(なかには、その支店の場所が県の一番端にあるということで、カバーするエリアがかなり広いといったこともなくはありませんが。。。)

というように、銀行の営業エリアというのは「せいぜい車やバイクで30分以内。」だといえます。



支店には店格というような格がある


銀行というと「地方銀行よりは都市銀行(メガバンク)のほうが格は上だよね。」

というような銀行同士での格の違いというのは、わかりやすいといえるかもしれません。

その銀行同士だけではなく「同じ銀行内でも支店によって格が違う。」ということがあります。

たとえば、銀行の支店のなかでも旗艦店とされているような格の高い支店であれば、

「ある程度、実務能力の高い銀行員が集まっている。」ともいえるので、

「融資を実行するスピードが速い。」といったこともなくはありません。

その反面として「じぶんたちはできる銀行員なんだ。」と、

お客様に対して横柄な態度を取る銀行員がいることも少なくはありませんが。。。

その他にも銀行の支店には「融資の取扱いはしていません。」というような支店もあります。

そうすると「銀行の支店に格があるんだったら、じぶんはなるべく格の高い支店と取引をしたい。」

ということを考えることもあるかもしれません。


格が高い支店のほうが支店長の決裁権限枠は多い


格の高い支店というのは「その支店独自での融資決済枠が多い。」ので、融資実行までのスピードは早くなるともいえます。

銀行融資のなかでも「本部に決済を貰わなければならない案件」というのは、

チェックをする人間が増えるので、どうしても時間がかかってしまうものなのです。

そのようなことがあるので銀行員というのは、

「今回の融資は、支店長専決権限(店限)だから楽勝かも。」というようなことを考えていたりすることもあります。

なので、店限枠が多い支店のほうが融資を臨機応変に行えるともいえます。

このような事情を考えると「融資が受けやすそうな支店と取引したい。」という気持ちになるでしょう。

とはいっても、銀行の支店には営業エリアがあるので、

「他の支店のエリアを邪魔してしまう場所にある会社。」とは取引をするのは難しいといえます。

銀行融資の取引というのは、「その支店のエリアにある会社や個人事業者かどうか。」になりますから。


銀行融資の決め手は決算書の内容


「営業力のある支店と取引をしたい。」

というようなことを考えていたとしても、

「その支店のエリアにじぶんの会社や支店がなければ難しい。」といえます。

もし「どうしても営業力のある支店と取引をしたい。」と考えるのであれば、

「事務所などの所在地を移す。」というようなことや、

「新たに支店や支社を営業力のある銀行支店のエリア内に出す。」ということを行なうべきでしょう。

「じゃあ、営業力のある支店をどのように見極めた方がいいのか。」

といえば、大きな駅にある支店が営業力のある店舗だといえます。

なので、「会社を設立するなら、ターミナル駅の大都市にする。」といわれるようなこともあります。

とはいってもです。

銀行融資の実行の決め手となるのは、多くの場合には決算書の内容となります。

「決算書が大幅な赤字。」だとすると、

どれだけ営業力がある銀行員だったとしても、その融資を実行することは難しいといえます。

また、決算書の内容が良ければ規模の小さい支店でもスムーズに融資は受けられるものです。

なので「どの銀行の、どこの支店が融資は受けやすいのか。」

といったようなことは、あまり考えすぎる必要はないでしょう。

「事業が大きくなり、いままで取引をしていた支店で手に余るよう。」になれば、

「御社は規模が大きくなったので、これからの取引は本部と行なうようになります。」

と銀行員の方から提案をしてくるでしょうから。


まとめ


銀行の支店にも格があるので、旗艦店にいる銀行員のほうが優秀だともいえます。

とはいっても、銀行融資というのはそのような小手先で解決するのではなく、じぶんの事業の内容で勝負をしていきましょう。


【おわりに】

サッカーを観ていて辛いことのひとつが、

試合中に観たくもないくらいな大怪我をしてしまう選手が出てしまうことです。

先日の試合で、リバプールというチームのハーヴェイ・エリオットという選手の足首が、あらぬ方向にという怪我をしてしまいました。。。

まだ18歳でかなりの希望のある選手だったので心配です。


【一日一新】

濃厚とろ〜り月見

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