独立開業をするなら「ビビり」なくらいがちょうどいいと感じる理由

「独立しました。」

「起業したぜ。」

と聞くと、「イケイケな人がするものだろうなぁ。」とおもったりしますよね。

でも、事業はビビりな人の方が向いているのでは、と感じることが多いです。


自信を持って咲いてくるのかな。


事業には多くの選択肢があるからビビりの方が向いている


事業を始めると、

「経営者しか集まれない会合に出て、昼間からビールも飲める。」

などといったことが、出来るようになるかもしれません(それが好きかどうかは別として)。

たしかに、やろうと思えば経営者しか集まれない会合で、昼間からビールを飲むことも可能です。

とはいっても、それだけをやっていて事業がうまくいくという人は少ないでしょう。

事業は、「あれをやらなきゃ。」

といったことや、

「あれをやったほうがいいんだろうけど。。。」

といった、やらなければならないことと、やってはいけないことの見極めが難しいものが多くあります。

たとえば、

「多少の手数料を支払えば、売上が上る見込みがあるもの。」

「名前だけ貸せば、何もしなくても売上が上がるといったようなこと。」

税理士業でもこんな誘惑があったりします。

そんなやるべきか、やらないべきかの見極めも、ビビりなひとの方が向いているのではないでしょうか。



ビビりだからこそ経理ができる


事業の「やらなければならないこと」のひとつが、常にお金の計算をするということです。

いやっ、「売れてさえいれば、それがいずれはお金に変わるから、お金の計算なんていらないよ。」

という人もいるかもしれません。

とはいっても、お金の計算をしないで成り立つ事業はないといえます。

もしかしたら運良く、「お金の計算を一切せずに事業をうまく軌道に乗せる」という人もいるかもしれませんが。。。

しかし、事業を始めたら運だけに頼ることはするべきではありません。

お金の計算である経理は、事業には必須なことです。

そして、ビビりな人ほど「お金の計算をせずにはいられない」というものではないでしょうか。

わたしも税理士であるという以前に、ビビりなので毎日経理を行いますし、経理をすることによって、

「儲かっているのか、預金残高は十分にあるのか。」

さらに、

「仮に売上がゼロなら、何ヶ月間生き延びられるのか。」

ということは計算せずにはいられません。

そんな経理は、会計ソフトを使い行うことでしょう。

この経理をするということは、大切なことですが慣れていないと面倒な部分もあります。

でも、ビビりであるからこそ経理を行って、いまの利益金額や預金残高を確認したいと思うはずです。

経理を行うことによって、いまの状態がわかっているからこそ、「次に打つ一手」を安心して決められるというのはビビりの特権かもしれません。


ビビりだから営業ができる


イケイケな人であれば、「資金が尽きてから、次の展開を考えればいい。」

とおもう人もいるかもしれません。

ただ、ビビりな人は資金が尽きる前に、「何か行動をしなければ。」

と動き出すはずです。

わたしの場合も、ビビりだからこそ、「毎日営業をする」ということをしないと心配になります。

毎日営業をすることで、少なくとも、

「知らない誰かに、じぶんの存在を知ってもらうことができるのでは。」

と感じ、ビビりながら行動しています。

いやいや、「税理士業だから安泰でしょ。」といわれることもありますが、

「安泰にするためには、ビビりだから毎日営業をしないと不安になる。」

ともいえます。

「じぶんはイケているから大丈夫。」

という考えよりも、

「これをやっておかないと不安になる。」

というビビりな人の方が、こまめに動くので誰かに見つけて貰いやすくなり、うまくいく確率は上がるのではないでしょうか。


ビビりだとカッコつけなくていい


事業を始めたら、「オフィスを借りて一人前。人を雇って一人前。」といった考え方もあります。

とはいっても、必要でもないのに見栄で人を雇ったりオフィスを借りたりすれば、

「お金はあっという間」になくなっていきます。

そんなときもビビりな人のほうが、

「いま本当に人を雇う必要があるのか。」

「他に何か手段があるんじゃないか。」

と考えることができるでしょう。

事業を始めると、どれだけ綿密にシュミレーションしていても、

「思ってもみなかった出費」というのはあるものです。

だからこそ、カッコつけてすぐにお金をなくすくらいなら、ビビりながら必要なものとそうではないものを見極めたほうがいいといえます。


まとめ


事業を始めようとおもっているからといって、

「前向きな思考で、ガンガン行く。」

という人間である必要はないように感じます。

うまく事業がいっている人ほど、

「緻密に事業の課題を改善していって、腰が低い人。」

といったイメージがあり、ある種それはビビりな人だといえます。

わたしもビビりなので、細かいことが気になる方ですが、その方が、

「どこを改善すればうまくいくんだろう。」

と考え続けることができるので、気持ちよく生きていけるかなと。

ビビりな人のほうが、「ディフェンスをしながらオフェンスをする」ということが、うまいように感じます。


【おわりに】

ビビりなのでジェットコースターが苦手です。

反対に、心霊スポットなどは得意だったりします。。。


【一日一新】

日高屋 焼き鳥丼

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