税理士として独立開業をしていると、ちょっとしたプチ贅沢ができるようになっています。
大人になるとやりたいことをどんどん捨てていく感がある
勤めていて嫌だったことのひとつが、
「いやー、マジで忙しくて大変なんだけど。」
とだから何なのか、「忙しい」ということをやたらとアピールする人がいるということでした。
本当に忙しいのなら「大変だなぁ」とおもいますが、忙しいと言っている人ほど、
「頻繁にタバコを吸いに行ったり。」
「勉強不足で仕事力が足りないんじゃないかなぁ。」
ということを感じたりしていました。
そうはいっても、社会人になるとやはり「じぶんの」時間はどんどんなくなっていくもので、
「これが大人になるっていうことだよなぁ。」
ということを感じて生きていました。
そんなわたしが税理士を目指したのも、
「なんか大人になっていくじぶんが嫌だなぁ。」
「じぶんで責任を持って生きていく道ってないのかなぁ。」
といったことを感じていたので、独立が比較的しやすい商売だったからです。
そんな税理士になったいま、
「大人になったからってムリにじぶんを捨てなくてもいい。」
「生き方というのは正解がなく、いろんな道とゴールがあるんだろうなぁ。」
と日々感じることができています。
独立開業してできるようになったプチ贅沢
今回は「そんなことかよっ。」とツッコまれるかもしれない、独立したからこそできる些細なプチ贅沢を挙げてみます。
ランチの時間は自由に決められる
勤めているときに「ちょっとした」ストレスに感じていたことが、ランチに何にするのかということです。
銀行員の時代は、外回りがメインだったのでそれほどランチの過ごし方をどうしようかな、ということにストレスを感じませんでした。
しかし、税理士事務所に勤めていたときは、ちょっとしたストレスがお昼休憩にはありました。
特に税理士試験の受験を初めたばかりの頃は、「お昼休憩の時間も勉強をしたい」と考えていました。
また、1番最初に勤めた税理士事務所には、
「一生ここに勤める。」
という気が全くなかったので、如何にして早く仕事を覚え、早く資格を取るということに心を燃やしていたものです。
そんな真剣な状態のわたしが、お昼休憩の時間に勉強をしていると同僚に、
「うちの事務所は、資格手当がないから勉強してもムダだよ。」
と事あるごとに言われることはツライことでした(無資格の人に言われます)。
さらに勤めている場合には、お昼休憩の時間は「きっちり」と決まっていることでしょう(夜の残業は曖昧なのに。。。)。
そんなお昼休憩も人によっては、
「1時間の休憩時間を多少過ぎていても怒られない人がいたり。」
「1分でも過ぎようものなら「チッ」なんて舌打ちをする人がいたり。」
と様々なストレスがあったりしました。
でも独立いまは、お昼休憩の時間にかかるストレスというものは全くありません。
独立開業をした今のお昼休憩の時間は、11時から14時の間で自由に設定しています。
「ある日は11時からお昼。」
「またある日は、13時からお昼。」
といったように何時からお昼にしても、それは自由です。
そして、お昼休憩の時間も1時間というわけではなく、「2時間にしてもいいし15分にしてもいい」と決めています。
「何を食べてもいいですし、何も食べなくてもいい。」
このランチの時間は、じぶんで自由に決められるというのは、
「独立をしたからこそ得られるプチ贅沢だなぁ」と感じています。
爪を仕事中に切れる
勤めているときには、仕事とプライベートの時間というのは「きっちり」と分かれているものでしょう。
それが税理士事務所に勤めていて、ちょっとした衝撃を受けたことのひとつが、
「所長税理士が、仕事中に爪を切っている」ということでした。
「えっ、爪って家で切るものじゃないんだ。」
ということをおもうと同時に、
「いいな。爪を仕事中に切れる身分になりたいなぁ。」
ということを感じた出来事でした(従業員を雇っている場合には、いくらじぶんが偉くても、爪は家で切った方がいいとおもいますが。。。)。
なので、
「爪は仕事中に切るのもありだよね。」
といまは事務所にもちょっといい爪切りをおいています。
独立開業をすると、じぶんが責任者なので打ち合わせの帰りにコストコに行ったりなど、仕事とプライベートの境目がシームレスです。
シームレスなので、いまは念願叶って仕事中に爪を切るというプチ贅沢ができています。
ギターが弾ける
わたしの1番長い趣味は、ギターを弾くということです。
このギターも「社会人になってから」は、ほどんど弾く機会がありませんでした(とはいっても友人と軽くバンドをやったりしています)。
なので、超絶ギタリストになるといういつかは叶えたい夢があるのに、
「練習をする時間がない。」
というジレンマをこの15年ほど悶々と抱えていました。
特にバンドの練習などがある場合には、スタジオに入る前日と当日の午前中に「やっつけで」練習をするという歯がゆいおもいをしてきました。
「どうやったら、イングヴェイ・マルムスティーンばりに弾けるようになるのか。」
「なんとかして、ジェフ・ベックばりの独創的な演奏ができないか。」
と考えていても、ギターを弾く機会がなければうまくなる可能性はありません。
それが独立開業をしたいまは、事務所にギターを置いているので、
「ちょっと5分ほどギターを弾こう」とおもったら弾くことができる体制になっています。
これもじぶんで責任をもって事業を行い、ひとり事業だからこそできるプチ贅沢だとおもいます(ひとつ残念なことはコロナ禍なので、スタジオに入る機会が訪れないということです)。
まとめ
独立してやってる「プチ贅沢」は人それぞれだとおもいます。
「そんなプチ贅沢なんてダサくね。」
とおもった人もいるかもしれません。
でも、独立するとそんな「ダサい」プチ贅沢も「カッコいい」とじぶんではおもって、できちゃうものです。
独立することで、人生を徐々に取り戻せていると日々感じることができています。
独立をするときっとあなたも、じぶんだけのプチ贅沢ができますよ。
【おわりに】
ゼノブレイドというゲームがいろいろなところで神ゲーだと称賛されているのですが、やっぱりおもしろいのかな。
でも100時間もかかるのはちょっとな、とおもうんですが買ってみようかな。
どうしようかな。。。
【一日一新】
あるミニ四駆