せっかく始めたんだからといったことは、あまり考えなくていいとおもいます。
無理して「続ける」を考えなくていい
税理士という仕事をメインでしているので、
「税理士だからコツコツ続けるのが得意でしょ。」
と聞かれることがよくあります。
わたし自身、好きなことをコツコツと続けるのは、わりと得意なことです。
たとえば読書をするということも、20歳からビジネス書を中心に年間100冊単位で本を読んでいます。
税理士試験に関しても、仕事をしながら、家族がいながら勉強をし続けられたことも、「続ける。」ということが、得意だったからだと思います(家族の協力にも感謝です)。
また、このブログの更新も2019年の税理士試験合格した頃からほぼ毎日続けていますが、「毎日書く。」ということにハマっています(多少書くということがうまくなってきているかと)。
「好きなことを続けるということは、楽しいことですし、苦にならないことです。」
しかし、どうしても「続けることがいいこと。」と捉えられることには、違和感があります。
たしかに、税理士になるということも「途中で諦めていたら」、税理士にはなれなかったでしょう。
いまもいくつか続けていることがありますが、これらを「無理をしてまで」続けようとは考えていません。
何かを行なっていると、「これをやり続ける時間」と「やめたらどうなるのか」ということを常に考えてしまいます。
また、単純に続けることがツライということもあります。
「せっかく始めたんだから、絶対に続けなきゃ。」
といったことは、考えなくていいのではないでしょうか。
「続ける」ことではなく、楽しむことが必要だとおもいます。
独立をしたら、無理なことが増えている
たとえば、「出社するための電車通勤」ということは、多くの勤め人にとっては必須なもの。
「これが独立をした、いまとなっては無理なことです。」
仕事をするためにわざわざ出社をするというのは、出社をしないといけない業種の場合には、電車通勤は仕方がないことですよね。
わたしは、税理士として仕事をする上で事務所を借りています。
これは、スペースの都合などで家で仕事をするのが無理なこと、が大きな要因だからです。
とはいっても、事務所への出社は必須ではないです。
事務所があっても、事務所に行かなければ仕事が出来ないということはなく、「どこでも仕事ができる」という環境を作っています。
どこでも仕事をするために、資料などのデータはDropboxに格納してどこでも確認できる状態をつくる。
PCは性能のいいノートPCにして、どこにでも持ち歩く(iPad proも持っていますが、あれで遜色なく仕事をすることは無理なことです)。
どこでも仕事ができるという状態になっているのに、「わざわざ出社をするために通勤をする」ということは、もう難しいことです。
特に、いまのコロナ禍のような状況だと、
「たいして理由も分かっていないのに、他人にマスクを求める。」
人がいるというニュースを見かけると、「電車通勤は本当に厳しいなと」なります。
さらに、無用な会議といったことも無理なことです。
勤めていると、議題も資料もなく「ただ顔を合わせるだけ」の会議というものはあるものです。
会議で、「マジでタメになったわ。」といったことって経験はありません。
そして、独立して1番無理になったことが「営業をしない」ということ。
税理士業をしていると、お客様の獲得に苦しんでいるという同業者の方とお話をする機会があります。
どのような商売でもお客様がいないと成り立たないので、事業継続のためには一定の売上が必要です。
なので、「お客様がいない」か「事業継続に必要な売上を稼げるほどお客様がいない」という状況は商売的には厳しいものです。
だからこそ、お客様に見つけてもらうための営業活動が必要になってきます。
わたしの営業活動としては、既存のお客様への丁寧な対応と、「書くこと」でだれかに貢献するというネット営業になります。
このブログも、直接会ったことがないような方に向けて書くことでわたしを見つけてもらいたいという気持ちで書いています。
このブログを毎日更新しないということは、いまはもう無理なことです(ネットで話す営業もしていかなければ)。
嫌になったら、いつでもやめていいですよ
生きていると楽しいことも、嫌なこともあるとおもいます。
そんなときに、嫌で嫌で仕方がないことがあれば、
「無理だ」とおもって、やめていいんです。
「もういいかな。」となるまでやったことならば、次の道もあるはずです。
わたしも銀行員時代に、
「このままサラリーマン人生を続けていくというリスクが、リターンよりも大きそうだ。」
と考え、サラリーマンで居続けるということをやめようと動いてきました。
じぶんが「もう無理」だと感じて、別の道を探していみると、
「意外に世の中って、やりようがありそうだな。」
といままで見えていなかったことが、発見できるということがあります。
かつては、出社をするということが絶対でした。
直接会ったことがない人に、じぶんのスタンスを伝えるのも無理なことでした。
それがいまは、会ったことがある人すべてに否定をされても、インターネットで会ったことがない「だれか」に、じぶんの考えを伝え続けるということもできます。
「無理なら無理。」
と、じぶんでじぶんの気持ちに気がつくことは大切なことです。
いまやっていることが絶対などといういことは、ありません。
嫌なことを無理して続けなくても、別の道は必ずありますから。
【おわりに】
税理士を目指しているのであれば、独立をしないと無理なことも多いですよね。
でも、試験がツライになら諦めても。。。
ということは、わたしには無理なことでした。
【一日一新】
あるいちご大福
牡蠣フライ