いつでも銀行融資を受けられるからと、「いざ」というときまで借りないことが危険な理由3選

いつでも銀行融資を受けられるから、借入をしてお金を多く持つなんて必要ない。

そのような経営スタイルは、危険なことです。


常に平穏に暮らしていきたいです


経営が行き詰まる理由は、借入が多いことではない


「事業で稼いだお金は、じぶんのもの。」

しかし、「銀行から借りたお金は、返済しなければならないもの。」

だから、「借金は怖いから、なるべく銀行融資を受けない。」

という経営スタイルの事業者の方が、なかにはいることでしょう。

しかし、それの考え方は危険なことです。

世の中には、赤字でも借入金が多くても潰れずに生き残っている企業は多く存在します。

ではなぜ、会社が潰れてしまうということが起こるのでしょうか。

それは「お金がなくなったから。」です。

お金がなくなることで、給与や仕入れなどの支払いが出来なくなり、潰れてしまうことがおきます。

「でもうちの会社は、いつでも銀行から融資を受けられるから、無駄に利息を支払うのは勿体ない。」

「いざというときに、銀行に融資の申込みをすればいいんだ。」

という思考は非常に危険なものです。

今回は、「いざというときに銀行融資を受ければいいや。」という考えが危険な理由を確認していきましょう。


いつでも借りられるという考えが危険な理由3選


うちはいつでも、銀行融資を受けられる。無借金経営を誇っている。

このような考え方が危険な理由を、3つほどみていきましょう。

銀行は、そんなにすぐに融資はできない

いままで、銀行とはそれほど付き合っていなかった。無借金経営だった。

そのような状態で、

「来週までに、〇〇円必要だから融資をしてくれ。」

と言われても、銀行がそれほど早く融資をするということは難しいものです。

特に、その銀行から融資を受けたことがない場合には、銀行は何重にも手順を踏んでから、融資の実行となります

「会社が危機だから何とかしてくれるはず。」

と思っていても、銀行はそれほど素早く融資はできないものです。

すべての銀行員は、同時に複数の融資案件を抱えています。

そのようななか急ぎの案件だったとしても、決算書を初めて貰うような先だとより時間が多く掛かるものです。

特に「融資を焦っているのであれば、決算書にはない何かがあるんじゃないか。」

と財務分析などの審査に、より時間が掛かってしまうということもあります。

銀行融資の実行には、ある程度の時間がかかるもの。

「銀行はすぐに貸せない。」ということは意識しておきましょう。

対策として、いままで無借金などで銀行融資の経験がなくても、預金取引の多い銀行にせめて「決算書を毎期提出」しておきましょう。

決算書を事前に提出してあれば、銀行融資のスピードは多少(わたしの体感だと1週間程度は)早くなります。

いざというときの決算書の内容が悪いと、融資はできない

銀行融資の鉄則は、

「決算書の内容がいいとき(黒字)に借りられるだけ借りる。」というものです。

こういった事をいうと、「決算書の内容がいいときには、銀行から融資を受ける理由がない。」

と考える経営者の方がいるかもしれません。

銀行融資には古くからある言葉で、

「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」というものがあります。

これは、「業績が良いときには銀行は融資をするけど、業績が悪いときには融資を渋る。」

という意味でよく使われているものです。

わたしが、銀行員だったときにもよく耳にする言葉でした。

銀行の商売というのは、預金者から借りた預金には利息を付けて、絶対に全額返さなければならないというもの。

もし、「今期は融資が焦げ付いてしまったので、あなたの預金は8割しかお返しできません。」

となってしまうと、世の中がパニックになってしまいます。

そうならないためには、融資した金額は「確実に」回収したいと銀行は考えているのです。

「確実に」融資を回収するためには、「確実に」融資が返せそうな決算書の内容がいい先に融資をしたいと考えているのです。

そうすると、銀行から融資を受ける際には、決算書の内容がいいということが必要な条件です。

それを、「銀行融資は必要だけど、決算書の内容も悪くて資金繰りが火の車。」

「だから、なんとか融資をしてくれ。」

となってしまうことは、経営者としては失格ということになってしまいます。

そうならないために、「いざというときには、もう融資は受け終わっていてお金はある程度持っている。

という状態を作っておかなければなりません。

「いざというときには、借りられないから、決算書の内容がいいときに借りておく。」

銀行融資は、「借りたいときに借りるのではなく、借りられそうなときに、借りられるだけ借りる」ということを鉄則にすべきです。

なぜなら銀行員は融資をする際には、返済が確実かどうかを考えながら審査をしているからです。

慌てて銀行融資を受けようとすると条件が悪くなる

銀行の収益源のひとつは、融資をすることによる利息収入です。

銀行員というのは、「融資をいくら実行したのか」ということだけではく、「金利をいくら取ったのか」ということでも評価を受けるものです。

そんなときに、

「それほど業績も悪くはないが、融資の実行を焦っている会社。」が融資の申込みをしてきた際には、どういう行動をとるでしょうか。

それは「金利を多めに取っておこう。」

ということを、考えるものです。

銀行融資に余裕を持っている本来の状態であれば、

「通常よりも高額な金利や、必要のない金融商品を買わされる。」

ということはありません。

しかし、余裕がない状態だと銀行員に判断をされると、このような無駄な出費が嵩んでくるということも銀行融資の現場では起こることです。

このようにいざというときになってしまうと、取引条件は悪くなってしまうものです。


お金があれば、時間が稼げる


事業を営むということは、リスクを取ってリターンを狙うというものです。

そのリターンを狙いに行って、失敗をするということもときには起きることです。

そんなときでも、お金があるからこそ、時間を稼ぎ事業を修正できる余力が生まれるのです。

預金残高が1,000万円で、借入が0円。

預金残高が1億1,000千万円で、借入残高が1億円。

これは、実質的に持っているお金は同じ1,000万円と考えられますが、いざというときに事業の修正に時間が稼げるのは後者です。

いつでも借りられるからと、借りないでギリギリの資金繰りでいると潰れる確率は高くなります。

銀行融資は、毎月割賦返済ですむというのは資金繰りのメリットのひとつです。

事業に失敗しても、お金があれば復活するまでの時間が稼げ、潰れる可能性は低くなります。

事業でチャレンジしたければ、銀行融資を定期的に受ける。

これは、資金繰りの鉄則といえるものです。


【おわりに】

コロナのワクチン摂取が、イギリスで始まるみたいですね。

どういった影響が今後起こってくるのでしょうか。

うまくワクチンの効果があることを祈りたいです。


【一日一新】

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