「うちの会社だけ結構頻繁に担当の銀行員が代わるんだけど。。。」という場合には理由があったりするものです。
銀行はめちゃくちゃ引き継ぎが速い
「税理士業界には、そもそも引き継ぎがなかった。。。」ともいえるかもしれませんが、銀行業界の引き継ぎは突貫工事だともいえるスピードで行われていくといえます。
銀行によっても多少の違いはあるものかもしれませんが、
「おまえ次は○○支店だ。。。」と言われた4日後には別の支店にいたりもするものです。
なので、引き継ぎ期間は3営業日前後が多いといえるかもしれません。
それこそ、あまりにも引き継ぎ期間が長い場合には「あのひと何かやらかしたの。。。」といった奇異な目でも見られるといえる銀行員。
そんな銀行員は300社前後の担当先がある中での3営業日での引き継ぎともなるので、
「そもそも全社を引き継ぐのは諦めている。」ともいえるかもしれません。
だからか、引き継ぎの挨拶もなく担当の銀行員が代わっている場合も少なくなかったりするものでしょう。
なぜじぶんの会社だけ担当の銀行員がコロコロ代わるのか
「銀行って結構頻繁に人事異動しますよね。。。」などと感じるように3年前後を目処に異動していくともいえる銀行員。
とはいっても「3年周期どころか数ヶ月単位で担当の銀行員が代わるんだけど。」ということもあったりするものでしょう。
会社の規模が小さいから
ひとりの行員が担当する会社の規模というのは、そこそこばらつきがあったりするものです。
それこそ、上場企業から町の商店といったように売上規模にグラデーションがあるともいえるでしょう。
なので「年商的に小さい会社も担当先にある。」というのが銀行員の仕事風景だといえるかもしれません。
そんな年商が小さな会社は、明確な担当者が決まっていなかったり、決まっていても暫定的な担当者となっていることも少なくないといえます。
そして「資金需要もそれほど多くはない。」
「あっても、数年に一度。」というような感覚で銀行から見られているのです。
だからか「融資の申込みがあった際に一時的に担当がつき、その後はまた別の担当がつくか誰も明確な担当がつかない。」
といったように規模の小さい会社は、担当の銀行員がコロコロ代わるように感じるものかもしれません。
「うちの会社は銀行員の練習台だもんね。。。」などと感じてしまうのも、担当が多い銀行特有の事情だったりもするといえます。
銀行員と情報の共有をしないから
日々、融資や預金、投資商品に関する見込み情報を支店長などに挙げなければならないといえる銀行員。
だからか「情報が得られにくい会社に行ってもなぁ。。。」という感覚で、銀行員が全く訪問をしてこない会社もあるといえるかもしれません。
そんななかでの銀行員が担当したい・訪問したいと考える会社は、情報の提供に熱心な会社だといえます。
「試算表や資金繰り表をベースに業績の共有を毎月してくれる会社。」
「事業内容や業界の動向を熱心に伝えてくれる会社。」
「取引先を紹介してくれる会社。」
「めちゃくちゃ美味しいお茶菓子が出てくる会社。。。」というのは、
銀行員も無理してでも訪問したくなる会社だといえるものですし、担当から離れたくないと考えたりするものです。
なので「情報の共有もなければ対応が冷たい。。。」という会社には、
支店内での配置換えがある際に率先して「あの会社の担当を別のひとに代えてもらっていいですか。」などと数ヶ月単位で担当の銀行員が代わっていくといえます。
「うちの会社は業績が悪いから、情報共有なんてしてくないんだよ。」と考えていると、
担当変更のスピードも速くなり、実のある情報がその銀行に蓄積されていかないので気を引き締めたほうがいいものです。
支店で不祥事があり解体している最中だから
銀行というのは、お金を扱っている関係性か不祥事も少なくないといえるかもしれません。
「どうやら、〇〇支店が反社会的勢力に融資を実行してしまったらしい。」
「誤振込をしてしまったらしい。」
「延滞先の融資をある銀行員がポケットマネーで肩代わりしていたらしい。。。」といったようなうわさ話がわりと聞こえてきたりもするので。。。
そんな、不祥事があった場合には「一旦、その営業店のメンバーを総取り替えする。」ということもあったりするといえます。
不祥事が僅少なことではなく、大きなものであればあるほど。
だからか「あれっ、そんな勢いで人事異動が繰り広げられているの。。。」と感じるほど、その支店では短期間でひとが入れ替わっていくこともあるといえます。
すると、タイミングによっては「先月、担当が代わったばかりなのに。。。」とも感じたりするかもしれません。
もし「銀行に行ってみたら僅かな期間で知っている銀行員がほとんどいなくなっていた。」という場合なら、
じぶんの会社に問題があるというわけではなく、その支店に問題があったともいえるのでしばらくしたら新しい担当に落ち着くともいえます。
まとめ
頻繁に担当の銀行員が代わるのはケースバイケースだったりもするものですが、情報の共有は意識していきましょう。
【おわりに】
昨日、娘の高校入学式だったのですが、映画に使えそうなほど校舎がおしゃれで羨ましいなぁと。
わたしが通っていた高校はおしゃれ感なんて全くなかったので。。。
【一日一新】
娘の高校入学式
