資金が無くなると、事業も生活もうまくいかなくなります。
事業に行き詰まるのは、資金がなくなるから
いざ何かの事業を始めたら、それで食べていくために儲けを考えなければなりません。
儲かっているのかどうかの指標は、黒字になっているかどうかになります。
たとえば、100万円で仕入れたものを、120万円で売れば、20万円の黒字。
それが100万円で仕入れたものを、80万円で売ると、20万円の赤字。
生きていくためには、黒字でないと資金がどんどんなくなっていくので、黒字は死守しなければなりません。
しかし、黒字だという部分のみに意識が行ってしまうと、黒字倒産になることもあります。
黒字倒産ほど悔やまれるものは、ありません。
入金の時期を必ず確認する
黒字倒産を避けるためには、資金繰りに注意しなければなりません。
資金繰りの鉄則は、売上金額の大きさよりも、入金が早さを重視するということです。
入金の早さが、資金繰りのコツです。それは、売上金額の大きさよりも重要なことになります。
入金が早い方が、生き残りのチャンスは広がるのです。
大きな仕事をする時には、それに比例して大きな金額を使います。
その大きな支出は、ほぼ必ず売上の入金よりも先にしなければなりません。
例として、4,000万円で仕入れたものが、1億円で売れるという、利益率が60%の事業があったとします。
6,000万円もの黒字になるからと、全資金を使い4,000万円の仕入を行う。
4,000万円の支払いが翌月末で、1億円の入金が半年後。
そうすると、支払いが終わった後の5か月間、1億円の入金までの間、資金が1円もないということにもなりかねません。
資金の大半を使い、入金の時期を確認しなかったために、資金が無くなる。
売上の金額よりも、入金が早い仕事の方が資金繰りは安定します。
入金日をいくつも持てる仕事をする
入金を早めるためには、入金日が異なる仕事をいくつか持つべきです。
月末に必ず入金がある仕事。
仕事を行ってから、1週間以内に入金がある仕事。
仕事を行った日よりも前に、入金がある仕事。
入金が常にある状態だと、資金が無くなる可能性が少なくなり1週間待ってもらえば、入金があるのにと、資金繰りのために無理な仕事をする必要もなくなります。
取引先に応じて締め日と入金日を変える
取引先によって、締め日と入金日を変えるのも資金を無くさない手段になります。
仕事によっても、締め日と入金日を変えてみる。
事業の内容を、細かくいくつかもち、入金のスピードを変えてみる。
必ずしも、末締めの翌末払い。
末締めの。。。。とこだわらずに、取引先に応じて、締め日と入金日を意識して変えていきましょう。
雰囲気に影響されすぎない
売上が大きい方が、世の中に与える影響が大きくなります。
売上が大きい方が地元での顔役となれる可能性が高くなります。
売上が大きい方が。。。と世の中の雰囲気に影響されすぎてはいけません。
売上金額が大きくても、入金が遅いと黒字倒産に陥る可能性が高くなります。
金額の大小に目を向けすぎずに、入金日はいつになるのか。
入金日を指定し、早めることができないかを意識していくことが、黒字倒産を防ぐには重要なことです。
【おわりに】
緊急事態宣言中は、車移動をメインにしていました。
運転は嫌いではありませんが、電車移動に戻していくべきか。
車移動を続けるべきか。
【一日一新】
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