売上を伸ばそうとすると、一時的には資金不足になります。

売上を伸ばすと、利益も増えるので、お金が増えるはずなのに、思っているよりも増えないのはなぜでしょうか。



売上が増えると、資金不足になります


売上を伸ばすためには、今よりも仕入れや設備に投資をしなければなりません。

そのときに、売上代金の入金が、仕入れなどの経費の支払いよりも、先に入れば、資金繰りに心配はいりません。

しかし、ほとんど事業の場合は、仕入代金の支払いの方が先になります。

そうすると、売上を伸ばしていくために、売掛金などの売上債権や、在庫などの棚卸資産が増えて、お金がたくさん寝ている状態になります。

これら売上債権の入金は、買掛金などの仕入債務の支払いよりも、通常はあとになります。

売上が伸びるほど、未入金の売上債権などが増える一方で、仕入債務の支払いをどんどん先に支払わなければならなくなります。

売上が伸びているのに、立替払いばかりで、資金が増えない状態になってしまいます。

売上を上げていて、利益が出ている黒字の状態でも、立替え払いに耐えられなくて黒字倒産なってしまうこともあります。

逆に、売上が減っている最中は、立替払いが減るのでお金が増えるという現象も起こります。

売上をガンガン伸ばしていこう。こういったときには、貸借対照表の確認が非常に重要になります。

損益計算書がよくても、貸借対照表の運転資金の増加に耐えられなくて事業が行き詰まる。

このようなことを防ぐためにも、売上が増加する見込みが場合には、常に貸借対照表を確認して、運転資金がいくらになるかの確認をするべきです。

また、キャッシュフロー計算書においても、フリーキャッシュフローがどのくらいあるのかを確認しながら経営をしていきましょう。


【おわりに】

チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで、プレミアリーグのチームの結果があまりよくないです。

プレミアリーグを一番見ているので、明日のマンチェスターシティも応援します。


【一日一新】

カスタードシュークリーム

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