「銀行員時代の愛車はスーパーカブだったなぁ。」というおもひで話を。。。
スーパーカブが愛車
頭脳明晰でお金の裏の裏まで知っているかもしれない銀行員。
そんなエリート銀行員の主な移動手段は、マイバッハだといえるでしょう。
アクセルを踏んだ瞬間に時速100キロに到達し、
たとえ億単位の札束を移送しているなかで強盗に襲撃されても戦車並みの頑丈さでビクともしない。。。
などということを考えて銀行に就職したわけではありませんでしたが、銀行員の主な移動手段はホンダのスーパーカブ50だったりしたものでした。
支店によっては車が数台あったり「外回りをする銀行員があまりおらず車移動をメインにできる!」
といった場合もあったりするものですが、メインの移動手段は本田宗一郎氏が産み出した名機スーパーカブだったのがひとつのおもひでだといえます。
スーパーカブのスタートで競争する
スーパーカブ50は一般的な原付バイクと異なり、ギアチェンジが手動の3速ロータリー式。
なので、簡単なスーパーカブの乗車講習のようなものも支店においてあったものでした。
ギアチェンジで停車に向かってギアを2速から1速に戻す際には、
「ブオーーン。」などとかなり強めの膝カックンを受けるほどの衝撃があるスーパーカブ。
この衝撃も慣れてくると気持ちがいいものですが、気を抜いてスピードを緩めずに1速に戻してしまうとちょっとしたジャンプをしてしまっていたかもしれません。。。
そんなスーパーカブで移動する銀行員は、9時5分頃に一斉に営業店を出発したりするのです。
だからか「信号に並んで誰が最速で発進できるか。。。」といったちょっとしたレースをしていたといえるかもしれません。
そのレースは「おれは学生時代にスーパーカブで風を切ってきた。。。」などと豪語していた先輩がいつもトップを走っていたものでした。
(実際にはスーパーカブ50なのでかなり低速のレースな模様に見えていたかと)
スーパーカブの発進は慣れていないと一般的なスクーターよりも発進時のスピードが遅くなるのですが、その音速の先輩はどんなバイクよりも速かったといえます。
聞けば、酒屋さんの息子だったということでスーパーカブには乗り慣れていたと。。。
などという低速レースをしていたその先輩もいまは支店長職に付いているので、時間の流れというのは不思議だったりするものです。。。
現金を持ち逃げする妄想を。。。
いまの銀行員の方が現金を持ち歩く機会はかなり少なくなっているようですが、
わたしが銀行員だった時代にも現金届けなどの現金移送はあまり多くなかったといえます。
そして、仮に数千万円単位の現金を移送する場合にも車で移動することが多かったものです。
「カブで現金届けをして盗まれたら、おれの首が飛ぶから。。。」といったことを上司の方がよく言っていたなぁと。
現金関係では現金輸送車が営業店に到着する際に、
ちょうど在席しているものならカラーボールと警棒を持って営業店の外に出て護衛に行っていたなぁとも。。。
そんな現金を移送する際には車となることが多いのですが、スーパーカブで訪れた先に不意に数千万円単位のお金を預かることもあったものでした。
「これなんだけど銀行に持っていける?」などと取引先の方に言われて。。。
その多額の現金を持ち帰る際には営業店の預金役席の方に、
「これから数千万円単位の現金を持って買えるんですけど、大丈夫ですか。」などと電話をしなければならないルールもあったといえます。
このようなルールがなければ、
「ここにぼくの年収10年分以上の現金があるから持ち逃げを。。。と実行できたかもしれない。」などと当時よく妄想していたものでした。
「スーパーカブだから小回りが効いて、逆に逃げやすいかも。」と若気の至りで考えていたといえます。
とはいっても、そのような妄想を実行できるわけでもなく。
その数千万円単位のお金の100分の1にも満たない月収で日々スーパーカブに乗り、あの夕陽に向かって走っていたものでした。
まとめ
事務所へ向かう自転車が壊れてしまい「カブでも買おうかなぁ。」とほんの一瞬だけ考えたのでおもひで話を書いてみました。
【おわりに】
AmazonのブラックフライデーでRing Indoor Camを買ってみました。
事務所の防犯カメラとして活用していこうかなぁと。
【一日一新】
Amazonの返金をギフトカードで受ける(商品が誤配でどこかに行ってしまったらしい。。。)