伊藤詩織さんの『Black Box』を読んで、感じたことを書いてみます。
男というだけで圧倒的に優位
「男。」
というだけで「多くの社会的なメリットを享受している。」と感じる場面は少なくないといえます。
「じぶんよりも優秀なのに『女性で一般職』という理由で、給与が多くはない。」といったことや、
「税理士試験の勉強をするために、家事をひと通り終わらせてから勉強をしている。」などという場面に出会うと、
「男というだけで得をしているよなぁ。。。」と感じることもあるものです。
「男女平等。」だといっても、
「女性は男性のサポートをすべき。」という風潮は「いまでも圧倒的多数。」だといえるかもしれません。
むしろ「おじさん。」は増えていっているので、女性が優位となる社会は来ないのかもしれないよなぁとも。。。
女性の問題を遥か遠くに感じることもある
「電車に乗っていたら痴漢にあった。。。」
などということを高校生の頃あたりから聞く機会が増えたと感じています。
そのようなことを女性の方から聞いたときは、
「ホントにそんなことがあるのか。」といったことや、
「勘違いじゃないの。。。」といった言葉を発してしまったこともあったといえます。
「わざわざ電車という公共な場でそんなことをする男がいるのか。」と。
また、出産は「超痛い。」などということも本質的な部分を想像するのは難しいといえます。
そして、このようなことを男性が経験するということはほぼないといえるでしょう。
とはいっても、男性が経験することはないからといっても無関心でいいのかと。
男だったとしても「大切な女性。」に出会うこともあるでしょうし「娘を授かる。」ということもあるでしょう。
なので「男だから知らない。」というのは、なるべく避けていきたいなぁと。
声を上げるのは簡単ではない
「じぶんの意見を書いて伝える。」といったことや、
「じぶんの意見を話して伝える。」といったことは、
「簡単ではないよなぁ。」と、ブログやYouTubeなどを行っていて感じることがあるといえます。
また「できるなら言いたくないけど伝えなければならない。」という声を上げる行為は、それほど簡単なことではないでしょう。
たとえば、
「世の中に出回っていないとっておきの節税を教えてくれませんか。」と言われた際に、
「そんなことを考えるくらいなら、もっと売上を増やせよ。。。」といったことや、
「試算表をいじってもらえませんか。」と言われた際に、
「試算表をいじって仮に銀行融資が受けられても、おまえならすぐにそのカネを溶かすだろ。。。」などと言うのは簡単なことだとはいえません。
(独立してからこのような場面に出くわしたことはありませんが)
そのようなことを言うと「ネットに書いてあるんですけど。」などといった謎のマウントを取られることもあるものです。。。
このような税理士業務でさえ「声を上げるという行為」は、それほど簡単なことではないといえるかもしれません。
声を上げたことによって、
「その反応に対処していかなければならない。」ということをするくらいなら、
「声を出さずに無難にやり過ごす。」ということを選択したほうが賢いという考えも頭をよぎるものです。
圧倒的多数にいるから忘れないように
女性が声を上げることで、多くの男性に非難されるということは少なくないのでしょう。
「男性と女性では、人口は女性のほうが多い。」
といっても、多くの場面で選択肢を握っているのは「おじさん」だといえるものです。
そのような世界で「女性がじぶんの意見を伝える」というのは容易なことではないですよね。
おそらく「女性の意見だから簡単に潰せる。」と考える男性は一定数いるものでしょう。
そんな男性に対峙するというのは、かなりの重圧だといえるかもしれません。
だからこそ「世の中は圧倒的に男性が優位だから、女性を孤立させない。」ということを考え続けるべきなのでしょう。
少なくとも「権力を振りかざす、おじさんにならない。」ということを噛み締めて生きていくべきかなぁと。
まとめ
「圧倒的に多数にいるから気が付かない。」ということは避けるようにしていきたいなぁと。
【おわりに】
この本は非常に読みやすかったですし、考えさせられました。
【一日一新】
ローソン がっつり食べたい!あらびきフランクロール