税理士として独立開業した1年を振り返る

2020年7月1日に税理士として独立開業してから、1年が経ちました。

ひとまず、1年間を振り返ってみます。


事務所のデスク。


税理士として独立開業した1年を振り返る


神奈川県横浜市にある、たまプラーザ駅を最寄り駅として2020年7月1日に税理士として独立開業しました。

この1年間の一番の感想は「独立してよかった。」ということです。

ひとりで独立開業をしたので、何をやるにしても社内への報告は必要なく、

また、人を雇っていないので急に外出をしようとしても、気兼ねなくできます。

なので、「もう勤め人には戻れないほど、人生が楽しい。」という1年間でした。

「独立が楽しいって言っても、怖くないの?。」

と、この1年の間に何度か聞かれたこともありますが、税理士業に限った話でいえば、

「独立をしていないことほうが、怖いことではないかなぁ。」と感じています。

普通の世の中は、紙からデータ中心に移っているのに、

「作業代行をメイン事業」としている税理士事務所に勤めていたら。。。と思いますし、

「お客様は独立して事業を行われている。」という人が圧倒的に多いといえるこの業界では、

「独立をして初めてお客様と同じ気持ちになれた。」ということを感じた1年間だったかなぁと。



ブログの効果を振り返る


独立して以降も、このブログを毎日続けてきました。

ブログを書くということに関しては、

「いまさら意味あるの?」

というようなことも、たびたび耳にしてきましたが、続けてきた効果を感じています。

ブログを毎日書いていることで1年間の軌跡が目に見え、「あぁ、1年経ったんだなぁ。」と感慨深い面があります。

また、ブログに「発信する」ということをしていると、

「じぶんで考える。」という習慣が、より身に付いているように感じています。

なので、「発信するために言語化する。」という効果を、じぶんの内面の部分で感じることは多いです。

「とはいってもさ、内面に効果があることはわかるけど、仕事に繋がっているの。」

と思われる方もいるかもしれません。

たしかにこのブログの目的は、

「こんなところにこんなやつがいるんだよ。そして税理士だよ。」

というように「仕事に繋げるため。」に、営業の一貫として書いているものです。

じゃあ、ブログを書いていたりHPを持っていたりすることで仕事の依頼があるのかといえば、あります。

これに関しては、ちょっと不思議な感覚です。

独立する前に勤めていた税理士事務所では「ネットから仕事の依頼がある」ということは、ほとんどありませんでした。

それが独立をして数ヶ月頃から、ネットから仕事の依頼が来るという状態になっています。

そのようななかでも、「ブログを見て依頼しました。」

といって頂けるのは、かなり嬉しいですし恥ずかしい気持ちです。。。

なので、ブログを毎日書いているとネットから仕事の依頼が来る確率は高くなるとおもいます。

とはいっても、です。

「この1年間のネットからの依頼による売上で、食べていけるだけの金額があったのか。」

といわれれば、それは無理だったなぁということになっています。

なので、これから独立を考えている人が、もしこの記事を読まれているようでしたら、

「ブログを毎日書くことで仕事の依頼が来る確率は上がるかもしれないけど、営業をそれ一本に絞るのはやめておいたほうがいい。」

といえるかもしれません。

ただ、これに関してはわたしの場合ですので、ネットからの依頼だけで年収で1,000万円という人もいるかもしれませんが。。。


ひとり事業について振り返る


この1年間は、ひとり事業者としてひとりで税理士業をメインに行なってきました。

ひとりなので、仕事とプライベートがうまくミックスできたと感じています。

また、ひとりだからこそ社内には一切気を使わず、すべての力を社外に注げたと思っています。

とはいっても、「ずっと、ひとりのままでやっていけるんだろうかぁ。。。」ということを、実は毎日考えていたりします。

「ひとりで仕事をするよりも、誰かを雇ったほうが楽しいのかなぁ。」

といったことを考えますし、

「税理士業務をフォローしてくれる人がいたらなぁ。。。」

ということを感じた1年間だったといえます。

わたしの独立開業に関しては「ゼロスタート」というようなことではなかったので、売上も仕事も一定量あるという状態でした。

だからか、「人の手を。。。」ということは常に考えていました。

とはいっても、事業の将来像をどこに持っていくのかということも頻繁に考えています。

独立して1年間でわかったことは、

「ひとり税理士がクラシックな税理士業務を、心身ともに無理なくできるのは年商で1,500万円くらいまでなんだろうなぁ。」

ということです(もっとできる人もいるのでしょうが)。

なので、「クラシックな税理士業務で年商2,000万円は、無理だし事故(税務上の)を起こしそうだなぁ。」と感じています(あと楽しくなさそうだなぁとも)。

「わたし自身はどこまで稼ぎたいのか。」

「どんな人生を歩んで生きたいのか。」

というように迷うことも多かった1年だったといえます。

「じゃあ、どうするの。」

と思われるかもしれませんが、いまのところはもうそれほどクラシックな税理士業務を増やしたくないと考えています。

なので、ひとまずは「ひとり税理士」を続けていこうと考えています。

事業の目標のひとつが、「税務顧問売上がゼロ円でも生きていける。」

ということなので、スポット売上の比率を高くしていければなぁというのが、今後にやりたいことのひとつかもしれません。


まとめ


2020年7月1日に当時37歳の税理士として、独立開業をしました。

ひと言でいえば、独立したのは本当によかったということです。

まだ1年なのか、もう1年なのかはわかりませんが、これからも色々と考え、ときには悩みながら事業を営んでいきたいと考えています。

このブログは最低でも1年間は毎日書こうと決めていたので、書き続けられたことはひと安心です。

とはいっても、このブログに関しては「わたしの生きた証。」ということで、もうしばらくは続けていきます。


【おわりに】

ひとまず毎月1日に独立開業を振り返るという記事は、これで完了とします。

マンスリーで書く記事が決まっていると、ブログの更新が楽だったりします。

さあ来月からは、1日に何を書こうかなぁ。。。

こんな人が書いています。。。


【一日一新】

ある回鍋肉

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