事業を行なっていたとしても、
「じぶんで経理をやっていない。」という方がいるかもしれません。
そのひとつの理由として「経理は女子がやるものだから。」と考えているのであれば、
「経理はじぶんでやるべきものだ。」と考えを改めていきましょう。
経理女子に経理を頼りすぎてはいけない
独立して事業を行なっているひとのなかには、
「経理は女性がやるもの。」だと考えている方もいることでしょう。
「結婚しているじぶんの奥様にやってもらう。」
「経理女子という社員を雇ってやってもらっている。」
というようなことをしている事業者の方というのは、一定数いることだといえるかもしれません。
だからなのか、世の中には「経理女子」という言葉があるのでしょう。
たしかに「妻が簿記の資格をもっているから経理に適任だ。」ということや、
「経理職として働いていた女性を雇う。」ということが悪いということわけではありません。
とはいっても「経理は男のじぶんがやるべきでないもの。」
と考えているのであれば、その考えは改めるべきでしょう。
「男性よりも女性の方が物事を客観的に捉える能力が高いから、女性の方が経理に向いている。」
ということはあるのかもしれませんが、
「経理女子に経理を任せて、じぶんは経理なんて知らんぷり。」などということをしていると、
「じぶんの事業の構造を本当に理解する。」のが難しくなるといえますから。
じぶんで経理を行なうことによって事業に本気になれる
事業を営んでいると「営業が上で経理は下。」という考え方になることもあるのかもしれません。
「じぶんの技術や商品を売っていこう。」という気持ちだけが全面に出てしまい、
「経理なんていう細々した仕事はやっていられない。」
というような気持ちを持っている事業者の方というのも少なくないでしょう。
とはいっても、コスト管理がきちんとできていなければ、
「あれだけ売ったのに赤字。。。」ということが起きてしまうものです。
事業というのは、お金を稼ぐための手段だといえるでしょう。
そのお金が枯渇してしまうと、
「お金さえあれば仕入れられるのに、お金がないから仕入れができない。」ので、
「販売先の確保ができているにも関わらず、売るものがない。」ということが起きてしまいます。
このような資金繰りのミスをしないためには、
「じぶんで経理を行い、コスト管理や資金繰りは事業の根幹。」として行なっていくべきなのです。
「うちは優秀な経理女子がいるから。」
などといっても、その経理女子は社長であるじぶんよりは事業への本気度は少ないものです。
「実は赤字販売だった。」ということや、
「売上代金の回収が遅れているのに督促すらしていない。」
などというように経理を他人任せにしていると、
「資金繰りの重大事故」に気が付かないということが起きてしまいます。
なので、せっかくじぶんで立ち上げた事業であるならば、
「経理を行なうことによって事業の細部までのすべてを把握。」したほうが、危機時に対応がしやすくなるといえます。
事業というのは「細部をどれだけ詰められたのか。」ということで、競合他社に差をつけられるといえるでしょう。
だからこそ、細部を確認することができる経理をじぶんでやるべきなのです。
経理をやれば「良いときも悪いときも」向き合える
「あまりにも事業がうまくいっていないから、経理の数字を見るのが怖すぎる。」
というようなこともあるかもしれません。
しかし、事業を始めたのであれば、
「いい状態のときも悪い状態のときも、なるべく早く事業の状態を確認していくべき。」だといえます。
その事業の状態を確認するために、経理をじぶんでやる必要があるのです。
「売上が拡大しているけれども、仕入は足りているのか。売上代金の貸倒れはないか。」
「売上が低迷しているから、固定費を中心にコストカットができないか。」
などというように「いまの事業の状態を確認することで次の一手。」を考えていく効果が経理にはあるといえます。
じぶんの事業に向き合える時間というのは、
「事業をしていると実はあまりない。」といえるかもしれません。
なので「いいときも悪いときも事業に向き合うために、経理を行なう時間をつくる。」
というスタンスで「経理をやるための時間。」は、必ず確保するようにしましょう。
じぶんで経理をやるからこそ、現状からの突破口が見つかるようになり、
「悪い状態であればあるほど、燃えてくる。」というような感覚になるかもしれませんよ。
まとめ
「経理はだれがやるべきか。」
といえば「社長であるじぶんがやるべき。」です。
「経理は女子がやるもの。」といったことではなく、
「神は細部に宿るから、経理を行なうことで事業の細部を突き詰めていく。」
というように、積極的に経理を行なっていくべきでしょう。
【おわりに】
デジカメのSDカードって、この20年で相当安くなりましたよね。
むかしは128MBで6,000円はしたような感覚があります。
それがいまは128GBで3,500円ほどですもんね。
学生時代に「カメラと比べてSDカードって高すぎだよなぁ。」と泣きそうになった記憶が。。。
【一日一新】
SONY ZV-E10