「銀行への季節の付け届けを。。。」は必要ないものです。
年賀状、お歳暮、お中元
「夏頃になるとお中元を手に取引先を訪問してくる。」
「冬頃になるとお歳暮を手に取引先を訪問してくる。」という銀行員がいたりするものでしょう。
このようなお中元やお歳暮は、担当の銀行員が独断で持参しているわけではなく銀行内部で作成されたリストに基づいて持ってきているといえます。
「早く、全部持っていけよ。。。」
と機嫌が悪くなる支店長もいるので、お中元やお歳暮を持っていくことに対して妙な緊張感を銀行員としては持っていたりするといえるのです。
「暑いし、寒いし、カブのカバンが埋まるし。。。」などといった悪態をつきながら配っているかもしれません。
などというような、お中元やお歳暮はお客様からの評判もよく銀行員時代のコミュニケーションツールにはなっていたといえます。
それこそ、これらの贈り物をきっかけにひさびさにコミュニケーションが取れる取引先もいたりしたものでした。
銀行への年賀状、お歳暮、お中元はわざわざ贈る必要はない
銀行取引をしていると「銀行さんも、お中元やお歳暮を持ってくるしなぁ。」などといったことを考えたりもするものかもしれません。
「うちも何かを贈るかなぁ。」といったように。
そんななかでも取り組みやすいのが「年賀状」だともいえるでしょう。
「せっかくの機会だし、銀行にも年賀状を出しておこう。」と。
わたしもこのような話を聞いたことがあったといえるかもしれません。
銀行と融資取引を円滑におこないたいなら「銀行へ年賀状は必須だ。」という話を。
たしかに、銀行へ年賀状を贈ることで担当の銀行員から電話がかかってくる場合もあったりするものでしょう。
「社長、年賀状ありがとうございます。近々お話できればとおもっています。」といったような電話がかかってくるかもしれません。
なので、年賀状などの贈り物は銀行取引でもコミュニケーションのひとつにはなるといえます。
とはいっても「年賀状やお歳暮を贈ることで、その後の融資取引がうまくいく。」ということはないと考えていいものです。
年賀状、お歳暮、お中元を贈るよりも試算表を見せよう
「年賀状を送ったら担当の銀行員から連絡が来た。」ということはありえるものです。
ただ、年賀状やお中元、お歳暮を贈ったことで銀行取引が円滑に進むということはないと考えていきましょう。
「じゃあ、銀行へは何を贈るといいのさ。。。」といえば、毎月確認しているはずともいえる試算表などを贈るほうが効果は高いといえます。
それも「ただ試算表を渡す」というのではなく、
銀行員へ連絡を取り銀行へ自ら訪問するか、会社に来てもらい試算表の内容となった理由や事業内容、今後の見通しなどを伝えていくといいのです。
なぜなら「試算表を定期的に渡しているよ。」
といった会社は少数派だといえますし、貰ったことをすぐに忘れてしまう年賀状などよりも銀行との親密度を高めるツールだからです。
「銀行員は意外にじぶんの会社の事業内容を理解していない。」
「銀行員は意外にじぶんの会社の業界動向なんてさらに理解していない。」
「銀行員は意外にじぶんの会社の期中の業績なんて全く理解できていない。」
ということは、社長が思っているよりも銀行員あるあるだといえます。
なので、銀行への贈り物は銀行員が最も欲しがっているといえる自社の情報を贈っていきましょう。
「あの社長は頻繁に事業内容や動向を教えてくれるから。」といった印象のほうが、年賀状やお歳暮などの贈り物をもらうよりも銀行員としては印象に残りやすいものです。
まとめ
年賀状やお歳暮などは贈る必要もないと考えていいといえます。
【おわりに】
最近、ビットコインやカブアンドについて聞かれる機会が増えてきた感があったりも。
カブアンドはいまいち仕組みを理解していませんが、発想自体はおもしろそうではあるよなぁと。。。
【一日一新】
スンスンのエコバック