「聞き役を意識する」としたほうが、相手との心の間に橋はかかるかなぁといったお話を。。。
認めてもらいたいと口数は多くなる
社会人になってからは、一度も実物が見えるものを売ったことがないともいえます。
税理士業で「節税に効くツボをだから。。。」と壺を売りつけるようなことはありませんし、
銀行員時代も現物のお金を売っているというよりは、実態のないお金を売っているという感覚だったものです。
そんな実物が見えないものを事業として扱っていると、しゃべりたがりになる気持ちは理解できるといえます。
「この金利で実行できるのは今月末まで。」
「この保険は節税にばっちり。」
「これに投資をすると将来の事業収益の大きな柱になる。」といったような。。。
ただ「しゃべりたがりのひとが売れていたか。」といえば、そんなことはなかったかなぁと。
心の橋はしゃべりたがりだとかからない
「何かを売りたいとき。認めてもらいたいとき。」というのは、言葉数が多くなってしまうのは仕方がないのかもしれません。
「マシンガントーク。」といった承認欲求の塊のようなキーワードもあったりするものですから。
ただ、ひとに質問させずにマシンガントークを繰り広げたり、ニーズを無視した話術ほど面倒なものほどないものです。
「いやいや、ひと呼吸おいてこっちの話を聞いてよ。。。」などと叫びたくなるともいえるかもしれません。
だからか、ひとと言うのは「話を聞いてよ。」と考えている動物だといえるのでしょう。
話を聞いてもらえたからこそ、気持ちが良くなるものですし「話を聞いてもらえたから買う。」といった行動も取りやすくなるものです。
それこそ「きみはセールストークでゴリ押ししないから信頼できるよ。」と銀行員時代に言われたひと言が忘れられないともいえます。
などというように「セールストークを聞いたから。」というのではなく、
「じぶんの話を聞いてもらえたから。」ということが行動のきっかけになるといえるのかなぁと。
心配されるほどひとの話を聞く
だからか「合いの手を入れる。ツッコミを入れる。」ということを意識したほうが、しゃべりたがるよりも相手との心の橋はかかるといえるかもしれません。
税理士業でも提案をするといったことと、相談を聞くといった割合は「相談を聞くをメインに」としたほうがお客さまの満足度はあがったりするのです。
それこそ「今日はホントに楽しかった。。。」などとお客様との食事会で言われるのも、聞き役を意識した場合だからだともいえます。
また、事業を営んでいるなかで「話を聞いて貰える。」といった場面は、実はそれほど多くなかったりするんですよね。
わたしにも顧問などの相談役がいれば話を聞いて貰えるかもしれませんが、そうではないので相談相手というのはいないともいえます。
そのような感覚を持っている事業を営んでいるひとは、少なくないのかなぁと。
そんな相手と「心と橋がつながった。」となるのは、話を聞くことを意識したときだといえるかもしれません。
まとめ
相手との心の橋をつなげていくことを意識してみてもいいのかなぁと。
【おわりに】
税理士資格を持たずに、税務相談を受けたり税務申告を行う違法行為を行っているひとは「にせ税理士」と呼ばれていたりするのです。
そんなにせ税理士のひとに出くわす場面も少なくないのですが、
「オレだって税金のこと、詳しいんだぜ。。。」的なマシンガントークが過ぎるんだよなぁと。
そして、そんなひとのお腹が強烈に出ていると「あぁ、まさに偽物っぽいわぁ。」なんて腹落ちしていたりするという。。。
【一日一新】
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