「試算表なんて一切見ずに経営しているよ。」といったことは銀行融資対応においても避けていきましょう。
毎月業績の確認はしたほうがいい
事業を営んでいると「じぶんは革命的にイケているかもしれない。」などと考えたりもするものかもしれません。
「世の中にないアイデアやサービスがどんどん溢れてくる。」と。
たしかに、事業を営んでいる方のなかには世の中にないものが見えていたりもするでしょう。
「こんな製品をつくれば売れるはず。。。」などと、特許権を取得して意気込んだりもするものかもしれません。
そのような革新性が世の中を発展されていくものですし、ライフステージ変革をもたらすのだといえます。
とはいっても「じぶんのアイデアが常識に縛られてしまうから。。。」などと毎月の業績を確認することを避けていくと銀行員からも嫌われていくといえるものです。
試算表を見ない社長は銀行員に嫌われる
「直近の試算表ってどこまでできていますか。。。」などと、考えるよりも先に口から出てくるともいえる銀行員。
そんな試算表は毎月確認したほうがいいものですし、作成していないのであれば今日からでも動き出したほうがいいといえます。
数字で銀行員と話すことができないから
銀行員としての仕事のおもしろさのひとつは、取引先の夢を広げることだともいえるかもしれません。
「画期的な製品をつくれそうなんだ。」とも言われれば、設備資金や運転資金の融資を何とかして実行したいと考えるものです。
とはいっても、ビジョンなどの観念的な話を聞き続けるのは銀行員としてもつらい時間だといえます。
「この社長は常に白昼夢でも見ているのか。。。」などと銀行員は考えてしまうからです。
たしかに、銀行員に対しては「会うたびに事業内容の説明をすべき。」だといえるでしょう。
それでも、事業内容や今後のビジョンなどの話だけでは飽きてしまうのです。
「数字はどうなっているんさ。」などと考えながら。。。
なので「試算表を見せてもらえませんか。」といったように、経営の数字を確認しながらじぶんが協力できる場面を銀行員は探りたくなるといえます。
銀行員の仕事の中にも事業への想いや世間話を聞けるのは貴重な時間だといえるものですが、決算書や試算表などの実績をもとに行動をしていかなければならない職業なのです。
だからか「数字を一切見せてくれずに、ただただ話が長い。」と感じる社長のところへは足が遠のいてしまうといえます。
最近「あの銀行員来ないなぁ。」というのは、社長が試算表を見ずに観念的な話を繰り返しているからだとも考えたほうがいいでしょう。
融資申し込みのタイミングがズレているから
銀行融資というのは、
「お金が必要そうで、なおかつ融資したお金が返って来そう。」と銀行が判断したから受けられるものだといえます。
なので、融資の申込みにはタイミングがかなり重要だといえるものです。
「あの設備投資をしたんだけど、いまから設備資金として融資を受けられる?」といったことや、
「いま赤字っぽいんだけど融資は受けられる?」といった質問に対しては銀行員もゴーサインを出せないといえます。
このような話を受けると、
「もう少し前のタイミングだったら融資は実行できたのに。。。」といったことを銀行員は考えるものなのです。
そんな融資申込みのタイミングを間違えないために、社長は試算表を確認すべきだといえます。
社長が確認した試算表を銀行員に見せながら、
「いまは黒字の状態でさらに業績を盤石にするために。。。」などというタイミングなら銀行員は動きやすくなるのです。
それが「いまの数字はわからないんだけど融資をして欲しい。」といったことを言われた場合には、その融資申し込みを放置してしまう銀行員もいるといえるかもしれません。。。
担当の銀行員が銀行内部を説得するためには、
「だれもが融資を実行したい。」と感じる適切なタイミングを「社長が数字で示す。」べきなのです。
だからこそ、毎月の業績を確認して融資が受けられそうなタイミングを試算表で図るべきだと考えていきましょう。
赤字決算になってしまうから
銀行員というのは、
「せめて、じぶんが担当している間は貸し倒れないで欲しい。。。」といった心情で仕事をしていたりもするといえます。
なぜなら、貸し倒れがあったりすると人事評価にも響くものですし、予定していた仕事を脇に追いやってでもその対応をしなければならないからです。
なので「貸し倒れの懸念がある会社への融資には前向きになれない。」と銀行員は考えているといえるかもしれません。
そんな前向きになれない会社が「赤字決算の会社。」だといえるものです。
たしかに事業を営んでいると、赤字決算になってしまう場合もあるものでしょう。
とはいっても、銀行員というのは赤字決算の会社が赤字からの回復する可能性については測りかねてしまうといえます。
それこそ「たまたま赤字になった。」「節税対策で赤字にした。」というような社長のセリフは一切耳に入らないといえるかもしれません。
むしろ「たまたまや節税のために赤字になったのは来期もそうなるんだろ。。。」とも疑いを持つものです。
だからこそ「銀行員は赤字決算を嫌う。」ということは認識をしたほうがいいといえます。
そんな銀行融資対応にとって不利となる赤字決算を避けるために、試算表を毎月確認して軌道修正をしていくべきなのです。
毎月、業績を確認すると「いま赤字だから対策を。。。」といった時間も確保しやすくなり、結果的に融資が受けやすい決算書にもなるといえるものでしょうから。
まとめ
試算表を毎月確認するから財務体質が強い会社になって、銀行融資対応にも有利になるといえます。
【おわりに】
車の運転をしているとホントに寒くなってきたなぁと感じます。
いま乗っている車は「シートヒーター」といって、シートが暖かくなる機能があるので凄い利用していたりと。
ぼくは違うのですが「地主だったらこれはおしりが超気持ちくなるんじゃないか。」などと変な妄想をしていたりです。。。
【一日一新】
守山乳業 喫茶店の味ココア