借り入れ本数を増やすよりも折り返し融資をおすすめする理由

新しく銀行融資を受ける場合。

「もう一本別の融資を受けるか。」といったことと、

「いまの融資を折り返したほうがいいのか。」などと考えたりもするものでしょう。

折返し融資を受ける方がいいといえます。


これは適正な本数なのかもしれない。


折り返し融資は支払う利息の総額が増える


「折り返し融資を受けるか。」

「それとももう一本別の融資を受けるか。。。」と悩む場合もあったりするものでしょう。

その際には「借入金利が大幅に異なる。」といったことがあるのであれば、もう一本新しい融資を受けたほうがいいといえます。

なぜなら、支払う利息額が少なくてすむから。

また「いま受けている融資が信用保証協会付き融資で、提案を受けているのがプロパー融資。」といった場合にも、新しく借入本数を増やすことを選択すべきでしょう。

「プロパー融資を受けている。」というのは、他の銀行に対しても大きな信用を生むことになるからです。

そして、金利がほとんど同じ場合でも、

「もう一本新しい融資を受けたほうが支払う利息は少なくなる。」といえます。

たとえば、当初の借入額が1,000万円でいまの借入残高が600万円の場合に、

「折返し融資を受けて1,000万円。」として借り換える場合と「残高600万円と新規融資400万円の2本借入となる場合。

支払う利息の総額は、

折返し融資1,000万円を受けた場合には約254,100円

既存の融資と新規の融資を受けた場合の支払利息総額は、

残高600万円は約97,500円 + 400万円は約101,500円

=199,000円

(5年返済をベースに試算)

なので「借入残高が同じ1,000万円でも、折返し融資の方は金利負担が増えるから損。」だとはいえるでしょう。

だからか「支払う利息額を少なくするために借入本数が増えても構わない。」と考えたりもするのでしょうし、悩まれたりもするものでしょう。



折返し融資は返済負担が減るのでキャッシュは残りやすい


「決算書は黒字なのに会社の預金が全然増えないのは、税金のせい。。。」などと考えたりもするかもしれません。

もっと、腕のいい税理士さんに依頼したほうがいいのかなぁと。

ただ「税金が。。。」といっても、儲かった分以上の法人税を支払うことはないのでそれは気の所為だといえるものかもしれません。

法人税の負担は黒字額の30%ほどだといえるので。。。

そんな会社の預金が増えない理由のひとつには「銀行融資の元金返済額に原因がある。」ということがあったりするものです。

銀行融資の元金は、

「借りたときには利益にならないから返済しているときには経費にならない。」という性格を持っているといえます。

だからか「経費になっていない隠れた支出。」ともいえるのが、銀行融資の元金返済だといえるのです。

そして、その元金返済は「借入の本数が増えるほど増えるもの。」といえます。

たとえば、1,000万円の折り返し融資を5年返済している場合には、

月々の返済額は約166,600円

当初、1,000万円の融資(現在の残高600万円)と新規で400円の融資をともに5年返済している場合には、

月々の返済額は約166,600円 +400万円の月々の返済額は約66,600円

= 233,200円

となるので「借入が2本になると元金返済額が増える。」といえるものです。

なので「折返し融資を受ける場合よりも、借入本数を増やした場合の方が稼ぐ金額を増やさなければならない。」といったことには注意をすべきでしょう。


いざとなったら融資を受けられるとは考えないほうがいい


「たしかに毎月の元金返済額が増えるのはわかるんだけど、利息の支払いがなぁ。。。」

「そして、うちはいままでも銀行融資を受けられてきたし多少返済額が増えて資金繰りが重たくなったら、また融資を受ければいいし。」

と考えたりもするものでしょう。

たしかに「いままで融資を受けられてきたから。」という実績があるのであれば「多少の赤字くらいなら銀行融資は受けられる。」といえるものです。

銀行との取引履歴が長いほどその銀行に情報が蓄積されているので、伴走型支援も受けられやすいとはいえるものかもしれません。

ただ「いままで融資を受けられてきたから。。。」という実績は、いつでも続くものではないといえます。

たとえば「その支店の支店長が代わったことによって融資姿勢が代わる。」といったこともあるものですし、

「どうしようもない担当者が付いて、融資案件が進まない。」といったこともあり得るものです。

ましてや「急激な市況の変化で業績が大幅に悪化してしまった。」となってしまうと、

銀行員としても「この取引先は融資引き上げの方向で。。。」と考えて、融資の実行を渋ることもあったりするといえます。

そして「借入本数が増えたから一本化してほしい。」というのも、

銀行の事情によっては「じゃあ、リスケということですね。」などということにもなりかねないものです。

「経営は未来を見据えるもの。」といった意識は必要だといえます。

とはいっても「来月にはどうなっているのかわからない。」ということをコロナ禍を経て感じた事業者の方も少なくないでしょう。

そのような想定外が起きた際に、

「利息の支払いが軽くなるから。」といって経費にならないキャッシュアウトを増やしてしまうと、

「予想以上にハイペースで会社からお金がなくなっていく。」ということもあり得るものです。

だからこそ「多く支払う利息は経営の安全保険料。」と考えて、

「折り返し融資をベースに元金返済を減らす。」といった選択肢をとって欲しいのです。


まとめ


折り返し融資の条件が整っているのであれば、第一の選択肢とすべきです。


【おわりに】

今日は、ひさびさにHPにエラーが出て焦ったという。。。

ただ、chatGPTに質問しながらサーバーを触っていったら数分で復旧しました。


【一日一新】

バーミヤン ホイコーロウ定食

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