「あの銀行のほうがうちの会社に対する理解も深いからメインバンクを代えようかなぁ。」といったことを考えているなら、今回挙げたようなことを行なっていきましょう。
プロパー融資の実行で次につなげたいと銀行員は考える
「手っ取り早くノルマを達成するなら信用保証協会付き融資のほうが楽なんだよね。」といったことを銀行員は考えているものです。
それこそ、コロナ禍における信用保証協会を利用したゼロゼロ融資なども銀行員にとっては手間がかからない融資商品だったといえるものかもしれません。
そんな協会付き融資とは異なり融資稟議書を本部に取り上げることも多く、手間がかかるプロパー融資。
「なぜ手間がかからない協会付き融資よりも、わざわざ手間のかかるプロパー融資に銀行員は取り組むのか。」といえば、
「その融資先の未来にかけて少しでも条件のいい融資を実行することで、メインバンクになりたい。」と銀行員は考えるからです。
とはいっても、
「せっかくプロパーで実行したのに、社長の対応がこんなだったらメインバンクになることは諦めて次からは協会を使うかなぁ。。。」
などということを社長の対応次第では銀行員も考えたりするといえます。
サブバンクからプロパー融資を受けて「メインバンクへの昇格を考えている。」ならこんなことをするのもあり3選
サブバンクがプロパー融資を実行する場合には、
将来に渡って取引を深めていきたいからそのプロパー融資を実行しているといえます。
そして、そのような熱意を感じると「メインバンクへの昇格。」を社長も考えたりもするものでしょう。
なので、サブバンクからプロパー融資を受けたあとには社長からの熱意として次のようなことを行なっていきましょう。
売上の入金口座として利用する
「プロパー融資を実行する。」といった場合には、
「うちはサブバンクだけどその会社と本気で取引を深めたい。」といったことを担当の銀行員は考えているといえます。
そんな銀行員にとっての「関係を深める。」といった行為には、
「売上代金の入金口座として使ってもらいたい。」という考えもあったりするものです。
だからか「社長、売上の入金口座としてうちの銀行を使ってください。」といった依頼を受けたりもしたことがあるものでしょう。
「売上代金の入金口座として使うと銀行にとってはどんなメリットがあるの。。。」といえば、
「返済原資を確保しながら、その会社のお金の流れを掴める。」というメリットがあるからだといえます。
「売上代金が入金されるからといっても、返済原資が確保されるわけじゃないでしょ。。。」
といっても、売上代金の入金口座として使われないとその銀行としては不安になるものなのです。
「預金口座の動きがないし、預金口座が空っぽじゃん。。。」
「事業がうまくいっていないのか。。。」などと。
また、売上代金の入金口座として利用してもらうことで預金が滞留していくので、銀行としても融資を行なう際の実質的な金利が高く取れるという効果もあるものです。
このように、預金口座に売上の入金があることで、
お金の動きが把握でき実質金利を取れることにもなり、安心して次の融資提案を銀行員も行えるといえます。
なので、サブバンクをメインバンクへの昇格を考えているのであれば売上の入金口座として利用していくことは検討していきましょう。
信用保証協会も利用する
「なんとかメインバンクへのきっかけとして、うちの銀行も割り込みたい。」
という考えからサブバンクがプロパー融資取引を始めるということもあったりするといえます。
そのようなスタンスでプロパー融資取引をしたとしても、いずれは他の銀行との足並みを意識するのが銀行員の習性だといえるかもしれません。
たとえば「すべての銀行から協会付き融資を受けていない。」ということであれば、その銀行員もプロパー融資だけを選択することに違和感を覚えないものです。
ただ、メインバンクなどの他の銀行で信用保証協会を利用している場合には、
「次の融資は協会付きとプロパーの抱き合わせで提案させてもらえませんか。。。」などというよう信用保証協会も利用したい趣旨の提案もするものだといえます。
その際には「うちはお宅の銀行とは協会付きで取引をする選択はない。」
などと言わずに信用保証協会を利用してもらうことも検討していきましょう。
「いずれはメインバンクへ。」と考えているのであれば、信用保証協会内での融資シェアも意識すべきだからです。
なので「信用保証協会の使い所を間違ってはいけない。」ということも、サブバンクをメインバンクへの昇格を検討する際には必要な勘所だといえます。
担保があるなら担保提供もする
「事務所や工場、社長の自宅を事業の担保に入れている。」といったことも融資取引をしているとあったりもするものでしょう。
そんな担保の提供は、融資シェアが多いメインバンクを優先的に行なっていくべきだといえます。
とはいっても、事業の状況によっては「メインバンクよりもサブバンクの方が積極的にプロパー融資を提案してくる。」といったこともあったりするでしょう。
そのようなサブバンクが無担保・無保証でのプロパー融資で取引を深めていったとしても、
取引が続いていくにつれて担保の提供を求めてきたりもすることもあったりするものかもしれません。
たしかに「担保として取っているものを他の銀行に移す。」というのはメインバンクとしては嫌がるものだといえます。
ただ、その担保の価値に余力がある場合には第2順位以下であったとしても、
その不動産などの担保を提供してもらいたいとサブバンクの銀行員も考えるものです。
なので「メインバンク以外には担保提供をしないんだ。」などと言わず、メインバンクへの昇格も検討しているサブバンクへは担保提供を検討していきましょう。
それこそ「今後もメインバンクとしてふさわしいのはどの銀行なのか。」といったことを考えて担保の価値を利用していくのも融資対応には必要だといえます。
だからこそ「担保の使い方に無頓着ではいけない。」というのも、サブバンクをメインバンクへの昇格を検討している際には考えていくべきなのです。
まとめ
サブバンクをメインバンクにすることを考えているのであれば、その銀行の熱意を感じ取った行動をしていくべきだといえます。
【おわりに】
まだ5月に入ってからまともに事務所に行っていないという。。。
明日は事務所へ行く予定なんですけど。。。
【一日一新】
キャベツ千切りスライサー