「今日も領収書を紙に貼っておくかぁ。。。」
などということは、やらなくていいですよ。
経理にはレシートや領収書は必須なもの
「この支払いは事業との関連があるから経費になるよなぁ。」
ということを考えて、お金を使うという場面もあるでしょう。
また「ダイジョブ。ダイジョブ。経費にしとくから。」
などと友人に「格好をつけて支払いをする。」ということも、事業を営んでいるとあるかもしれません。
たしかに「事業に関連する支出は経費になる。」といえます。
なので、じぶんで経理を行なう際には「事業に関連した支出。」は経費にしていくべきなのです。
とはいっても「あのときの支払いはいくらだったかなぁ。。。」などと、
「かつての記憶を呼び覚ましながら経理を行なう。」という場面はないといえるでしょう。
なぜなら、経理というのは「支払いの事実が確認できる資料を確認しながら行なうもの。」だからです。
その支払いの事実を確認できる資料のひとつが「レシートや領収書。」だといえます。
「いやー、じぶんは記憶力がいいからレシートや領収書なんていちいち残してないし、そんなの見なくても経理ができちゃうんだよね。」
という方もいるかもしれませんが、
「レシートや領収書は、保管しておかなければ税務上の経理の要件を満たしていない。」ことになります。
だからこそ、経理を行なう際にはレシートなどはきちんと保管しておき、
その保管しておいたレシートなどを確認しながら、正確な数字をもとに経理を行なうべきなのです。
じぶんで経理をやるからといっても領収書は貼り付けなくていい
税理士業界に転職をした際に衝撃を受けた仕事のひとつに、
「お客さまから預かった領収書などをコピー用紙に貼っていく。」というものがありました。
「あなた入ったばっかりで暇そうだから、これを糊付けして貼っておいて。」ということがあったなぁと。
たしかに、領収書などをぐちゃぐちゃにして保管しておくよりも、コピー用紙に綺麗に貼ったほうが見栄えはいいといえるでしょう。
とはいっても、事業を営んでいるのであれば、
「領収書などをわざわざ紙に貼り付ける。」などということをしてはいけません。
「領収書などの紙を保管しておかなければならない。」
というのは税法上の要件にはなっています。
しかし「このように保管しなければならない。」という決まりはないといえるのです。
なので「領収書を紙に貼る」などという時間は、事業にとっては無駄な時間だといえるでしょう。
「じゃあ、領収書などはどうやって保管しておいたらいいの。」
といえば「このようなものに入れておけばいいのかなぁ。」
といえるかもしれません(最近買ってみたのですが、なかなかよかったです)。
経理で時間を使うべきは業績の確認と次の一手の検討
事業を営んでいるのであれば、大切にすべきことは「時間を活かす。」ということでしょう。
その時間という限られたものを活かすためには、領収書などを紙に貼っているのは「時間の無駄」だといえます。
そして、時間を活かすためには「経理の目的は現状の確認をすること。」だと考えるべきです。
「数字の羅列では目が痛くなり、業績がよくわからない。」
というのであれば、グラフにして業績を確認してみるのもいいでしょう。
経理をじぶんで行なう利点というのは、
「タイムラグが少ない状態で業績を確認でき、次の一手が打ちやすくなる。」ということだといえます。
なので、経理を行うのであれば試算表の作成だけで満足するのではなく、
未来の予測の数字を入れて、少し先の経営状態を予測しておくということも必要なことです。
また、資金繰り表をつくりお金の動きを可視化するということもやっていきましょう。
まとめ
「経理はじぶんで行うべき。」
といっても「領収書などを紙に貼ってはいけない。」といえます。
そのようなことに時間を使うのであれば、経理の結果を確認し次の一手を模索していくべきです。
【おわりに】
税理士業界に転職して「この領収書を貼っておいて。」と指示されたときに、
「そんな無意味な仕事はないでしょ。」
などと考えて何日間も一切やらずに放置していたら、
「そのお局とちょっとした言い合いになった。」ということもあったなぁと。。。
【一日一新】
茨城名物なっとう味スナック(これは美味しいです)