家は欲しいけど、こんな要件が満たされないと「大事なお金を使う気にならない。」という話をしていきます。
家を建てたい。買いたいとは思う
「そろそろ家を買わないんですか。」
といったことを言われるシーンがときおりあったりします。
たしかに「じぶんの家が欲しいなぁ。」と思うこともあります。
「車が最低2台停められる車庫が付いている。」
「生ドラムが叩け、マーシャルのアンプをフルテンにしてもまったく音漏れせず、ご近所迷惑にならない。」
「100インチ超のプロジェクターを投影できる白い壁がある。」
「足を伸ばせるお風呂がある。」
「風呂掃除やトイレ掃除、シンク周りを掃除しなくていいような設備となっている。」
「庭でバーベキューやサッカーができる。」
「50mプールがある。」
「急行が止まる最寄り駅から徒歩5分以内の立地。」
などといったように、欲しい家の条件というのを考えることもあるものです。
そして、このような条件の家が手頃な値段であれば欲しいとは考えています。
こんな要件が満たされないと「家を建てよう・買おう」とは思わない
それでは「こんな要件が満たされないと家を買おうとは思わないなぁ。」
といったものを挙げていきます。
住宅ローンがノンリコースだったら買う
「家を建てる。買う。」
という場合には「銀行から融資を受けて代金を支払う。」ということが標準的な購入方法だといえますよね。
そして「住宅ローンが借りられたから家を買う。」という人が圧倒的に多いことでしょう。
なかには「銀行が住宅ローンを貸してくれるということは、この家には担保価値がある。」
だから「この家の購入をしたじぶんは目利きだ。」と思われるひとも多いかもしれません。
とはいっても、銀行が住宅ローンの貸付を行う際には、
「その住宅の担保価値。」などというのは、ほとんど審査もしていないといえるものです。
「なぜ、銀行は住宅ローンの貸付を行う際にその住宅の担保価値を丁寧に調べないのか。」
といえば、日本の住宅ローンのほとんどがリコースローンだからです。
「そんなのあたりまえだろ。」
と思われるかもしれませんが、住宅ローンがノンリコースローンであれば、
「銀行は住宅価格を真剣に審査をし、担保価値があると判断をされた住宅が世の中に流通される」ことになるといえます。
なぜなら、ノンリコースローンの場合には、その住宅価格に関しては最終的に銀行が支払い義務を負うことになるといえるからです。
なので、住宅ローンがノンリコースローンであれば、銀行は本気になってその住宅の価値を評価することになるといえます。
そうすると、その銀行がその価値を判定したということになり、
「売却した場合には債務負担を逃れられる。」ことができるので、安心してその家を購入することができるのです。
しかし、日本の住宅ローンの多くはリコースローンなので、
「住宅の担保価値なんてそこそこの調査で切り上げて、最終的な負担は債務者に負わせればいいや。」
というスタンスで住宅ローンが実行されているといえます。
というように「担保価値が曖昧な住宅を買うのは嫌だ。」
と考えているので、ノンリコースローンではない住宅ローンを組んで家を買う気にはならないかなぁと。
住宅ローンの返済期間が15年以内だったら買う
「いつかは夢のマイホーム。」
というように「住宅ローンを組んで家を買う。」というのは、人生の勝者の法則だといえるかもしれません。
とはいっても「住宅ローンを35年間組んで家を買うというのは、ちょっとなぁ」と。
たしかに「35年の住宅ローンの支払いが終われば、その家はじぶんのものになるから賃貸よりは得でしょ。」
と言われれば、その通りだという気もします。
とはいっても「35年も耐えられる状態で日本の住宅はつくられているのか。」という問題もあるでしょう。
多くの住宅は35年も経つとかなり傷んでいるともいえるので、
「抜本的な大規模修繕が必要。」だということもあるものです。
なので「ローンが支払い終わる頃かローンが支払い終わる前に、住宅の大規模修繕という多額の支出がある。」というような返済期間では、家を買おうとは思いません。
そして、人生というのは「せいぜい15年ほど先くらいまで。」しか見通すことができないでしょう。
たとえば「3歳だった子供が18歳頃になるまでは生活スタイルというのは大きく変わらない。」
といえるかもしれませんが、その後は大きく変わっていくものですよね。
それどころか、その15年間もどうなっているのかわからないにも関わらず、
「35年間も同じ場所に住み続けなければならない。」というのは、苦行だよなぁと。
何ヶ月か住んだ後に代金の支払いでいいなら買う
「住宅の購入は人生で一番大きな買い物。」
と言われているのに違和感があることのひとつが、
「人生最大の買い物にも関わらず、納得いくまで試すことができない。」ということです。
特に違和感を感じるのが「モデルルームを内見しただけで住宅を購入する。」ということ。
住宅の設計や施工というものは、プロがやっているので確かな品質でつくられているのでしょう。
とはいっても、
「設計通りに施工されていない。」
という住宅は思いのほか多いようにも感じますし、
「そもそも35年も持つような設計になっていない。」ということもあるんじゃないかなぁと。
そのような事情が考えられるのに、
「試しに何ヶ月か住んでから購入金額の支払いをする。」
ということになっていない「いまの住宅の購入形態」に対しては、違和感を感じてしまいます。
「人生最大の投資を一か八かの博打で行なう。」
というのは変だよなぁと。。。
なので「最低でも3ヶ月間試しに住んでから購入代金を支払う。」という購入形態か、
「四季を一回転して、納得をしたら購入代金を支払う。」ということではないと、大金は支払えないと考えています。
「中古住宅なら、すでに住んだひとが十分な品質を証明しているでしょ。」
ということも感じるかもしれませんが、
「そもそも日本の住宅は、35年間耐えられるようにつくられていない。」
ともいえるので論外でしょう。
まとめ
思いの外「家を買わないの。」というようなことを言われるシーンは多いです。
そして「じぶんの家が欲しいなぁ。」ということを考えていたりするときもあります。
とはいっても、
「銀行が満足に担保調査をしていない住宅に35年ローンを組むこと。」にも納得ができませんし、
「一旦住んで納得してから購入代金を支払う。」
ということもできずに、人生最大の支払いをするということにも納得ができないかなぁと。
こんな博打に投資するなら「イーサリアムなどの暗号資産に賭けるほうがマシだよなぁ」と考えてしまいます。
まあ、すべては貧乏人の戯れ言だといえるかもしれませんが。。。
【おわりに】
今日、YouTubeの全動画に「綺麗に低評価をひとつずつ押されていく。」という経験をしました。
「ふざけんなよっ。」
というよりも「あぁ注目されてるんだなぁ。」と嬉しくなりました。
「観てもらえない。」ということが一番悲しいことですから。。。
【一日一新】
二宮から鎌倉まで国道1号線をドライブ