事務所を借りる積極的な理由がないといえる、ひとり事業者。
そんなひとり事業者であるわたしが、事務所を借りるにあたって基準としたものを挙げていきます。
税理士業に事務所は必須ではない
税理士業をメイン事業としていますが、その税理士業には事務所は必須だとは思っていません。
たしかに、事務所を借りていることで、
「へぇー、事務所借りてるんですね。」といったことや、
「今度遊びに行かせてください。」
というように、ポジティブに捉えてもらうこともあります。
こういった言葉自体は嬉しいことですし、事務所を借りているので、仕事でもプライベートでも人を呼びやすいということはあります。
とはいっても、
「大量の書類に囲まれて、会計入力の入力作業員などといった人員を雇うことを考えていない。」
といういまのわたしのようなタイプの税理士であれば、どこでも税理士業はできるので、事務所は必要ではないといえます。
じゃあ、なぜ事務所を借りたのかというと、
「自宅事務所とした場合には、キッチンテーブルくらいしか自宅にスペースがなかった。」
からということになります。
また、じぶん専用のスペース(じぶんの部屋)というものを、いままで一度も持ったことがなかったので、事務所を借りることがそのチャンスだと思ったからということもあります。
なので、事務所を借りた大きな理由は、じぶんの作業場や秘密基地といった感覚で使っているということになります。
人を招き入れるという基準は考慮しなかった
事務所を借りる基準で最重要事項としたことが、
「人を呼ぶために借りる。」
という選択肢を、まったく考慮しなかったということです。
誰かを呼ぶため、じぶんの権力を誇示するために事務所を借りる、という考えはありませんでした。
「東京都港区で東京タワーを眺め、受付には美人な。。。」
という事務所を構えていることに対して、憧れがないわけではありません(嘘です。ないです)。
なので、「最寄り駅から近くて人を呼びやすい場所にしよう。」といったことは、一切候補に入れませんでした。
いまの事務所は、最寄り駅からの距離でいうと徒歩15分ほどかかる場所にあります。
最寄り駅からの距離では、自宅のほうが駅から近く、事務所から駅に向かうのには、
「ちょっと距離があるかなぁ。」ということを感じることもあったりします。
ただ、事務所を借りる一番の理由は、「じぶん専用のスペースが欲しかった。」ということなので、最寄り駅からは遠くても問題ありません。
事務所を借りる駅も、誰もが知っているようなターミナル駅に借りようとは考えず、いま住んでいる駅に借りています。
時折り、自宅のほうが最寄り駅から近いという話しになると、驚かれることもあります。
しかし、事務所を借りる際に重視したことが、集中できるじぶんのスペースを持つことだったので、
「事務所というのは、人を招き入れるために有名な駅で、さらに駅から近くあるべきでしょ。」
という意見は、一切考慮しませんでした。
そこそこ大きな壁が必要という基準
事務所を借りるにあたっては、「人を招き入れる」ということは一切考慮せず、集中して仕事ができる環境を重視しました。
その集中ができる環境で仕事をするといっても、
「音が一切鳴らず、何の映像も流れない状態。」といったことでは、わたしの場合には集中することができません。
仕事や人生をより豊かにするためには、「情報は浴びられるだけ、浴びたほうがいい。」と考えています。
仕事中はモニターが常時3つ稼働しており、会計ソフトやタスク管理のExcelやEvernote、そしてChromeなどが、3つの画面にすべて目に見える状態にしてあります。
さらに、escho show 8でTBSラジオかラジオ日経第一を聴き、Google Nest Hubでライブカメラをつけています。
このように、情報を浴びられるだけ浴びて仕事をしようということを決めていたなかで、もうひとつ重要なことがありました。
それが「プロジェクターが使える環境かどうか。」ということでした。
AnkerのNebula Capseul Ⅱというプロジェクターを常時つけることを考えていたので、100インチの映像を観るためには、大きな壁は必須条件でした。
プロジェクターを使うためには、ある程度大きな壁が必要になります。
なので、大きな壁やその壁との一定の距離を保てるのかということも重要な要因でした。
いまは、仕事中にプロジェクターをつけてDAZNやNetflix、Amazon Prime Videoなども常に流しています。
税理士の方のYouTubeを100インチで観ていると、目の前でセミナーをしてもらっているような感覚にもなります。
まとめ
「集中できるスペースを持つために事務所を借りた。」
といっても、ひざの上でPCを使い自宅で仕事をしていることも多いです。
そして、その状態でも「集中して」仕事はできるものです。
「事務所を借りよう。」
となると、どんどん気が大きくなってきて、
「人を呼んでも恥ずかしくない場所や、最寄り駅からの距離。」というものを、多くの人は重視するのかもしれません。
でも、ひとを呼ぶために、「カッコつけて」事務所を借りるという必要はないとおもっています。
わたしの事務所選択は、「じぶんがやりたいことをやるために、必要な場所を借りる。」ということが大きな基準でした。
事務所を借りるからといっても、
「わざわざ通勤することも手間になるので、自宅のある駅。」を選びましたし、通勤は多少の運動といった程度の距離です。
「なかなか不思議な理由で事務所を借りてるヤツもいるんだなぁ。」
と思うかもしれませんが、そんな税理士もここにいるよということで書いてみました。
【おわりに】
事務所に関しては、独立に備えて自宅を引っ越すというのもありだよなぁと思っています。
じぶんのスペースとして事務所を借りたといっても、自宅に早く帰りたい気持ちになったりするんですよね。。。
【一日一新】
新しいルートで小田原